浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

安田純平さんのこと

2018-08-03 08:17:06 | その他
 先日、囚われの身となっている安田純平さんの救出を求める画像が放映された。結論から言えば、日本政府は救出に全面的に乗り出すべきである。日本政府の姿勢は、国際的にもあり得ない対応、無対応である。公式には、テロ組織と交渉はしないと言明しているアメリカ政府ですら、こういう場合には全力で対応する。邦人の救出、それが国家の役割なのだ。

 今までも、日本政府は中東で拘束された人々を無視し、彼らの命を救わなかった。私は、日本政府の冷酷さを認識した。困難な状況に陥った国民を救わない国、それが日本であるという確信を強めさえした。

 どこのアナウンサーだったか、安田さんと同じような事件が起きた時、「自己責任」を強調し政府による救出を非難していた人がいた。しかし彼は海で遭難しかけた時にSOSを発して救出されたことがあった。自分自身が主張していた「自己責任」論で一貫させようとするなら、彼は海で死ぬべきであった。しかし彼は救出された。いったい彼はおのれの「自己責任」論をどう処理したのか。

 私は、金がかかっても、安田さんを救出すべきだと思う。

安田純平さん拘束から3年と、日本の不名誉
コメント (1)
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