グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

木曜日の1枚・イズホソバテンナンショウの実

2021年10月21日 | 植物
マーブルチョコみたいなツヤツヤのイズホソバテンナンショウの実が、見られる季節になりました。

お菓子みたいだけれど、毒があるので食べられません。
でも、赤く熟した部分は誰かに食べられているような…毒食べても平気なのは誰かな??

(かな)
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水曜日の1枚・ロクショウグサレキンとダンゴムシ

2021年10月20日 | キノコ・菌・微生物
雨が降ると元気に出てくるキノコたち。

ロクショウグサレキンがきれいだなぁと見ていたら、横をダンゴムシが通過!
木漏れ日のスポットライトがあたって、どちらもキ・レ・イでした〜❤️

(かな)

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友だちの変化・その2

2021年10月19日 | 植物
6月11日のブログに掲載した“友だち(植物)”
実はその後、8月28日と、10月2日の2回、会いに行ってきました。

今年の6月10日に、こんな感じだった“友だち”は…

8月28日にはモシャモシャ度(?)が増してましたが、

10月2日は茶色っぽくなり、隙間が空いてきました。


8月28日にピンクの花を咲かせ、葉を広げていたイタドリは

10月には、実になっていました。


8月28日に、艶々の緑色だったサルトリイバラの実は

10月は、赤い艶々に変身!


地面にも一粒実が落ちていて、その横にはイタドリの芽生え!!

この小さな芽生え、6月にもあったと思いますが、同じ葉?
それとも4ヶ月間、次々に芽生え続ける力があるのでしょうか??

8月に、いっぱいあったシマヘクソカズラの緑色の実は

10月は、葉も実も黄色くなっていました。


ちょっと痛々しかったのが、サクユリの姿です。
8月も、何者かに葉をかじられているようでしたが…

10月は、さらに葉がなくなっていました!

これでは、葉っぱで太陽の光を受け止めて、栄養を作るのは難しいかもしれませんね。
それにしても、いったい誰が食べているのでしょう?(キョン?)

ノコンギクが木漏れ日の中で花を咲かせていました。

花数は少ないけれど、凛とした美しさがありました😊


枯れ葉の影ではアシタバが、元気な若葉を伸ばしていました。


最後に地味〜なハチジョウイヌツゲ(笑)
8月は少し色の薄い、若葉という感じの葉でしたが

10月は、やや濃い、大人色(?)になっていました。

アシタバもイヌツゲ もキョンの大好物です。

この日からすでに2週間以上が経過しています。
みんな今頃どうなっているかな??

また時間を作って会いに行きたいと思います😊

(かな)
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また秋

2021年10月18日 | 今日の大島

 

ちょっと寒くなりました。寒がりの私でも半袖から長袖になりました。

朝、ヒヨドリの声で目覚めることも出てきましたし、ヒヨドリの大群が飛ぶのを確認してもいます

 いろいろな事で季節が変わって行くことが感じられます。

時々眺めるトウシキ(イマサキ)夕日が水平線に沈む様になりました

これから日毎左側に進んで利島と伊豆半島南部石廊崎との半分程にまで進みます

 

三原山山から下るときに草刈りしていました。(あ~~!アサギマダラの食草が無くなっている)ヒヨドリバナに蜜を吸いに来るアサギマダラですがこの蜜を吸わないと子孫を残せないとか(真意はどうでしょうか) お仕事をして文句を言ってはいけないのですが心の中では蝶の事を考えています

この後草はきれいにかたづけられました(作業途中の写真でした)

 

さあ今度は何処へ行こうかな(しま)

 

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赤ダレ〜裏砂漠ツアー、行ってきました!

