グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

最近出会った生きものたち

2021年05月11日 | 
そろそろ生きものたちとの出会いが楽しみな季節に、なってきました。
今日は、最近出会った生きものシリーズです!(生きていないのもいるけれど)

まずは、噴火で飛んできた大きな石に、根性で生えているイタドリに注目!

「たくましい〜」と思って近づいたところ…
あれ?何か変!これってもしや…

ミノムシではありませんか〜!(ニトベミノガで良いのかな?)

若葉の赤い表面をかじっているようで、しっかり食べ痕が残っていました😊

続いて裏砂漠。
草陰でノンビリ休んでいた時のこと。

目の前に、とっても小さなクモが歩いてきました。
なんとススキの種子と同じぐらいの大きさです。

いったい誰?

「コモリグモの仲間かな?」と思って調べましたが、確定できませんでした💦
(どなたか詳しい方、ぜひ教えてください〜)

森の中では、倒れた木の根っこの上を、オビカレハ幼虫が行進中。

近くの桜の木から降りてきたのでしょうか?(サナギになるのかな?)

あと、ピカピカのセミの抜け殻を見つけてびっくりしました。

1年間、この状態で木についているとは思えないので、今年孵化したセミでしょうか?
(セミの鳴き声はまだ聞いていませんが…)

白い波が打ち寄せる砂の浜。(高速船が全便欠航した日でした)
ここでは、なんと…猛毒のカツオノエボシ!

打ち上がったばかりみたいで、艶々でした!


そして最後に、今、島中に甘い香りを漂わせているスダジイの木の下で

幹に近づいたお客様が“変な虫”を見つけました!

ダンゴムシに似ているけれど、違う虫。大きさは1cm程だったと思います。

調べたら「オオワラジカイガラムシ」という、シイノキにつく虫だったようです。
これはメスで、オスは黒い羽を持っていてメスの元へ飛んでくるとか…
今まで花にばかり注目していましたが、木の幹も侮れませんね。

今度ゆっくり、調べに行きたいと思います😊

(かな)
コメント (2)
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5月の2歩

2021年05月10日 | その他

 

私のお友達のゴジラ君で~す 

 

 この日5月5日は霧の中でした それに強風

ジオパーク研究会の例会「子供の日記念三原山登山」グスン子供の参加者が居なかった。

大人だけの登山でした。

 

前方の人の左手に採っている袋はな~んだ おひるごはん?

いいえ ゴミが入っているのです。いつも歩く時には近くのゴミを拾って歩いてくれています

 

今日は溶岩提にも登ってみる。幅が4メートル(計った)山から見えるのはほぼ半分しか見えないが、もう半分は木が茂って来た

海側は 

こちらも樹々が茂って見晴らしが良くない。以前の風景を知っているので残念だな

ここは昭和26年流れた溶岩流が流れないようにと土のうを積んだと言われ所のその後の所

 

外輪山を超え ずーと下

上からそのまま降りてきたわけではないのですが、日曜日に歩いてきた

 

あのへんかな?この辺かな!

 

今日の山は上だけ霧その後、晴れ風も有り沢山の花に囲まれながら歩いています(しま

 

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驚くことがいっぱい

2021年05月09日 | ツアー
昨日は一人旅の女性と、1日ツアーに行ってきました。

鳥(ウグイスやホオジロ)のさえずりが、シャワーのように降り注ぐ道をノンビリ歩きながら、

「木が低いから、鳥の声が近くで聞こえるのですね」という、お客様の言葉に大いに納得しました!

私たちの足元に、小さな(1cm位?)コケリンドウの花が、元気に咲いていました!

アシタバの葉の隙間から花を、のぞかせているものもいて…

まるで「私はアシタバの花です」と主張しているようにも思えました(笑)

「そういえば、コケリンドウの花を背景を意識して撮ったことないかも…」と急に気づいて、
「溶岩とコケリンドウ」っていう風景や、

「コケに囲まれたコケリンドウ」の写真を、撮ってみました(笑)


いつものように、ゆっくり観察を楽しみながら山を登り、火口を覗くあたりまでは予想より風が弱かったのですが、その後、急に霧と強風!

