グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

光が作る景色に魅せられました!

2020年11月10日 | ツアー
昨日は「ブラタモリを見て伊豆大島に行きたくなった」ご夫妻と、一人旅の女性の混合チームで火口・裏砂漠1日ツアーに行ってきました。

まずは、パホイホイ溶岩、訪問記念撮影❤️


昨日の空は、雲と青空が半々で、ツアー中の景色に変化をつけてくれました。


輝く海に映し出される雲の影は、刻々と変化して見飽きることがなかったし…


太陽の光が火口底をスポットライトのように照らしてくれたので

火口は目の前で…

どんどん色が変わりました!

これには感動しました〜❤️

火口一周コースを歩きながら振り向くと、お客様の背後には、銀色の海に浮かぶ島々が❣️


三原山下山後は、キラキラのススキに埋れて歩きました❤️

このあたり、年々ススキが見事になってきている気がします。

34年前の割れ目噴火でできた岩たちも、傾き始めた太陽の光で凹凸が際立ち、迫力が増していて目を奪われました。


はぁ〜、綺麗だなぁ〜❤️


裏砂漠の小さなアザミにも、光のシャワーが降り注いでいました❣️


「この景色の中に身を置けて幸せだなぁ〜」と、何度も思いました。


遠くの景色だけでなく、小さな発見も楽しみました。
真ん中に出っ張りのある足元の石から、「目と口を入れよ」と言う声が聞こえたので(?)

お客様と一緒に顔を完成させました(笑)

宇宙人みたいな石とも、目(?)が合いました。

変な顔すぎる…(笑)

道中たくさんのアシタバが、花から種子への変身中でした。

いろいろな変身段階のものが集まって茎についていて、「花が終わっても打ち上げ花火みたいだなぁ」と思いました。

秋の光と自然の造形を、お客様と一緒に楽しんだ幸せな1日でした❤️

ツアーにご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

(かな)
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虫の好きな色?

2020年11月09日 | 植物

冬に向かって季節が動いていますが、道端の草たちは黄色い花盛り?

花だけ見たら“タンポポ”で騙されてしまうかもしれません

春先には新しい茎を採って食べています。

 

イソギクの花はここでは少し早目かもしれません(少し蕾気味)

葉の縁取りが白いし 葉の形も独自の形ですね

 

葉がおいしそうなワダン ですが苦くて食べられないそうですが、いつかたべてみたい

 

他にもハチジョウアキノキリンソウも見かけるし、ネコノシタと呼ばれているハマグルマも砂浜に近いところに生えています。ハマグルマはネコノシタのように葉がざらざらしているし、もっとザラザラなコウゾリナもやはり黄色い花です。虫たちの最後の食べ物を供給してくれるのは黄色い花が多いのでしょうか?(しま)

コメント (2)
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濃霧と変なもの、とお知らせ

2020年11月08日 | ツアー
昨日は小田原からいらしたご夫婦と、三原山の麓までのんびり歩くツアーに行ってきました。

山は…

「最も濃い」と言って良いほどの濃霧!(笑)

5〜6m先ぐらいしか見えません。

が、箱根の霧を何度も体験しているお客様は「これぐらいの霧はでます」と全然、怯みません!

霧の中をのんびり楽しくお喋りしながら歩き、予定通り溶岩を体験して戻ってきました。


霧だったからかもしれませんが、道端の「鮮やかな赤」が目に飛び込んできました。

赤く染まったツツジの葉に、ヒカゲノカズラが絡んで、美術作品のようでした❤️

そして、こんなものも見つけました!

ツツジの葉の先が、プックリ丸く膨れています。
しかも可愛い艶々のピンクです。

実はこれ、ちょうど1週間前にも見つけて写真を撮っていました。

なんだか少し大きくなったような気もしますが、何でしょう〜これ?
オオシマツツジの「虫こぶ(ダニやアブラムシ、タマバエの幼虫の寄生)」かなぁ?