2021年10月17日 | ツアー
昨日、赤ダレ〜裏砂漠ツアーに行ってきました。

朝から小雨がパラついてましたが、意外に視界は開けてました。
ただ、天気予報を見ると、雨雲が周りをウロウロしていて、周囲がいつ霧に包まれてもおかしくない状況でした。

なので、ツアー前、お客様に「コースを裏砂漠だけに変更して終了後に室内で予定コースの動画を見るか、何も見えない霧の中を歩くことになるかもしれないが予定通りで行くか」と意見を聞いたところ、半数以上の方が「霧でも予定のコースを歩きたい」とのこと。

「よし! では行きましょう〜!」
ということで、総勢20名で歩き始めました。

グレーの雲が三原山の上を覆っていたけれど、青空も見えていて、なかなか順調な歩き始め。

水溜りには、小鳥が水浴びに来ていました。


まずは、伊豆大島火山を体感してもらいに溶岩地帯へ。

青空のもと、違う形状の溶岩2箇所に立ち寄り


予定通り「藪漕ぎルート」へ!(笑)

人数が多いので、後ろの人はあまり大変ではなさそう😊(少し安心しました)

海の見える場所に到着。

空は雲に覆われているのに、伊豆諸島の島々がクッキリ見えて美し〜❤️

のんびり休憩したいところだけれど、いつ雨が降りだすかわからないので先を急ぎ、赤ダレへ。

無事赤いの見えました!😊
「良かった〜」と思って景色を楽しんでいたら、雲が降りてきて目の前の島を隠しはじめ、ついに雨が降り出しました!!(すごいタイミングでした)

後半はずっと霧雨でしたが、「遠くの岩がかっこいい」と喜んでもらえる程度に見渡せたました。


モノトーンの裏砂漠は、不思議な雰囲気で、黒さが際立つ感じがしました。


ちょっとずつ、花も見ました。
足元の小さなアキノキシンソウとか(この日も1つだけでした)

ノコンギクの群生とか😊


イタドリが作る小山の中に、特別大きな小山があるのをお客様が見つけて教えてくれたので、観察に行きました。

「特別大きな理由」はわからなかったけれど、流線型のデザインはなかなか評判が良かったような?(笑)


海が見えるのを期待して山の稜線へ上りましたが、一面グレーで海と空の区別がつきませんでした。

(お客様は船を指差してくれたのですが、見えるような見えないような?)

この後、この日の最高峰「櫛形山」山頂を目指しました。


全員無事到着!!

眼下には黒と白だけの世界が広がり、今まで見たことのない幻想的な景色にでした!(感動〜💕)

考えてみれば、薄い霧&風が弱いという条件でこの場所に立ったのは、初めてかもしれません。
これも「霧に包まれても歩く」と言ってくださったお客様のおかげ。
そして、やっぱり三原山さんの配慮のおかげだと思います😊

帰り道もずっと、薄霧のかかる景色を楽しみながら歩きました。

ずっと霧雨で、のんびり休憩できなかったのは残念でしたが、素敵な時間でした。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

(かな)
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多摩動物公園に行ったハクガン

2021年10月16日 | 
先週見に行ってきたのでどんな様子だったのかお知らせします。

こういうところにいました。
(コンデジで撮影したものをトリミングしているので画像がちょっと・・・ですがご容赦下さい)



三方を別の鳥がいるケージに囲まれています。
手前にはキジのペア、その向こうにはニワトリ(3~4羽)やコウノトリ(ペア)、確かハイイロガン(ペア)がいて左手のケージ(というには大き過ぎる?)にはコウノトリ、インドガン、ハイイロガン、アオガン、ハクガン(2羽!)などがいました。

その2羽のハクガンは時折近付いてきたりしていましたが特に交流を図る、というようなことはありませんでした。

ここに収容されたのが先月24日なのでもう一通りの挨拶は済んでいるのかもしれません。

私が到着したとき(12:30過ぎ)は地面に座っていてしばらく動かなかったのですが30分ほどすると水場に入りました。


その後。







羽繕いをしてバタバタ。
左の風切羽が抜けているのはどうしてでしょう?
飛べないように切ったのでしょうか?

