窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

リサイクルデザインフォーラム2009②

2009年11月02日 | リサイクル(しごと)の話
  リサイクルデザインフォーラム2009では、子供たちにリサイクルを楽しみながら学んでもらう様々なイベントや工作教室が企画されました。子供たちは各ブースを回って様々な体験をすると同時にスタンプラリーもでき、全てのブースでスタンプを集めると景品がもらえるようになっています。

*『ゴールドラッシュ』



  携帯電話のリサイクルについて学ぶ、見学型ブースです。ご存知の方も多いと思いますが、携帯電話には金・銀・銅などの有価金属やパラジウムなどのレアメタルと呼ばれる希少金属が使われており、それらのリサイクルが注目を集めています。一般に携帯電話一機で金0.03g、銀0.13g、銅12.8g、パラジウム0.005gが使われており、金額に換算するとおおよそ100円程度になるそうです。

*『天ぷら油発電所』



  天ぷら油をリサイクルしたBDFの精製過程を展示。子供たちにはメタノールを混ぜた天ぷら油を振ってもらい、分離する様子を見てもらいました。


  
  さらに会場ではこの天ぷら油のBDFを使って発電機を回し、綿菓子を作って配りました。



  いつの時代も綿菓子は子供たちに大人気です。

*『すきすき紙すき』



  古紙のリサイクルを学ぶだけでなく、実際に紙を梳いてオリジナル再生紙を作るという体験型ブースです。今時、古紙でなくとも紙を梳く体験など滅多にできませんので、子供たちに非常に人気の高かったコーナーです。



  お湯でどろどろに溶かした牛乳パックを梳いてアイロンで乾かせば、オリジナル再生紙の出来上がりです。紙がどういう風にできているかを知るだけでも子供たちは楽しかったのではないでしょうか。

*『工作体験』



  昨年に引き続き、布や竹など身近にあるものを使った工作体験教室。年配の方の経験が発揮される場所です。子供たちはとても夢中になっているように窺えました。時代は変わったように見えても、昔の子供が楽しかったことは今の子供にとってもやはり楽しいのだと思います。


  
  昨年に引き続き、工作教室では割き布を使った金魚作り、竹を使ったブンブン作り、そして当組合のイメージキャラクター「りくみちゃん」のぬりえが行われました。

*太陽油脂株式会社「手作り石鹸教室」



  人と環境にやさしい石鹸をつくりつづけて半世紀、太陽油脂株式会社さんによる「手作り石鹸教室」。

*丸富製紙株式会社「100%再生紙のトイレットペーパーができるまで」



  丸富製紙株式会社さんは、牛乳パックの リサイクルによるトイレットペーパーの製造を日本で初めて実現させた会社だそうです。当組合オリジナルグッズである「りくみのトレペ」と「りくみのティッシュ」も作っていただいています。再生ペーパーナプキン(?)「吸取名人」の展示と再生紙ができるまでの解説。

*株式会社大川印刷「点字名刺づくり」



  ソーシャル・プリンティング・カンパニー、株式会社大川印刷さんの「点字体験」。グリーン電力を使って作った台紙への点字体験と製本体験。

*東京油田2017「VDFってなに?」



  東京で使われた天ぷら油を回収し、VDF(Vegetable Disel Fuel)に再資源化するTOKYO油田2017さんによるVDFの解説。

*横浜環境ポイント実行委員会「ポイント交換センター」



  リサイクルデザインフォーラムと横浜環境ポイント実行委員会さんとのコラボレーション。当日、会場でのスタンプラリーでスタンプを集めるとエコポイント3点と交換できました。

  次回は体と自然にやさしく横浜を元気にする、「ハマベジカフェ・ハマベジクッキング」のご紹介です。

  繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした

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