それにしても初めて見る形ですが…。新手の病気とか??
(詳しい方がいらっしゃいましたら、ぜひ正体を教えてください〜)

この丸いピンクが、この後どうなるのか?
しばらく観察を続けたいと思います😊

ところで、先週行われたモニターツアーの動画がYouTubeにアップされました!
「「6つの物語でめぐる 若くて元気な火山島モニターツアー」
第1回「若くて元気な火山の島”光を写そう!”」
https://www.youtube.com/watch?v=46NbQiHVnK8

第2回「若くて元気な火山の島〜”石の物語”を探ろう!」
https://www.youtube.com/watch?v=gHPnR4oFPdU

モニターツアーはあと4回予定されています。
まだ空きがあるものもありますので、タイミングの合う方はぜひご参加ください😊
http://www.izu-oshima.or.jp/mt2020
(かな)
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カシラダカ

2020年11月07日 | 

昨日の朝、牧場で見つけました。
今年生まれの若い個体なのかなぁ。
ずいぶんとボンヤリとした羽色です。





ふくれた正面顔も見せてくれました。



最後はシュッとカッコイイフォルムで。
毎年来てくれる冬鳥たちもシーズン一番に撮るのは格別です。

がんま
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モニターツアー「海の水を煮つめてみよう」下見

2020年11月06日 | 植物
6つの物語でめぐる「若くて元気な火山の島」モニターツアーの中の…


4回目「海の水を煮つめてみよう」が、今月15日(日曜日)に予定されているので、

先週、モニターツアーに関わるメンバーで下見に行ってきました。   

塩工場から岩場に降りて、海水を汲んで…


ジオガイドのメンバーらしく溶岩地帯を探検して…(実は寄り道です・笑)


太陽熱と風を利用して作った濃縮海水と、普通の海水の重さを比べて盛り上がり…


2つの塩田を見学させてもらって、参加された方達に何を体験してもらうかを話し合いました!


海底火山が成長して大きくなった伊豆大島火山は、周囲をぐるりと海に囲まれています。


伊豆大島の澄んだ海水。

当日はこの中から何が見つかるでしょうか?

参加された皆さんと一緒に探したいと思います!
どうぞお楽しみに!

(モニターツアーはまだ数名の空きあるようです。お申し込みはこちら

(かな)



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雨と青空

2020年11月05日 | ツアー
3日前は、ブラタモリを見て「溶岩と火口が見たい」とリクエストしてくれたお母さん&娘さんと、三原山に登る…予定でした。

が、スタート時点から結構な雨☂️
複数の天気予報が「午前中は曇りで午後から雨」となっていたので、雨には降られない予定だったのですが💦

お客様は、上下のレィンウェアは持参されていましたが「帰る日なので靴を濡らしたくない」とのこと。
長距離を歩くのはやめて、溶岩だけ見に行くことになりました。

グレーの雨雲が薄くなった、一瞬の合間にスタート!


アスファルトの遊歩道には大きな水溜りができていて---


久しぶりに「水鏡」で遊んでみました(笑)


縄のような形状の溶岩と、


ゴツゴツした溶岩の両方を訪ね、


溶岩の際にも、立ってもらいました。

お客様が立っているのが34年前の溶岩(5mぐらい高い)、手前は70年前の溶岩です。

娘さんは溶岩積みに挑戦!

何個積めたのかな?

途中で雨がざーっと降ってきたので、木陰で雨がおさまるのを待ちました。

頭上すぐに葉が茂る低木は、雨宿りに最適ですね〜❣️😊

サルトリイバラの葉が真っ赤に色づいているのを発見しました。
 
今まで見た中で、一番綺麗な赤だったような気がします。(雨だから?)

