窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

横浜でこんな新鮮なお魚が食べられるとは…ー創作居酒屋 根がかり(鶴見)

2024年07月25日 | 食べ歩きデータベース


 今度は鶴見で魚です。7月17日、「創作居酒屋 根がかり」さんにお邪魔しました。僕は釣りをしないので知らなかったのですが、根がかりとは、「釣り針やルアーが水底の岩や異物などに引っかかってしまうこと」を言うのだそうです。

 ここは旬の海の幸を本当に美味しく調理していただけて、横浜でこんな新鮮なお魚が食べられるのかと驚きでした。例えば、冒頭の写真の岩牡蠣ですが、生ガキにありがちな水っぽさが全くなく、濃厚な旨味で、口の中で海苔のような香りがふわっとします。牡蠣で海苔のような香りがするというのは、今まで経験がありません。



 この日ご一緒させていただいた大先輩が横浜港で獲ってきたばかりの、ついさきほどまで生きていたタコの刺身。タコは少しでも鮮度が落ちると、柔らかさと弾力が全然違ってくるので、本当に別物です。



 根室産紫雲丹を海苔で巻いていただきます。



 平目の刺身。



 忘れていましたが、お酒も当たりばかりでした。まず、「七田 純米吟醸」。フルーティーかつ深い旨味があります。とても飲みやすい。



 鰺の刺身。鰺も水っぽさがなく、鰺本来の旨味が楽しめます。



 太刀魚の白焼き。子供の頃、巨大な塩焼きがよく食卓に並んだせいか、正直太刀魚はあまり好きな魚ではなかったのですが、これはふわっと柔らかく、脂っぽさもなく、とても美味しかったです。今が旬で夏の風物詩でもある鱧の白焼きより、僕はこちらの方が好きです。



 夏らしい、涼しげなボトルにカワセミをあしらった、「刈穂 かわせみ 純米吟醸」。やはりフルーティでしっかりとした旨味を感じるのですが、七田よりは後味がすっきりしていて軽く感じます。今年のような特に蒸し暑い夏に、キレ過ぎない、ゆっくり味わえるお酒です。



 鰺のなめろう。



 さっぱりしたものが続いたので、最後は少しだけ油ものを加えて。アンチョビポテト。



 「春鹿 赤乃鬼斬 生もと純米原酒」。油ものが出てきたので、一転してキレ重視のお酒に切り替えました。アルコール度数も18度あります。



 最後は、先ほどの獲れたてタコを唐揚げにしていただきました。



「淡墨長寿桜 純米酒 ピッチピチ 生原酒」。幻のお米、それも酒米ではなく食用米の岐阜県「ハツシモ」を使用。フルーティですが、フレッシュで爽やかな飲み心地のお酒でした。

根がかり



神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央2-7-28



繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした

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