時々、ロープのお世話になりながら進み、時々、体で風を受け止めて遊びました(笑)

ビュ〜!

裏砂漠でも風で遊んでから…ゆっくり昼寝!

この時期に丸1日時間があると、休憩時間がたっぷり取れるのがありがたいです😊
もちろん私も、ゴロン!

雲の合間の青空が、眩しかったです❣️

この日はイタドリの若葉の茎が赤くて綺麗だということを、お客様の指摘で初めて意識しました(いつもは葉の赤色に目がいっていた)

確かに、なかなか素敵なデザインですね❣️

落葉したイヌツゲの黄色い葉が、「木漏れ日トンネル」の地面に散っていました。

これまたキレイでした〜!

溶岩の森を、のんびり散策して


森から温泉ホテルの庭に出ると、目に飛び込んで来たのは、華やかなサーモンピンク!

オオシマツツジの本格的な開花が始まったのです!
今年は1カ月近く早く花が咲き始めたけれど、最盛期は例年通りみたいです。


「キレイだなぁ〜」と、見とれていたら…。
1年半前の崖崩れの脇に、結構大きなツツジの株があることに気がつきました!

ツツジは暗い森の中では生きられない植物だと思うので、崖崩れ前に森にあったとは考えにくです。

ということは、1年半でここまで大きくなれるのでしょうか?

歩くたび、季節が進むたびに、驚くことがいっぱいです😊

(かな)
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アオアシシギ

2021年05月08日 | 
一昨日、10年振りの出会いです。

かなり遠いですが・・・







1羽で沢が海に入り込むところで食べ物を探していました。
旅の無事を祈ります。

がんま

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島の春!

2021年05月07日 | 植物
島中にスダジイの甘い花の香りが漂うようになってから、たぶん1週間ぐらい。

木のてっぺんが黄色く染まる風景の中、山でも海でも様々な花が咲き誇っています!

海岸近くから三原山周辺までの荒れ地に生えるパイオニア植物・ニオイウツギは、海岸近くで開花を始めました。(山はまだですが)

白からピンクに色が変わります。

1年ぶりの出会いに「また、会えたんだなぁ」と、しみじみ思ったりして…。
(1年間、色々なことがありましたしね💦)

一昨日、海岸近くの散歩コースを歩いてみたら、植栽されている花たちが、それはそれは見事で驚きました。

マルバシャリンバイとトベラの花のコラボ。

写真の下にあるのがトベラ。

上にあるのがマルバシャリンバイです。

満開の花がトンネルを彩る散歩道!

こんなに見事なのに、ほとんど知られていないのは、もったいないですね💦

そして、素敵なのは、花だけでなく…

古い葉が、ツヤツヤの赤に変身している姿も華やかでした!
葉が車輪状に出るから車輪梅(シャリンバイ)!

なんか、納得です!

海岸ではハマヒルガオがピンク色のカワイイ花を咲かせ

それが、フワフワのチガヤと合わさると、これまたキレイ!

思わず車を降りて、写真を撮ったら…

チガヤの向こうの光る海に、伊豆半島が浮かんでいるかのようでした!

島の春は、いいなぁ〜❤️😊

(かな)
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書き換えられる物語

2021年05月06日 | ツアー
5月3日は、3組7人のお客様との1日ツアーでした。


私たちが、周囲を観察しつつノンビリ歩いていたら、我々を追い越す人が次から次にいたので驚きました。

例年の連休よりも、人が多かったかも💦

前日の強風もおさまり、クリアな視界の中で火口を見下ろせました。


火口一周コースをあるいて、


下山前に、好きな場所に腰掛けてランチタイム!