さて溶岩を見た後は、1986年に道路を割って吹き上がった「割れ目噴火」の火口を見に行くことにしました。(何しろ火口と溶岩がリクエストだったので)

「緑に覆われて火口に見えないかもしれません」と話しつつ、久々に訪ねた割れ目噴火口は、ごく一部に赤い火口壁が見えるものの…


「火口」というより「緑の穴」に変身していました😅

(お客様の背後の凹みが火口です)

遊歩道が草に覆われていたので、お客様に人生初の「藪漕ぎ」体験をしてもらうことに。
「藪漕ぎ」という言葉も初耳だったそうです。

レィンウェア上下だったので、ススキをかき分けて進むのも怖いものなしな感じ!😊

火口のそばならではの「赤くて穴だらけの石」観察も楽しかったです。

そして…

また雨がやってきたので、急いで戻りました。 

雨と青空が何度も入れ替わった日でしたが、お客様のおかげで素敵な時間を過ごしました(感謝)

次回はぜひ、火口リベンジにいらしてください〜(^^)

(かな)
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へぇ~、食べるんだ

2020年11月04日 | 
と思った場面がこちら。



スズメがタラノキの種を食べています。






見つけたときはもっとたくさんいたんですけど撮影しているうちにパラパラと飛んで行ってしまいました。
タラノキは種も美味しいのかな・・・なんて人間目線ですね。
10月19日撮影。

がんま
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第2回モニターツアー開催しました

2020年11月03日 | ツアー
11月1日、第2回モニターツアー「元気な火山島の“石”物語を探ろう!」を開催しました。
講師は、伊豆大島火山を愛してやまない火山専門家の千葉達朗先生(アジア航測株式会社)

まず初めに少し海岸を移動して、適度な場所へ。

あれ?あんこさん??…
ではなく、ジオガイドの粕谷さんが、ポリタンクに入れた海水を頭に載せて運んでいる…の図です。手で持つよりもずっと楽とのこと😊

数分歩いたところで陣取り、石探しをスタート。
色別、質感別、不思議度別(?)の3回に分けて石を探します。

この日の進行は、ジオガイドの金川さん。

絵が上手で、人を引きつける話術を持つガイドさんです。さすが元保育園の園長先生!

石探し1
赤・黒・灰色・白の石を探します。


大島は若い火山島なので石の種類は多くないのですが、それでもいろいろな色の石が見つかります。


見つけた石の色が、黒と白の背景で見え方が違うのを確認。黒の方が、色がよく分かります。

その後、なぜ石の色が違うのか千葉先生から説明がありました。

石探し2
穴だらけの石と、スベスベの石を探します。

石捜索は毎回10分です。

水に浮く石と沈む石があるのを、千葉先生が持参の「透明ボール」を使って見せてくれました。

ちなみに水は、水道水ではなく海水です。
「浮く石は海に浮かんで旅をしてきたのだから、海水じゃないと」という千葉先生の意見で、別の海岸から汲んできました😊

石探し3
不思議な石、変わった石を探します。

「変な石や〜い♡」ってことで、皆さんけっこう遠出(笑)

皆さんが見つけた変な石には、コンクリートやアスファルトなどの人工物が波で削られて丸くなったものも混ざっていて、その見分け方も説明してもらいました。

他には、白くて細長いもの。


赤っぽくて棒状のもの。


いろいろ混ざった塊など、様々でした。


一番変なものを見つけた人には、千葉先生から「たまごみたいな形の変な石(?)」のプレゼント。
それをハンマーで割ってみたら… 中から恐竜の化石(?)が出てきました!

もらった人、嬉しそう〜(実は島の商店で買ったおもちゃです。笑)

最後にビーチクリーニング15分。
皆さんとても遠くまで歩いて、熱心にゴミを集めてくれました。


千葉先生からは、マイクロプラスチック汚染の話をしていただきました。
参加者からは「一見綺麗な海岸に、予想以上のプラスチックゴミがあって驚いた」という感想が出ていました。

環境省の方も、特別参加で挨拶😊


最後に自由に海岸で遊んだり、休んだりの自由時間を過ごしてツアーを終えました。


ところで、この回の参加者は、千葉先生のお知り合いやファンが多かったようです。
なので内容は当初目指していた「素人・子ども向き」よりも、少しマニア向けになりました。
でも千葉先生の軽妙なトークのおかげで皆さん楽しそうでした〜。

皆さん、お疲れ様でした & ありがとうございました!

この経験を、次につなげていきますね😊

(かな)
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ツアーしました

2020年11月02日 | ツアー

10月31日の話です

今日のお客様は三原山フルコース希望の方で先日放送された“ブラタモリ”を視聴されたとの事で予習は十分、奥様は高校時に地学を履修されていたとか  強敵?(何が?)

