バイロイト音楽祭2005 大植さんの「トリスタンとイゾルデ」

大植英次さん力演、バイロイト音楽祭で盛んな拍手(asahi.com)
25日に開幕したドイツのバイロイト音楽祭で、初日に名作「トリスタンとイゾルデ」を指揮した大阪フィル音楽監督の大植英次さん(47)は、感性ゆたかな響きを紡いで聴衆の盛んな拍手を浴びた。

昨日開幕したバイロイト音楽祭。初日大植さんが振られた「トリスタンとイゾルデ」は、一部演出へのブーイングがあった以外は、概ね好意的に迎えられたそうです。まだ詳細が分からないので何とも言えませんが、出足は良好だったようです。

ところで、昨日の公演ですが、私もNRK(ノルウェー国営放送)のインターネットラジオで一幕まで聴きました。序曲からやや表情が硬く、響きも全体的に平板な印象も受けましたが、どうやら二幕、三幕と尻上がりに調子を上げたようです。(そちらはこれから録音で聴いてみたいと思います。)私が一番感銘を受けたのは、イゾルデのNina Stemmeでしょうか。突き抜けるような強靭な歌声は、音楽をぐっと引き締めていて、最初から抜群の存在感を示していました。

今日はライブでは密かに(?)人気があるという、ピーター・シュナーダーの「ローエングリン」です。上演は日本時間で午後11時からとのことで、同じくNRK(思っていたよりも音質は良好でした。)で聴いてみたいと思います。
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