昨今の状況の中で、この広い環境はありがたいです。

裏砂漠では、アメフトのボールみたいな火山弾を見つけました。

「カッコいい!」としばし観賞😊

裏砂漠で、再び思い思いの場所に座って、2回目のティータイム。

この日は、アシタバ茶入りの水筒とお菓子のパックをお1人様ずつ用意し、ツアー開始の時に配ったので、集まることなく距離を取れました。


この後、新緑の溶岩地帯を抜け


木漏れ日が美しい森を抜けて、ツアーを終えました。


途中、溶岩地帯に這っている原始のシダ・ヒカゲノカズラに胞子嚢が伸びていたり



地面から艶々の若葉を伸ばしているカジイチゴを見て、少しずつ進んでいく季節を感じました。


生きものに詳しいお客様が、ダンゴムシの説明をしてくれました。(昔、飼っていたとのこと)

「植物によって、タンパク質の含有量がちがい、ダンゴムシたちはタンパク質の多い葉の方が好き」なのだそう!←初めて知りました💦


ところで、今年も毛虫被害にあっている悲劇の(?)オオシマザクラですが、前日の5月2日は、ほぼ全ての葉が食べ尽くされ

毛虫の数も少なくなっていました。


で、この日も、立ち寄ってみたら…。毛虫の数は、ますます減っていました!

1日で、こんなにいなくなるのですね!
どこか別の木に引っ越したのでしょうか??

昨年は葉も少しは残っていたし、もっと大きくなってからいなくなったような…
(昨年のブログはこちら
これを見ていて「生きもの達の物語は、毎年書き換えられていくのだなぁ…」と思いました。

(かな)
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チャスジハエトリ女子

2021年05月05日 | 
先月20日の撮影です。
普段は家の中で見ることの多いチャスジハエトリが車に付いていました。

なにか獲物を捕まえています。

おぉ。

クモですね。
糸に触れる脚がなんかカッコイイ。



弱肉強食を垣間見たひとときでした。

がんま
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強風とオオシマツツジ

2021年05月04日 | ツアー
5月2日は、高速船が全便欠航したほどの強風でした。

1日ツアーのご予約をいただいていたお客様には、風で歩けない場所もあることをお話しして、3組のお客様は翌日に変更。
予定が動かせなかったお2人と、強風の中で歩いてきました。

青空に浮かぶ白い雲が、かなりなスピードで流れていました。

大島ツツジは、さらに開花が進み

黒い溶岩の周囲を、華やかに飾っていました。


火口一周は危険すぎるので止め、近い方の火口展望所へ。

写真はあまり強風感が出ていませんが(笑)、実際は、ものすごい風でした。
メガネも帽子も、飛ばされる可能性のあるものは全てしまい、気合を入れてこの場に立ちました。
(しかし、火口を一周している人が何人もいました💦)

いつもお弁当を食べる場所も、ビュービュー風が吹いていたので、昼食は三原山を下山したところにある凹凸を利用。

「草陰+凹み」で、なんとか飛ばされずにお弁当を食べました。


その後は、足元の石のコケに水をかけて、緑の目玉を作って遊んだり(?)、諸々観察しながら裏砂漠へ。


通常よりも標高が低い位置の稜線に出て、ちょっとだけ「黒い砂漠のような風景」を体験。

それでも、かなりな風が吹いていました!(数回、砂が舞い上がりましたが、後ろをむいてやり過ごしました)

ビュ〜!!!

😅

強風アトラクションを終え、森ではのんびり“木漏れ日”を楽しみました。

このところ、ユズリハの若葉が本当にキレイです!

お客様が、森の中の大きな岩に注目して、写真を撮ってくれたので

スケールになってもらいました😊


ベニシダの、ちょっぴりピンク色の若葉が、カワイかったです。


そして、かつて溶岩トンネルだったと思われる場所では、お客様が「ここをこうやって溶岩が流れたんですね!」と、溶岩になりきってジェスチャーをしてくれたので

私も溶岩の気持ちになって(流れている気分になって)景色を眺めました。

これ、かなり新鮮な感覚で楽しめました(笑)

森の中の絨毯のようなコケが、揺れる木漏れ日に照らされて輝いていたので

お客様と「キレイですね〜!」と盛り上がりました。

そして森を抜けたら、美しいツツジが出迎えてくれました!