 

とても楽しみにしていたようで朝からテンション高!

風が強いものの良い天気で見晴らしは100%

山の上に着き鳥居の向こうに富士山を発見し大興奮

 

溶岩になって流れている図(飛行機になっているのではありませんよ)

 

『富士山も良く見えるでしょ』とゴジラ君が歓迎してくれました

 

キラキラ

 

ススキが目いっぱい  ススキの中にはご主人曰く“謎のピーマン”が沢山

 

何見ているのでしょう?

 

溶岩大好きな方にはここも見ていただきたい!

 

もうすぐコールですよ 頑張れ!

 

強風で“お鉢めぐり”出来ないかも とも思ってもいましたが、そこまでの強風では無くぐるっと回りその日行われていた“ロゲーニング大会”の参加者が近く遠くに見ることが出来たりとてもラッキーな方々でした(しま)

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第1回モニターツアー開催しました!

2020年11月01日 | ツアー
昨日、第1回モニターツアーを開催しました。
「火山島ならではの光」を現場へ探しに行く前に、室内で高砂淳二さんのミニセミナーを聞きます。


たとえば同じサザエでも見る角度によって随分違いがあること。



木漏れ日を利用して撮ると、アザミの花に奥行きのある輝きができること(…だったと思うのですが、やや記憶がオボロゲに😅)

などなど、写真撮影のコツを教えてもらった後…

みんなで三原山へ!

それぞれが、撮影のための「光」を見つけながら歩きました。

キラキラと溶岩とか。


午後の光が良い感じに当たって、彫りが深くなった「人の横顔」とか。


私はこんな写真をとりましたが、講師に「色々なものを入れすぎるとゴチャゴチャするので、撮りたいものを絞らないとダメですよ〜」と言われて…


撮り直しました!

😊

そして、皆さんが頑張って歩いてくれたおかげで、全員で火口到達!


雲ひとつない晴天で、傾いた太陽が西側の海を照らしていました。


風も弱まったので、ここで休憩。

とても美しくて、豊かな時間でした😊

斜面を下った場所で、「ススキの島だ」と言いつつ近づいて写真を撮る講師。

「どんな景色を写しているのかな?」と気になって、私も同じ場所から撮ってみました。

こんな感じかなぁ?

たぶん、きっと違うと思います(笑)

ほぼ予定通りの時間に、キラキラのススキの中に入ることができました!

噴火後の焼け野原の状態から、森ができてくるまでの途中の時間だからこそ、見ることができるススキのキラメキ。

皆さんに、この景色を見ていただけて本当に良かったです😊

講師から色々なアドバイスをもらって、写真を撮る皆さん。


「一生分のススキを見た!」という声も上がっていました(笑)


歩き終わった後は、夕日で赤みが増した三原山を撮って…


バスで海岸に下って夕陽を撮影!

若い火山島の光を、めいっぱい楽しんだ1日でした😊

そして夜。
撮影した写真から、参加者全員(ガイドも)が1枚選んで発表し、高砂さんからコメントをもらいました。

とても素敵な写真がいっぱいでした。

最後には、高砂さんが今まで撮ってきた写真の中から、火山を中心に、撮影エピソードも含めて紹介してくれました。
どの写真も、とてもとても素敵で、まさに「生きている地球」が感じられるものでした。

「上手い写真を撮ることよりも、まず最初に目の前の景色をよく見て感動することが大事」という高砂さんの言葉も印象的でした。

今後このような素敵な時間を、多くの方々にも提供できるよう、ガイド仲間で考えていきたいです。

そして「6つの物語でめぐる 若くて元気な火山島モニターツアー」は、まだまだ続きます。
11月14日(土)第3回「元気な火山島の“風”を探検しよう!」
11月15日(日)第4回「元気な火山島の海の水から“塩”を作ろう!」
12月19日(土)第5回「元気な火山島の“椿”と仲良くなろう!」
12月20日(日)第6回「元気な火山島の“あしたば”を味わおう!」

お時間のある方はぜひ、ご参加ください〜😊

(かな)
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