グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

「森から砂漠へ!地球を感じる伊豆大島・裏砂漠オンラインツアー」のお知らせ

2020年11月20日 | ツアー
実は私(西谷)、12/17(木)開催の【オンライン東京ツアー】の中の「森から砂漠へ!地球を感じる伊豆大島・裏砂漠オンラインツアー」でガイドを務めさせていただく予定です。

先日、スタッフの皆さんと、そのための動画&写真を撮りに行ってきました。

森では、シロダモの実が真っ赤に熟していました。

クリスマスカラ〜!!

お天気は良かったのですが…

裏砂漠にある櫛形山の稜線は、ギリギリよろめかないほどの(?)風!(笑)

天気予報は「風速7m前後」だったのですが、山の稜線は倍ぐらいの風が吹いていました。

(風速測定中)

自分ではあまり写真を撮らなかったので、風を表現している写真はありませんが…


草陰が安心してお茶を飲める場所だったのは、風の強い日の裏砂漠ならでは…でした。

スタッフの方々が、「やっぱり(実際に)来てもらわなきゃだめだよな〜」と、お茶を飲みながら語り合ってくれていたのが、とても嬉しかったです😊

ちなみに、このオンラインツアーはリアルタイムのものではなく、先に撮った動画や写真をもとに、開催日にガイドが参加されたお客様とやりとりしながらツアーを行う…というもの。スムーズにご案内できるように、現在準備に邁進中です!(どこまでできるか不明ですが💦)

先着20名でツアー参加費は無料ですが、参加される方には地元のお菓子をご購入いただくことになっています。
まだ空きあるようですので、ご興味のある方は、ぜひお申し込みください😊
https://activityjapan.com/publish/plan/34414#calender

ところで、撮影中にスタッフの方が見つけてくれたステキなもの❤️

毒針を持っていると思って触らないようにして家に帰って調べたら、どう見ても毒のないリンゴドクガのカラーバリエーションでした!!

黄色だけではなく、オレンジ色のもいるのですね〜!(驚)
手乗りにすれば良かった〜!!(残念)

2015年7月の思い出(笑)

あ、オンラインツアーには毛虫くんは登場しませんので、ご安心ください〜(笑)

(かな)
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「期待以上だった」 !

2020年11月19日 | ツアー
一昨日〜昨日、大阪からいらした2名のお客様を案内しました。

一昨日は、2泊の大島滞在の中日だったので、丸1日時間があります。
のんびり気分で出発しました。

お客様は、お2人とも「自分の写真は撮らない」とのことでしたが、ブログに登場するのは快諾してくれ…

なぜか溶岩流の上でも、種子を探すポーズ!
(ご協力ありがとうございます!😊)

太陽に照らされたイガアザミや


来春に向けてもう準備を始めたガクアジサイの葉芽を楽しみながら、山を登りました。


「ブラタモリを見て大島に行きたくなった」というお客様。
火山噴火が作った風景に、何度も「すごいわ〜!」と感心してくれました。


ものすご〜〜〜く感激しながら歩いてくれたので、三原山も嬉しかったのか(?)火口もよく見えたし…


風もほどほどで、とても快適でした。


火口近くに鎮座する火山弾も「かわいい」と、褒めてくれ…


昼食のおにぎりを食べながら、遠くの岩を「ゴリラみたい」と、嬉そうに眺められていました。


裏砂漠へ向かう途中は、ススキがメチャクチャ輝いていました。


輝きながら風になびく無数のススキたち!


雲がなかったので太陽が隠れることもなく、ずっと輝き続けてくれました。


そして裏砂漠の黒くて広大な風景も、大絶賛されていました。


溶岩の合間を埋めるようなススキの輝きも、味わいがあって素敵でした。


そして、この日は森に入っても「!」の連続でした。
散る間際のマユミの葉に、ぷっくり膨らんだ実の影が揺れていて、とても可愛かったし…


青空にモミジの黄色が鮮やかだったし、


森の中には、キッコウハグマの風車のような小さな花(1cmぐらい)が咲いていました!


森を抜けたら、オオモミジが揃って紅葉を始めていました。

今年はまだ暖かいのですが、昨年より綺麗に色づいている気がします。
なぜかな?

