いつも稽古の半ばで休憩が入り、沈先生(写真)のお話があります。今回は「天人合一」というキーワードから長く健康であるためには何事もほどほどにというお話でした。例えば、ダイエットするにしても急激に痩せすぎればかえって身体に負担をかけてしまう、急激な激しい運動は若いときはそれでもよいかもしれないが、歳をとってくるとかえって身体を害してしまうことがあるというようなことです。
同じようなことをフランスで活躍されている空手家、時津賢児先生が御著書『武道の力』の中で述べておられました。それによれば、年齢の若いうちにしか採用することができず、引退した後は下降線を辿るのみとなってしまう現代の競技スポーツのトレーニング方法は、アスリートの持つ身体能力を伸ばすというよりも「効率よく消費する」方法論ではないかということです。
武道の力―人間は80歳まで強くなれる!時津 賢児大和書房このアイテムの詳細を見る |
陰と陽いずれかではなく、常に陰と陽が渾然一体となって存在しているという太極拳の根本思想から捉えても極端な陰、極端な陽はいずれにしてもバランスを欠いたやり方であるということができます。
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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