コウノトリが騒がしくしているのを眺める、の図。


ここがエサ場。


大きなコウノトリはちょっと怖いようです。

コウノトリはエサを食べているハクガンにちょっかいを出していました。

ところで隣のハクガンたち。

・・・なにこれやけにデカイんですけど・・・
食べ物が豊富で飛ぶこともなければ太るのも当たり前でしょう。
大島から来た個体もこうなってしまうのか・・・

去年の11月に大島に迷走(迷翔?)してきたハクガン。
私はそれからほぼ毎日観察していました。
2、3日でどこかに行ってしまうと思っていたのに人を恐れないその個性が仇となって餌付けされた挙げ句、動物園に収容されてしまいました。

人間にベッタリで仲間もいない大島にいるよりもここにいたほうがこの個体のためでしょうか。
ここなら同じハクガンがいますけど。

もうこの個体が大空を飛ぶことはないのでしょうか。
野生に返す、という選択はないのでしょうか。

たった1羽で大島に降りさえしなければこんなことにはならなかったかもしれません。
せめて仲間が一緒だったら。
八丈のように。
でも御蔵の1羽はすぐにいなくなったんですよね。
御蔵の個体と大島の個体が同一ということも拭いきれませんが渡りの途中で一旦南下したものがそこからまた北上するのは考えにくいとする説があります。
ハクガンが喋れたらなぁ(笑)

多摩動物公園でハクガンを1時間半以上見ていた間中、そんなことが頭の中をグルグルしていました(今もですけど)
そして野生動物にこんなに感情移入してしまった自分を反省しています。

がんま
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再び下見!

2021年10月15日 | 今日の大島
明日16日の「赤ダレ&裏砂漠ツアー」の下見で、今日も歩いてきました。

先週の下見では、なぜが記録されていなかったGPSデータの取り直しと(濃霧の安全対策)、プレゼンの動画の不足分撮影(雨でのコース変更対策)、それから藪漕ぎの時の足元の確認(晴れた日対策)のためです。

スタート時の景色。

三原山の上を黒い雲が覆っているのに、目の前のススキにだけ太陽の光が当たり、輝いていました。

歩き始めてすぐに目についたのが、ツワブキの花です。

海岸の植物が三原山周辺に出現!?と少し驚きましたが、海から4kmぐらいしか離れていないし、風に乗って種子が飛んできても不思議ではないです。
ハマナデシコ、クロマツ、ラセイタソウなど、海から山に上がってきた植物は数種類あるので、これから秋には、この華やかな黄色い花を三原山トレッキングで楽しめるようになるかもしれません。

それにしても、元気な黄色だ〜!

元気な黄色といえば、やや小さなハチジョウアキノキリンソウも近くで咲いていました。

草陰でひっそり…。10年前に比べて数が激減したように思うのですが、キョンに食べられているのかな??

溶岩地帯のヤブツバキにも、久しぶりに会いに行きました。

成長の早い落葉樹たちに背丈を抜かれ、埋もれるようにして生きているヤブツバキ。

でも、「これでもか!!」っていうぐらいに、たくさんの葉を出して頑張っています。
葉のサイズは、小さいけれどツヤツヤで元気だし…

しっかり花の蕾もつけていました😊


植物たちに元気をもらい、その後、藪へ!(笑)

地面が見えないほど草が茂っているところもあるのですが、そんな草陰にひっそりと、小さな秋の花を見つけました。

センブリと

ノコンギク。

一昨日のブログに載せたノコンギクはたくさん花をつけていましたが、ここは一輪だけ。
ここでは、光を奪い合う競争に勝てないものなぁ・・・。
ちなみに、このノコンギクに関しては「ヨメナ疑惑」もあったので、花の裏側や葉も撮影。

やはりノコンギクで良いようでした。

表砂漠に到着。

火山灰の上に白い石(噴石)が転がる風景は、裏砂漠とはまた違う個性で、これはこれでカッコいいです😊

海は輝いているし、南の島々もよく見えました!!

地層大切断面の真上なので、島の並び方が地層大切断面前の看板と同じです!
(当たり前だけど、ちょっと嬉しい発見でした・笑)

帰り道は、再び生きもの観察。

残り少なくなったアザミの花は虫たちに大人気で、ハチやチョウやハナムグリが絶賛食事中でした。

一心不乱とはこのこと?