それにしても…

この複雑な色使い!

1枚たりとも同じ色の葉っぱがないのが、すごいです!

ということで、1日中ずっとワクワクしながら時を過ごしました。

お客様は「大島は椿だけかと思っていたけれど、ブラタモリを見てスゴイ景色があるのを知って行きたくなった。そして来てみたら期待以上だった!」と何度もおっしゃっていました。
私も、とても嬉しかったです。

火山が噴火するからこそ、雄大な景色と、何度でも再生する生命のたくましさを感じられる伊豆大島。

もし火山が動き出したら、何年もこの景色を楽しめなくなってしまうと思うと、ますます目の前にある景色がかけがえのないものに思えてきます。

今回も❤️がトキメク瞬間をたくさん与えてくれた伊豆大島火山と、それを一緒に楽しんでくれたお客様に感謝!

ありがとうございました😊

(かな)
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ハヤブサ

2020年11月18日 | 
今年も乳ケ崎(ちがさき)にやって来ました。





見ているとすぐになにかを捕まえて食べ始めました(たぶんメジロ)

30分ほど見ていてずっと1羽だと思っていたのですが突然鋭い鳴き声が聞こえてきて2羽になっています。


さきほどメジロを食べていた個体が1羽を攻撃。


その後逃げたほうの後を追います。



写真には撮れなかったのですがハヤブサはもう1羽いて、いつものペアと侵入者だったと私は推測します。
今年もきっちりやって来てくれてうれしいです。
(昨日撮影)

がんま
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第4回モニターツアー「元気な火山島の"海の水”を煮つめてみよう」終了しました!

2020年11月17日 | ツアー
11月15日、表題のモニターツアーが行われました。

地層切断面前のバス停で貸切バスを下車し、2万年分の地層を見ながら塩工場を目指します。

この日のメインガイドは「ぶんちゃん」こと、カフェ押し花の金川さん。

「この建物はなに?」のクイズで、ツアーは始まりました。

正解は、海の精(株)の“流下式塩田”です。

昨年9月の台風15号で大きな被害を受けた後、社員の皆さんの力で再建。この日が再開後初の見学受け入れだったそうです。

私も久しぶりに聞く、雨のような水音。

勢いよく降り注ぎ、網を伝って流れ落ちる海水が、とても見事でした。

代表が、説明をしてくれました。


その後、8歳の男の子がみんなを代表し、ガイド仲間の付き添いで、崖下の海岸まで海水を汲みに。

海が綺麗ですね〜。

汲んだばかりの海水を、流下式塩田で濃縮した海水と比べてみました。


色も違うけれど、重さが全然違うことを体験してもらいました。


そして温室の中のような天日干しの塩田へ移動。

中を見学させてもらいました。できたての塩の大きな結晶は、キラキラときれいだったそうです(お客様より)。

8歳の男の子が海から汲んできた海水と、濃縮海水とを、同じ量だけ鍋で煮て比べてみました。
同じ時間、同じ火力で煮ても、濃縮海水は結晶ができたのに、海水はできませんでした。

太陽の光や海風という自然のエネルギーを利用し、海水を濃くしてから塩を作ることで、時間も燃料もずいぶん節約できるのがよくわかりました😊

濃縮海水を煮詰めてできた塩の結晶を、小学生の女の子がなめてみて「甘い!」と言ったのも印象的でした。

美しい海を背景に、マスク外して息を止めて笑って〜記念写真!(臼井さん撮影)

良い感じですよね〜😊

ところで今回のモニターツアーは、海の精(株)様、NPO法人日本食塩研究会様の特別な協力で実現しました。

昨年の台風後、外部からの工場見学はしばらく中断されていたそうですが、今回のツアーに間に合うように様々な調整をしてくださいました。

心より感謝申し上げます。

(かな)
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外に出る

2020年11月16日 | 今日の大島

秋の晴れ間 今年は暖かくて快適ですので歩くのが楽しくなります

大島のお母さん的にガイド(ゲストは私の子供世代)

良い子供達で私も大満足

 

楽しそうでしょ? 

