グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

椿油絞り体験

2011年03月07日 | ツアー
私は週末2日間アンコさんに変身していました。ブログ内容は昨日の続きです

日曜日
ツアーのみなさんの中には、昨日の山歩きの筋肉痛が出た方も有りましたが大島公園で踊りを見たり、色とりどりの椿をカメラに納めたり、アンコさんに変身したりと楽しそうでした。

それから次は椿油絞り体験です。
“大島ふるさと体験館”ここは椿油絞りだけでなく、椿の花びらや明日葉の染め物、陶芸、御神火太鼓講習と色々なことが楽しめてしまう所です。



去年採れた椿の実です。


グループに分かれ、みんなで順番に臼と杵で実を潰します。見かけによらず結構大変な作業なので男の人が多いグループはやはり潰すのが早かったです。昔々はこれで作業していたそうです。

昔の人も大変だったようで足を使った潰し機も有りましたが

近年になってモーターを使った機械も有りました
今回こちらも稼働しました(モーターで臼が上下します)

潰した実(砕いた物)はふるいにかけますが大きい物が残っていると又臼に戻します(はい、やり直し)


小さく潰されたもの蒸し器で蒸します(今回の量では7分間蒸しました)


蒸しあがった物は絞り容器に詰めます。蒸されたものはとてもいい香りがします

いよいよで~す

機械にセットし圧力をかけます。下からジャキアップすると タラタラと黄金の油が出てきました。う~ん 色はおいしそうなオレンジジュース? 
お店屋さんで見る物は透明なんだけれどな?これは蒸した時の水分が残っているとの事。

その後フライパンで加熱するとぐちゅぐちゅ水分の蒸発する音。音が収まるとよく見る透明なオイルが現れました。

椿油の燈明です。手元に注目。
昔、大島でもこうして(お皿の中に油を入れ芯に火をつけます)明りを灯したことも有るそうです。(椿油だと油煙が少なく良いとの事です。燈明の火皿は普通の小皿ではなく芯がたつように技あり品ですがここの手作りなのです。ここでは陶芸もやっていますから!


最後は、椿油は髪の毛に使う物 としか思っている人の為に、明日葉の炒め物の試食ツアーのみなさん美味しく完食されていました。


椿油はいつも使っていますがこうして作られるとは…私もとても楽しい体験でした(しま)






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