横から見ると地味だけれど、ボディは綺麗な蝶(イチモンジセセリ)❤️

虫たちが群がるアザミの花の横では、種子が飛び立つ準備を整えていました。

次に強い風が吹いたら、旅立ちかな?

ということで、楽しい下見でした。

明日も天気だったらなぁ〜。
でも雨でも霧でも、安全に楽しんでいただけるように、あと一踏ん張り資料作り頑張ります〜😊

(かな)
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木曜日の写真・フタトガリコヤガ幼虫

2021年10月14日 | 
先日のブログに載せたフヨウには、実はこの毛虫がたくさん乗っていました。

フタトガリコヤガの幼虫。

「オレンジ色の口みたいな模様が面白いなぁ」と思って写真を撮ったのですが、実はこれはお尻でした。

こちらが顔。

地味ですねぇ。
これなら捕食者は、お尻を狙うかも(?)

(下書きのまま投稿忘れていて、金曜日に投稿しました💦)


(かな)
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水曜日の写真・ノコンギク

2021年10月13日 | 植物
伊豆大島の秋を代表する花の一つ「ノコンギク」

白くて可愛い花ですが、たくさん集まって咲く姿は見事です。

今、三原山周辺のあちらこちらで風に揺れています😊

(かな)
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下見!

2021年10月12日 | ツアー
一昨日の10日は、午前中の雨が止むのを待って、週末のツアー下見で半日歩いてきました。

最近人気の、赤ダレと裏砂漠を一度に回る東海汽船さんの企画ツアー
天気が悪く景色が見えない時は、室内でバーチャルジオツアーを楽しんでいただくことになっているので、その動画を撮りに行きました。

山頂口を出発し、三原山の麓に流れた溶岩流を観察した後、山の裾野を回って表砂漠へ。
しかし、それにしても…

すごい藪になっています!(しっかり足固めをしてきてもらわなければ…)

草をかき分けながら15分ぐらい歩くと、景色が開けます!

ススキの合間にハチジョウイヌツゲが点在する、伊豆大島らしい風景です。

風にそよぐススキの花穂も美し〜❤️


神様の通り道には小さな祠が。

ここは下が比較的なだらかな斜面なので、のんびり景色を楽しむには最高の場所です。

近い将来に転がり落ちてしまいそうな、お気に入りの岩に挨拶し


歩き始めたら、足元に「強風が作った面白いデザイン」がいっぱいありました!

先日の台風の作品かな?

歩き始めて1時間半後、赤ダレに到着。

午後だったので「燃えるような赤」ではなく「赤茶色」だったけれど、見えたので満足!(笑)

赤ダレを出発し「裏砂漠」を目指します。

再び藪!(笑)

やはり立ち寄ってしまうのが、私の大好きな三角おにぎりです。


通り過ぎて振り返ったら、キラキラのススキたちに囲まれて。何だかさらにカッコよく見えました(笑)


カルデラの東側に位置する白石山。

溶岩の岩肌がカッコ良くて、大好きな山です😊

白石山の左手(北側)には、グレーの溶岩がずっと続いています。


振り向けば、一面の黒。

このメリハリがたまりません😊

足元には時々、秋の代表ノコンギクがひっそり開花していました。


この後さらに進んでいくと、何やらピンク色の流線型の数々!!

雨水と風で地面を覆っていたマグマのしぶき(スコリア)がどこかに行ってしまい、下から粒子の細かい火山灰層が現れたようです。

地面の変化に驚きながら、櫛形山の頂上まで登ると

ここも以前より白い石が浮き出てきたような?💦

ここがこのコースの最高地点なので、あとは降りるのみです。


スコリアのジャリジャリいう音と質感(?)を楽しみながら山を下り


「ジオロックガーデン」を抜け


「再生の一本道」を歩いて、温泉ホテルに戻りました。

半日で、山のように動画を撮ったけれど、できればリアルな景色を見ていただきたいですね。
どうか、晴れますように!!

(かな)
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