浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

廃校

2017-05-03 09:06:04 | その他
 山村の小学校や中学校が廃校になる動きが顕著になっている。

 かつては、林業などがさかんで、またその地域にも道路建設などの公共事業があって多くの人々がそこで生活していた。しかし公共事業が減り、林業も衰退し(山は荒れているのに)、また「平成の大合併」で役場も消え、そこでは生きていけないから、人々は山を去っていく。あとには高齢者が残った。

 それにつれ、学校の校庭から子どもたちの声も消えていった。

 しかし、小学校は子どもたちが学ぶ場としてあるのではない。その地域の文化の中心でもある。それが消えていく。

 現在の社会体制は、地方を切り捨てる政策を展開し、東京一極集中へと舵を切っている。今後も、山村やいなかから人々は移動し、人口は減少していく。

 全体的に子どもの数は減っている。「少子化」対策という声ばかりが聞こえてくるが、子どもを育てていくという大切な「事業」を、政府が支えていくという施策は見えない。子育てが家庭の仕事とされ、親たちは一人ないし二人のこどもで精一杯だ。

 その二つの無策で、山村の小学校が消えていく。

 今年3月、浜松市天竜区の一つの小学校が消えていった。

https://www.youtube.com/watch?v=_pjovDamGHI
 
コメント
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