 

仲間たちとも歩きました

↑今までこのような岩だらけの所はほんの少しになってしまいました

 

いつまでも草木が生えなかった溶岩流の上は台風で運ばれた土で一変。この草の下にもごつごつ溶岩が有ります

周りは年々樹々が繁茂してきていました

 

溶岩堆積堤は大島ではかなり大きな人工物です

8年前の雨台風ではかなりの被害がありここので被害の一端を食い止めたところ

当時の壊れたところもきれいに修復されています

 

歩いてばかりでもなく

この写真を見ていたら『この子今どこにいる?』

 

居ました♥ 『ねえ、どこで卵を産むの?』

観察をしたいと思っている私です(しま)

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第3回モニターツアー「元気な火山島の風を探検しよう」終了しました!

2020年11月15日 | ツアー

昨日は、「6つの物語で巡る若くて元気な火山の島モニターツアー『風を探検しよう』」に行ってきました。☺️

講師は加治屋さん(現・大島町防災情報アドバイザー。元・気象庁)

最初に室内で、昔の気象観測に使われていた機器の現物を見たあと…

この日に使うデジタル風速計を紹介してもらいました。


森・草地・溶岩・砂や小石という地形の違いで、風がどう違うのか、実際に測ってみるのが今日のツアー。


歩いていたり、走ったりしたときの風の感じ方を参考に、自分で風の強さを想像した後…


3台の風速計で風を測ります。

森の中ではほとんど風は感じず、風速1以下でした。

森の中に、木が倒れて日差しが差し込んでいる場所がありました。


ここは木の倒れ方から見て、ダウンバーストがあったのではないかとのこと。


さらに少し開けた「いつか森になる道」に出ても、それほど強い風は感じません。

昨日は風が弱い日だったのです〜。

裏砂漠の風の丘では、講師の加治屋さんから、火山と風の解説がありました。


GNSS(白いヘルメットをかぶったような棒)の周りを一周すると、ここに吹いた風の痕跡が見つかるのです!

で、みんなで一周〜☺️ 裏側には元の塗装が残っていて、「おおっ」という納得の声が上がっていました。

そして、風を求めてさらに先へ!


山の稜線をあがっていくと、やはり風を感じるようになります。

風速3〜5mぐらいかな?
よろめくほどではないけれど、「風、吹いています!」って感じでした(笑)

風を測るのは、風速計以外にも…

鯉のぼりや、シャボン玉!(笑)
(シャボン玉が一秒間に5m移動すると、それが風速5mとのこと)

そしてお客様が持参した手作りのペットボトル風車。途中は回ってなかったですが、ここではクルクルよく回りました。

8歳の元気な男の子が、ずっと持って走っていました☺️

本当は雲も教えてもらう予定で、加治屋さんは説明用パネルを用意していてくれたのですが、残念ながら雲がほとんどない日でした。


でも…
遠くの海の上にうっすらと薄紫色の雲(層雲)が浮かんでいました。

長く伸びた影も皆さんに好評で、「急にスタイル良くなったみたいだ」という声が聞こえていました☺️

ガイドのかっすん (オレンジフィッシュの粕谷さん)のわかりやすい説明も好評でした😊

じっと風に当たっていると冷えてくるので、少し下山して

いつもの草陰でお茶。
でも、私より先に降りていった8歳男子が、この場所を見つけて教えてくれました☺️

楽しんでいたら集合写真を撮り忘れたので、帰り道にこの場所で写真を撮ることになりました。

34年前の噴火で、マグマのしぶきが積もった岩の周りに集合〜。
「マスク取って息止めて笑って、すぐマスクして〜」と言い合いつつ撮影(笑)
(この時の写真は、いつか手に入れて、ここに貼りたいと思います!)

ツアーが終わり、元町港に帰ってきてバスを降りたら、ちょうど海に太陽が沈むところでした。

「だるま夕日だ!」という声があちらこちらで…☺️

楽しい1日でした☺️


(かな)

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兄弟かな?

