浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

高校野球の「感動」

2018-08-22 22:19:20 | 社会
 金足農業高校、部員が秋田県出身者だけ、ということ、それは正しいと思った。

 今や高校野球は、選手の異動が県境を簡単に超える。何が「〇〇県代表」かと思う。これもウソだ。高校野球部は、地元の選手ではなく、上手な選手を各地から集める。今や強豪校というのは、全国から野球のうまい生徒をどれだけ集めることができるかで決まる。

 こんなの邪道である。

 甲子園への出場は、「郷土の誇り」?もうこれもシュールの領域である。そしてもう一つ。次に紹介する記事は、夏の高校野球大会がいかにシュールであるのかを指摘する。

https://toyokeizai.net/articles/-/234656
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輪郭

2018-08-22 21:30:18 | 
 今日も暑かった。午後、電車で静岡へ。ボーッと窓の外を見ていると、遠くの山の輪郭がはっきりしていた。空の色も、緑も、その色を際立たせるように存在していた。

 途中、買ってあった『原民喜』(梯久美子 岩波新書)を読みはじめた。原民喜の自死の話しから始まっていた。彼はみずからの死に、轢死を選んだ。彼にとっては、もっとも忌避すべき死に方であった。

 読み、立ち止まり、窓外を眺める。読み、立ち止まり、窓外をみつめる。そういう読み方しかできないような内容であった。

 まだほんの少ししか読んではいないが、原民喜にはいつも死がまとわりついていたようだ。生と死の輪郭がはっきりしないそういう生を生き、最後はそういう生をみずから絶った。

 梯久美子の文は、こういうことばでしか表現できないが、とてもうまい。黒岩比佐子と同様に。

 だがこの本は、読み進めるのに苦労する。文字で描かれた世界が想像をこえ、その世界の暗部に死がこびりついているからだ。

 いったいどのくらいの時間がかかるのか。

 原民喜の「民喜」は、民が喜ぶという意味だそうだ。原民喜は1905年生まれ。その年、日露戦争勝利で、民は喜んでいた。

 原民喜のその名の輪郭は、とてもはっきりしている。

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東京五輪のボランティア

2018-08-22 21:24:40 | 政治
 ボランティアは、すべて自費でタダでつかおうとしているのに、組織委員会のメンバーには高額の報酬。

東京オリンピック組織委員会の役員報酬は年間2400万円、ボランティアに自己負担を強いる一方で宿泊・交通費なども全額支給
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官僚は、ハイエナのように

2018-08-22 21:21:52 | 政治

「障害者雇用水増し」問題 厚労省の天下りに高額役員報酬
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行政はウソをつく

2018-08-22 09:00:03 | 政治
 森友・加計問題で露呈されたように、首相はじめ政治家はもとより、官僚も堂々とウソをつきまくる人々であることが公然化した。そして今度は、民間企業には障害者の雇用をうるさく指導していた中央省庁が、障害者雇用数を平然とゴマカしていたことが明らかになった。

 日本の行政の信頼性は、地に堕ちていると言えよう。

 『東京新聞』記事。

「障害者働く場 奪われた」 水増し 数千人規模
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