浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

2018-08-02 12:03:45 | 政治
 どういう人生を送っているかは、年齢を重ねると顔に現れてくる。多くの政治家の顔に、しばしば私は傲慢と蔑視をみる。傲慢は、周囲の人々から「・・センセイ」などと呼ばれるために、自分自身がすごくエライ人だと認識するようになる。またおのれの無知蒙昧を自己認識できなくなるので、他者を見下すようになる。

 能力のない人ほど、他者を蔑視する。

 この人は、いったいどういう人生を送っているのだろうか。

杉田水脈氏に自民が「指導」 「配慮欠く」と異例の見解
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【本】NHKスペシャル取材班『戦慄の記録 インパール』(岩波書店)

2018-08-02 10:07:26 | 
 昨日午前中に届き、昨夜読了。これはNHKスペシャルなどで放映されたものを書籍にしたのであるが、私は映像を見ていない。

 私も、静岡県で編成された軍隊の戦闘の調査に中国はその他へ行ったりしているが、NHKの方々は当然出張で調査をしているのだろうから、うらやましい限りである。歴史の調査の出来不出来は、時間とカネをどれだけかけたかによる。私も民放と共に、二度中国へ調査に行ったことがあるが、乏しい予算で、よい映像が撮れるかどうかは、運による。長期の調査は無理だからだ。

 さて、本書は、たいへん迫力がある。歴史の調査は、執念深く探索していくと、素晴らしい資料や人物に会うことができる。取材班は、熱心に調査を行い、実際にインパールに参加した元兵士を訪ね、実際の声を聞くことができた。すでに元兵士は、90歳を越えている。まさに最後の機会である。

 なかでも、浜松市出身の齊藤博圀氏を捜し当て、氏の当時の日誌や回想録に接したことが、インパール作戦の無謀さを一次史料で明確にすることができたといえよう。氏の日誌その他は、復刻する価値があると思う。

 インパール作戦は、登場を中心とした陸軍中央と牟田口廉也の無謀な作戦により実行され、日本軍兵士に多大な犠牲を強いたものであることは、たとえば岩波新書の『インパール作戦従軍記』(丸山静雄?)などを読めば即判明することである。しかし、こうした無謀な作戦を展開し、日本軍兵士を塗炭の苦しみに追いやったにもかかわらず、軍幹部は一切責任をとっていない。まさに兵士たちは無駄死にをしいられたと言えよう。

 作戦がどのようにつくられ、どのように実行されたかの記述もあるが、現地に取材に行きそこで話を聞いた現地の人々の証言はなかなか重いものであった。また取材先で、日本の演歌を鳴らしたところ、急に無数の蛾が集まり来たことの描写は、インパールで非業の死を遂げた兵士と二重写しになり、そのむごい事実をさらに印象深くさせていた。

 戦争とはいかなるものか、それを知らない、学ばない人々が、政治家になったりしている。戦争とは、こういうものだということを知るためにも、読むべき本であると思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

これこそ正論

2018-08-02 08:07:59 | その他
室井佑月「品位なんて糞食らえ!」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

信じられない所業

2018-08-02 07:56:14 | その他
 東京医科大学が、入試に際して、女性を不利に扱っていたことが明らかになったようだ。女性差別である。

 裏口入学などを行う大学にはこうしたウラがまだまだあるのではないだろうか。驚くべき腐り方である。安倍政権下の日本では、あちこちから腐臭が立ちのぼってきている。

東京医大、女子受験生を一律減点…合格者数抑制
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする