閑人の暇つぶし

気ままな自然観察日記 “Idler's idle talk and nature photos”

ヒメジソ

2010-10-16 | 草花
先日載せたキツネノマゴと同じように、薄紫色の小さな花を咲かせるヒメジソだ(姫紫蘇)。同じ仲間のイヌコウジュとよく似ているのであまり自信はないが、これはたぶんヒメジソでいいと思う。














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アサギマダラ

2010-10-15 | 昆虫
10月になって平地にも飛来するようになったアサギマダラ(浅葱斑蝶)だ。今週初めに愛知県森林公園で見掛けたのは3頭だけだったが、優雅に舞いながらヒヨドリバナで吸蜜していた。これからまだ増えるのかもしれないが、今年は飛来がやや遅く頭数も少ないように思う。アサギマダラは渡りをする蝶として知られており、これから寒くなると南方に移動していく。











ひょうきん者のイチモンジセセリ(一文字挵蝶)がアサギマダラと一緒に吸蜜していた。アサギマダラがふわりふわりとゆっくり飛ぶのとは対照的に、セセリチョウの仲間はどれも飛び方が俊敏でせわしない。アサギマダラのついでに載せておこう。



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オンブバッタ

2010-10-14 | 昆虫
ホトトギスの葉にオンブバッタ(負飛蝗)がいるのを見つけた。葉陰で保護色のようにジッと隠れていたが、その姿が何ともユーモラスだった。落されないように背中にしがみついている小さい方が雄で、下にいる大きい方が雌だが、雄はいつも雌を頼りにして生きているようで、ちょっと哀れに思える。人間も、場合によってはオンブバッタと同じ(?)なのかもしれない。それにしても昔の人は上手い名前を付けたものだ。







今頃になって気づいたのだが、このブログを始めてちょうど3年になった。その間に掲載したタイトル数が2625項目、画像は3930枚になった。身近で目に留まった生き物や、たまに四季折々の風景など、下手な画像の羅列ばかりではあるが、3年間で延べ8万人の方々が25万回も見に来て頂いたことになり、誠に恐縮する限りである。雑草やありふれた虫でも、自己満足でも少しは「綺麗だ!」と感じられるような画像を多く載せたいものだとずっと思っているが、それは言うべくしてなかなか難しいので、今後も今のまま続きそうである。“閑人の暇つぶし”のブログだからいつまで続くか判らないが、まだ気力は残っているので、毎日70~80名の方々が見て頂いていることを励みに、もう暫く継続するつもりでいる。この拙いブログを覗きに来て頂いている方々には、ありがたく感謝する次第である。
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ルリモンハナバチ

2010-10-13 | 昆虫
キツネノマゴに来ていたルリモンハナバチ(瑠璃紋花蜂)だ。体長は1.5cmくらいで、名前のとおり綺麗な瑠璃色の縞模様が綺麗な珍しい蜂だ。県によっては絶滅危惧種にしているところもあるようだ。











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キツネノマゴ (2)

2010-10-12 | 昆虫
キツネノマゴに集まって来ていた虫をいくつか撮ってみた。黒い蜂は、ハナバチ(花蜂)かハキリバチ(葉切蜂)の一種だと思うが、名前がよく判らない。




ツマグロオオヨコバイ(褄黒大横這)のようだ。体長は1cm余りで、植物の汁液を吸う害虫だ。蝉の遠縁に当たるそうで、大きさはまるで小さいものの、姿は何処となく蝉に似ている。







よく似た模様の仲間がいるので確かではないが、たぶんムラサキシラホシカメムシ(紫白星亀虫)だと思う。体長は5mmくらいだ。小さな2つの斑点が特徴的で、暗闇に光る目のようだが、これで天敵となる他の動物を威嚇しているのかもしれない。


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キツネノマゴ (1)

2010-10-11 | 草花
去年も9月3日に載せたが、道端や空き地でよく見掛けるキツネノマゴ(狐の孫?)だ。道端の雑草とは言っても、花は5mmもないくらい小さく、うっかりすると見落としてしまうほどだ。こんな小さな花でも、虫には非常に人気があって、いろんな種類の虫が集まってくる。むしろ小さな花より、集まってくる虫を見ていた方が面白い。蝶はキチョウ(黄蝶)とダイミョウセセリ(大名挵蝶)だと思う。














