エリアフ・インバルが都響の常任指揮者に就任

都響の常任指揮者にエリアフ・インバルが就任します。期間は、現常任のデプリースト退任後、2008年4月より3年間です。これは楽しみです。

東京都交響楽団の常任指揮者、エリアフ・インバルさんに(YOMIURI ONLINE)



元々インバルは都響と関係の深い指揮者でしたが、ベルティーニの音楽監督就任後に何故か登場機会が減り、昨年の11月、ようやく7年ぶりに指揮台へ立ったばかりのことでした。そして今年の12月には、定評のあるマーラーより「悲劇的」と「夜の歌」が予定されています。常任指揮者就任の「前祝い」ともなるコンサートとなりそうです。

私としては、デプリーストも都響より色彩豊かな音を引き出した功績の持ち主だと思うので、任期満了とは言え三年での退任はやや残念に感じますが、まずはまたインバルを身近な都響で楽しめることに期待したいと思います。詳細は都響のプレスリリースをご参照下さい。

東京都交響楽団の指揮者体制について東京都交響楽団 トピックス)

ちなみに現、首席客演指揮者の小泉和裕も、「レジデント・コンダクター」への就任がアナウンスされています。こちらは、ポスト・インバルを見通した人事なのかもしれません。

*エリアフ・インバル(1936.2.16 エルサレム~)
1974~1989 フランクフルト放送交響楽団 首席指揮者
1985~1988 フェニーチェ歌劇場 音楽監督
1995~2000 東京都交響楽団 特別客演指揮者
2001~ ベルリン交響楽団 首席指揮者
2007~ フェニーチェ歌劇場 音楽監督
2008~ 東京都交響楽団 首席指揮者(予定)
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