今年の「最多入場者数展覧会」は、横浜美術館の「ルーヴル美術館展」?

つい先日終了した横浜美術館の「ルーヴル美術館展」ですが、(7月30日からは京都市美術館で開催されます。)総入場者数は約62万人を越えたそうです。幸いにして私が出向いた時はあまり混雑していなくて、予想以上にゆっくりと鑑賞することができたのですが、日によっては「何時間待ち」ということもあったそうです。もちろん、展覧会の内容そのものは素晴らしく、私もアングルやドラクロワ等の名作を思いっきり堪能してきましたが、これだけの人数となると、もしかしたら「ルーヴル」という「ブランド力」によるものもあったかもしれません。

ちなみに62万人とは、それぞれの年で最も入場者を集めた展覧会、例えば、2004年の「草間彌生展」(森美術館・52万人)や、2003年の「大英博物館の至宝展」(東京都美術館・50万人)、それに2002年の「プラド美術館展」(国立西洋美術館・52万人)なども上回る数字です。久々の「大入り」と言っても良く、今年最も集客した展覧会となる可能性もありそうです。

ところで、私が今年見た美術展の中で、最も混雑している印象を受けた「ゴッホ展」(東京国立近代美術館)は、約52万人の入場者数だったそうです。これは、日本で開催された「ゴッホ展」の中では最も入場者が多かったと言う、ある意味で「歴史的」な展覧会だったのですが、会期は異なるにしろ、ルーヴル美術館展には一歩及ばなかったようです。

今までに国内で開催されたもの中で、最も入場者が多かった展覧会は一体何でしょうか。1974年に東京国立博物館で開催された「モナ・リザ展」が150万人(!)を集めたという記録は見つかりましたが、実際の所はどうでしょうか。
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