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浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

米軍人の感覚

2016-12-14 17:15:29 | その他
 『朝日新聞』記事。貼り付けさせていただく。米軍人の感覚のひどさは、万人が知るべきものだと思うから。


米軍高官「被害与えず、感謝されるべき」 沖縄副知事に

朝日新聞デジタル 12/14(水) 15:51配信

 沖縄県名護市沖に米軍輸送機オスプレイが不時着して大破した事故で、沖縄県の安慶田(あげだ)光男副知事は14日、在沖米海兵隊トップのニコルソン四軍調整官に対し抗議した。安慶田副知事によると、ニコルソン氏は「パイロットは住宅、住民に被害を与えなかった。感謝されるべきだ」と抗議に不満を示したという。

 安慶田副知事によると、オスプレイの飛行停止と配備撤回を求める抗議文をニコルソン氏に手渡し、抗議したが、ニコルソン氏はかなり興奮した様子で「(事故を)政治問題にするのか」と言ったという。安慶田副知事は「県民はオスプレイの配備も訓練も認めていない」と述べたが、ニコルソン氏は最後まで怒りが収まらない様子だったという。

 安慶田副知事は面会後、報道陣に「謝罪は全くなかった。本当に植民地意識丸出しだなと感じた」と述べた。

 沖縄には2012年10月から米軍普天間飛行場(宜野湾市)に順次24機のオスプレイが配備されたが、県や宜野湾市などは一貫して配備撤回を求めている。(吉田拓史)
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朝日新聞社
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沖縄でのオスプレイ墜落

2016-12-14 12:05:36 | その他
 このニュースは、沖縄の新聞などをみないと本当のことはわからない。本土の新聞は、米軍や日本政府の発表を垂れ流すだけだから・・・・

http://ryukyushimpo.jp/

 日本政府は、「不時着水」だって。写真を見ると、これは墜落だよ。

http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/75645
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【本】上原善広『路地の教室』(ちくまプリマ-新書)

2016-12-14 08:49:55 | その他
 被差別への差別を真剣な面持ちでとりあげるのではなく、さらっと差別の現状を示しながら、差別との向き合い方を教える。

 もちろん、被差別への差別に関するもろもろの知識はやさしく書かれている。だからこの本を読めば、「問題」についての一定の認識は得られる。

 この本の特徴は、「路地」=かつての被差別はなくならないが、しかしいずれ差別はなくなるだろう、いやそれはなくさなければならないと、大上段から主張するのではなく、淡々と記していく、これがよい。

 差別は無数にあり、それは泡のようなもので、浮かんでは消える、そういうものだと思っている。たとえば頭頂部に髪がない人に、「ハゲ」というのも差別だ。しかし、社会の中に共有されている社会的差別、たとえば在日コリアンに対するそれは、公的権力が下支えしているから存続するし、人々も公然と差別するようになるのだと考えている。

 しかし現在、「路地」への差別については、公的権力がそれを支えていることはない。したがって、今あるのは社会的差別ではなく、今までの差別の事実が今なお尾を引いているという段階だろうと思う。だから「路地」への差別について、著者の「差別が解消傾向にある21世紀」(37ページ)という認識に同意する。

 「路地」への差別に関する本は、差別を糾弾し、こういう差別がある、オマエはどう考えるんだ、というものが多かったように思う。しかし、この本は、そういうものではなく、ともに考えていこうという姿勢でかかれている。

 被差別に関する知識、それをどう考えたらよいかを学ぶには、とてもよい本だと思う。

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トランプ政権

2016-12-14 08:30:17 | その他
 アメリカ国民は、次期大統領にトランプを当選させた。グローバリズム、新自由主義的な経済政策により、剥落する中間層が変革を求めて、クリントンでは今までと同じ、ならばトランプにと投票した結果である。しかし、アメリカ国民は失望するだろう、いずれ。サンダースのような人物が大統領にならない限り、アメリカの体制、自由にカネもうけができるシステムは、存続する。

 トランプは富豪である。富豪である彼が、みずからの経済的利益を犠牲にしてまで、落ちぶれていく中間層に大盤振る舞いなどしないだろう。リップサービスくらいはするかもしれないが、結局軍産複合体、金融資本優遇の政策を展開していくことだろう。

 さらに問題なのは、トランプは無数の暴言によりメディアの注目を浴び、それによって知名度をあげてきたことだ。真実や正義とは、無縁の人間だ。だから、post-truthということばが流通するようになった。意訳すれば、「真実なんて糞食らえ」である。トランプの選挙を支えたインターネットメディアのブライトバート、Steve Bannonは、平気でデマを流してきた。トランプには、political collectnessもtruthも無縁なのだ。

 そういう人間が、核兵器開始のボタンを押す権利を保持し、アメリカだけではなく、世界にしゃしゃりでてくる。モンロー主義的な発言もしていたが、国境を越えてカネもうけをしたい富豪と、戦争をすることに躊躇しない軍人を集めたトランプ政権は、危険というしかない。

 明日、私は某所でトランプ政権について話すが、いまだ十分な資料が集まっていないが、そろそろその予測が立つようになってきた。

 日本は、そのトランプ政権に低姿勢で臨み、さらに日本の富をアメリカに差し出すようになるであろう。

 日本の不幸は、続く。しかしそうした不幸は、安倍政権支持という国民の意向に沿うものだ。アメリカ国民はいずれ、裏切られたなどとトランプ政権を批判するようになるのだろうが、わが日本国民は、なかなか気づかない。

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