2020年11月14日 | 

これこれ。
牧場にオスのキジが2羽。





仲良く食べ物を探していました。





ハシボソガラスとも一緒。
今月2日の撮影でしたがその後も度々見かけています。

がんま
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ツアーで見つけた赤いもの

2020年11月13日 | 植物
華やかな花の少ない今の時期、山で目立つのが「赤い色」です。
先日のツアーでも、ついつい「赤い色」の前で足を止めました。

まずは「葉っぱ」シリーズ。

木に巻きついたツタの葉が、地味〜に紅葉していました。

カジイチゴの葉っぱ。

仲間の中で、一際目立っていました☺️

冬に向かうというのに、なぜか真っ赤な若葉を出していたイタドリ。

この後どうするつもりなのでしょう〜?

次に「実」シリーズ。

色といい形といい、完品に近いサルトリイバラの実。
ツヤツヤで輝いていました〜❤️

「熟してます〜」と主張しているかのような、イズホソバテンナンショウの実。

まだ試したことはありませんが、これを食べて、口の中が痺れたり、唇が腫れた人の話は時々聞きます💦

最後に「花」シリーズ。

丸々6ヶ月ぐらい、ずれて開花していたオオシマツツジ。
何を勘違いして咲いたのやら?

そしてついに、この花の季節が始まりました!
そうです!この花です!!…といいつつ、写真撮り忘れました😅

なので、先日お客様にいただいた手作り小物の写真で(笑)

三原山に登るときの歩き始めの地点「山頂口」で、ヤブツバキが美しい花を咲かせ始め、ツアーのお客様に注目されていました。

これからこのブログにも「今年の椿」がたくさん登場することでしょう。
どうぞお楽しみに❣️☺️

(かな)








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ずっと残る記憶

2020年11月12日 | ツアー
一昨日は、学生時代のワンダーフォーゲル部仲間のお二人と、三原山に登ってきました。


ワンゲル部なので(?)早速、少しでも高いところへ!


溶岩の上にも、安定した足取りでスイスイ登り…


とにかく、あっという間に高いところへ!?(笑)

黒・白・青の真ん中にお客様がいるような、不思議な写真が撮れました☺️

午後のスタートだったので、火口展望所に向かう遊歩道はススキが輝いていて綺麗でした。


火口展望所到着。

不思議な姿勢で撮影されていましたが、どんな写真が撮れたのでしょうか??

火口と一緒に記念写真。

学生時代から、ずっと仲良く一緒に旅ができる男友達って素敵ですね〜❤️

この日は、同じ道を往復する短いツアーだったのですが、眺めの良いところまで移動してお茶を飲みました。


遊歩道の途中にあるテーブルと椅子より、自然の中の方がワンゲルらしいと思ったので(笑)


灰色の雲の輪郭が、太陽で照らされて輝いてて、神々しい景色でした❤️


遊歩道の真ん中にロープと柵の影が映って、なんだか素敵な絵になっていました。

「光が作りだす芸術だ〜」と思いながら、写真を撮りました(笑)

そして帰り道、山を降りて歩いていた時、お客様が突然「ずっと残るんだろうな」とつぶやかれました。
「え? なにが残るんですか?」と、不思議に思って聞き返すと…
「きっとこの景色を覚えていて、時々思い出すだろう」とおっしゃったのです。

そして「こんな景色、見たことないもの」とも…

お客様の言葉に感動して、私も改めて景色を眺めて写真を撮りました。

そうですよね! 活火山の島ならではの、一期一会の景色ですよね!!
お客様の言葉に、ものすご〜く共感しました。

歩き終わって三原山を眺めたら、ススキも、山も、優しいピンク色に染まっていました。

とても素敵な時間を、共に過ごさせていただいたことに感謝。

ツアーリクエストをありがとうございました!!

(かな)
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ツグミ

2020年11月11日 | 
去年に続き渡ってきて年内に大島で撮影できました。
撮影は昨日、私の今季初確認は今月1日に自宅上空を30~40羽の群れが通過して行ったときです(壮観でした!)


声は発しておらず運良く見つけることができました。
羽色のコントラストがはっきりしている美しい個体です。



地面に降りて、









大きなミミズをひと飲み。



このあとしばらくここでボーッとしていました。
ニャン公に気を付けてね!

がんま
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