アナキズムとは、どういう思想なのか。それを、アナキズムの思想家であり実践家であったプルードン、バクーニン、クロポトキン、ルクリュ、マフノを通して明らかにするというもの。文章は歯切れがよくて、読みやすい。
最初読み始めた時は、栗原康的な書き方に、これはどうかなと思ったが、しかし、栗原康的な叙述は付随的なところのみで、本筋の所では、きちんと原典をもとに説明を加えている。栗原康の場合は、本筋の所で自らの主観的な見解を交えた、ウソか真(まこと)かわからにようなことを書きつらねるというもので、歴史を学んでいる者としてはとうてい読み進められない代物である。
それに引き替え本書は、ウソか真(まこと)かが判別できる書き方をしているので、許容範囲である。
いずれにしても、本書により、アナキズムの思想家の特徴がいちおうは学び取ることができる。
最初読み始めた時は、栗原康的な書き方に、これはどうかなと思ったが、しかし、栗原康的な叙述は付随的なところのみで、本筋の所では、きちんと原典をもとに説明を加えている。栗原康の場合は、本筋の所で自らの主観的な見解を交えた、ウソか真(まこと)かわからにようなことを書きつらねるというもので、歴史を学んでいる者としてはとうてい読み進められない代物である。
それに引き替え本書は、ウソか真(まこと)かが判別できる書き方をしているので、許容範囲である。
いずれにしても、本書により、アナキズムの思想家の特徴がいちおうは学び取ることができる。