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トロロアオイ

2010-10-10 | 樹木・花木
ムクゲやフヨウのついでに、アオイ科の親戚筋に当たる花をもう一つ。たぶんトロロアオイ(黄蜀葵)だと思う。野菜(?)として食用にするオクラの仲間だ。そうは言っても、オクラ(秋葵)の花も馴染みが薄いが、フヨウによく似た黄色い花だ。このトロロアオイは、ハナオクラ(花秋葵)とも言うようで、オクラの花と区別が付かないくらいそっくりだ。ちなみに、一昨年の8月25日に載せたワタ(綿)の花もこれとよく似ている。ワタも属は違うが同じアオイ科だそうだ。薄い黄色の花弁と対照的に、やや赤みがかった濃い褐色の蕊が印象的だった。








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フヨウ (3)

2010-10-09 | 樹木・花木
中心部が赤く花弁も仄かにピンク色をしているフヨウだ。園芸種なのだろうか。豊田まで行ったついでに岡崎の奥殿陣屋に立ち寄ってみたら、県道沿いで咲いていた。







八重咲きのフヨウだが、スイフヨウ(酔芙蓉)だと思う。一重咲きのフヨウの変種で、花弁が咲き始めは白いが、時間が経つにつれてピンク色に変わってくるので、その様を“酒に酔って赤くなる”ことに喩え、スイフヨウという名前になったそうだ。花に来ていたバッタはツユムシだろうか。クマバチやハナグモと思しき蜘蛛、いろんな蝶も集まって来ており、フヨウの花は虫たちで賑やかだった。








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フヨウ (2)

2010-10-08 | 樹木・花木
フヨウの花に蜂が来ていたが、花粉まみれになっていて、人間ならさしずめ「いやぁ、まいったなぁ。直ぐに帰ってシャワーを浴びなきゃ!」と言っているように見える。ハバチかハキリバチのようだが、名前は判らない。











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フヨウ (1)

2010-10-07 | 樹木・花木
フヨウ(芙蓉)は、ムクゲと同じアオイ科フヨウ属の仲間で、花はムクゲよりやや大きく、姿はムクゲやハイビスカスとよく似ている。ムクゲが2~3日は続けて咲くのに対して、フヨウは朝咲いて夕方には萎む1日花だそうだ。中国原産だが、アメリカ原産のアメリカフヨウもある。これは園芸種だと思うが、どういう種類なのか判らない。











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ムクゲ (2)

2010-10-06 | 樹木・花木










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ムクゲ (1)

2010-10-05 | 樹木・花木
猛暑の頃から涼しくなった今もずっと咲いているムクゲ(木槿)の花だ。夏の花だとばかり思っていたら、東海地方では今月いっぱいくらいまで咲き続けるらしい。自然交雑種や園芸種も多いそうだ。これはどういう品種か知らないが、豊田市の愛知県緑化センターで咲いていた。中国原産だそうだが、韓国の国花になっている。











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ハギ

2010-10-04 | 樹木・花木
種類は判らないが、秋に普通によく見られるハギ(萩)だ。ヤマハギではないかと思うが、園芸種なのかもしれない。赤い花に来ていたセセリチョウは、愛嬌のある顔をしたキマダラセセリ(黄斑挵蝶)のようだ。











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ヌスビトハギ

2010-10-03 | 草花
外来種のアレチヌスビトハギに対して、日本に古くからある普通のヌスビトハギ(盗人萩)だ。名前に“荒れ地”と付いていないだけあって、花はアレチヌスビトハギより小さく清楚で、遙かに上品に見える。鞘状の実はアレチヌスビトハギとそっくりで、アレチヌスビトハギでは3~6個付いているのに対して、ヌスビトハギでは通常は2つだけのようだ。ヌスビトハギの実は去年の9月19日に載せたように、種の入った鞘の形が、“盗人”の足跡に似ているのが名前の由来らしいが、この植物に初めて名前を付けた人の発想が実に面白い。秋が深まると、あちこちの草むらで“ひっつき虫”になるアレチヌスビトハギやヌスビトハギの実が見られるようになるだろう。








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アレチヌスビトハギ

2010-10-02 | 草花
ヘクソカズラほど酷くはないにしても、アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)も、変な名前を付けられた植物の一つだ。2005年に施行された外来生物法では「要注意外来植物」に指定されているほど繁殖力が旺盛で、道端や空き地などでよく見掛ける北アメリカ原産のやっかいものの雑草だ。種ができると、その実は“ヒッツキ虫”になって、衣服に付くと取り除くのに苦労する。花はどことなく人相の悪い顔のようであり、小さな2つの模様が“眼”のように見えるのが面白い。











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