メリハリのある、印象深い強風ツアーでした😊

(かな)
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幼虫の季節

2021年05月03日 | 

去年新しくレモンの木を購入しました

 

十数年も我が家に植えてある“偽レモン”

レモンと思って育てていたのですが、レモンでは無いと分かっていてもアゲハ蝶がやって来るので観察用に置いてあります。

 新しくレモンを買ったのでもう要らないと思っていましたが、アゲハ蝶がやって来てレモンの葉を食べられると困るのでやはり置いておくことになりました。

 

先日レモンを見るとアゲハの卵が

 

あら沢山、左側数日たっている 右は生みたて?他に7から8個有りました(よしよし)

 

偽レモンも見てみる

こちらは人気が無いみたい。それでも2つ

 

ところが翌々日大雨大風雹も降って

レモンの葉は

傷んでしまった

 

それに卵は2個しかありません。でも、1匹孵っていました。レモンの木から偽レモンの葉に移動してもらいます。

 

そして 新しいお家に 赤いの!  黒いのは?

 

4月末に誘拐したルリタテハ 大小揃えて

★★★

まだ小さくて棘が良く分かりませんが もう少し大きく成ればカッコよいツノツノが見えるのが楽しみ(棘と言うのか?)

私のペットです しばし我が家にお留まり下さい(しま)

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私たち、今、溶岩を踏んでいるんだ!

2021年05月02日 | ツアー
昨日は小学4年生の女の子が同級生という二家族と、三原山を歩いてきました。

最初に足を止めたのが、山頂口バス停向かいにあるアジサイの葉っぱ。

お父さんたちが「2種類ある! 本土とちょっと違う!」と観察されているのを見て、ちょっとビックリしました(普通はあまり注目されない葉っぱなので)

子どもたちも好奇心旺盛で元気いっぱい!

まず4歳の妹さんと一緒に、避難壕の中を調査!

溶岩の上に、数回上り下りし


ナニモノカの横顔に見える岩を、教えてくれたりしながら、元気に遊んで…


「私たち今、溶岩を踏んでいるんだ! この靴一生取っておきたい!」と言い合う4年生たち。

この言葉にはシビレました😊❤️

道を歩いている虫も、みんなで集まって観察。
オオヘリカメムシや(名前忘れていて後で調べた)や…

クサギカメムシが歩いていました。

😊

三原神社で、眼下の人たちに向かって「ヤッホー!!」と叫ぶ子どもたち。

200m下を歩いていた人から「ヤッホー」と返ってきたそうです😊

「4歳女子、火口に向かってジャンプ〜!」という写真も撮れました(え?笑)


予想以上に風が強かったので、風の当たらない場所で休憩。

「暖かい〜」と黒い溶岩の熱を、楽しんでいました。

表砂漠にある「幻の池」には、まだ水が残っていました。

(写真中央に見える三角の部分)

「裸足で入るとプクプク泡が出る」と伝えたところ、「裸足で入りたい!」とチャレンジ。

でもまだ水が冷たくて、夏のようにジャグジーを楽しむことはできなかったようです💦

帰りの森では、前日より華やかなハナイカダを見つけました。


そして、サクラの木に大集団で群がる「天幕毛虫」たちには、お父さんが「生まれて初めて見た!」と、感動してくれていました。
都会では、毛虫がウジャウジャ群がる光景は見ることがないとのこと。(私は毛虫を手乗りにしてもらおうと毛虫GETに奮闘していたので写真はありません)

そして最後のアクティビティは、火山灰の斜面滑り!

最初、お父さんと子供たちで登り、やがてお母さんも続いて…

「眺めいい〜!」「最高〜!」「ここでお弁当食べたい!」と大絶賛されていました😊


お客様は、2回目の緊急事態宣言で一度キャンセルをされた方たちです。
が、今回は「対策をしながら行きます」と来島されました。

マスク越しでも、たくさんの笑顔を見られて嬉しかったです😊

(かな)
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