都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「MOTコレクション(2007年度第1期)+岡本太郎『明日の神話』」 東京都現代美術館
東京都現代美術館(江東区三好4-1-1)
「常設展示・MOTコレクション(2007年度第1期)/岡本太郎『明日の神話』」
4/27-7/1
現在開催中のMOTコレクション(常設展)が充実しています。以前、汐留でも展示されて話題を呼んだ岡本太郎の「明日の神話」とのコラボレーションです。
長らく作品を購入してこなかったMOTですが、ここに来てようやく一定の予算が確保されたようです。今回、2006年度の新収蔵作品が初めて公開されています。また寄託、寄贈作品も全てMOT初公開です。以下、そのリストを挙げておきます。
*2007年度第1期常設展示*
新収蔵品
スゥ・ドーホー 「リフレクション」(2004/2007)
藤本由起夫 「EAR WITH CHAIR(MOT)」(1990/2007)
加藤美佳 「Seed」(2006)
奈良美智 「サヨン」(2006)
会田誠 「たまゆら(戦争画RETURNS)」(1999)
大竹伸朗 「ゴミ男」(1987)
マシュー・バーニー 「拘束のドローイング9:ミラーポジション」(2005)
寄贈作品
佐藤多持 「水芭蕉」(1955)
佐藤多持 「水芭蕉曼陀羅 み」(1966)
佐藤多持 「水芭蕉曼陀羅 め」(1966)
佐藤多持 「水芭蕉曼陀羅 黄15」(1969)
山本直影 「IKAROS 20013」(2001)
高木正勝 「Bloomy Girsl」(2005)
高木正勝 「el viento」(2006)
寄託作品
白髪一雄 「地平星鉄臀膊(Chisuisei Tetpihaku)」(1961)
加藤美佳 「カナリア」(1999)
奈良美智 「White Night」(2006)
会田誠 「美しい旗(戦争画RETURNS)」(1995)
会田誠 「スペース・ウンコ」(1998)
会田誠 「スペース・ナイフ」(1998)
大竹伸朗 「スクラップブック」(1983-2006)
入口の吹き抜けで軽やかに佇むのはスゥ・ドーホーの「リフレクション」(2004/2007)です。天井窓からの光を受けて仄かに映える水色は美しく、何やら水中に潜って門を見上げているような印象も与えてくれました。ちなみにこの作品と「明日の神話」は撮影が可能です。
汐留では鑑賞のための行列まで出来ていた「明日の神話」も、ここではゆとりのある空間にて存分に楽しむことが出来ます。縦5メートル50センチ、横30メートルにも及ぶ空前絶後の巨大作品が、まるで狙ったかのように展示空間へスッポリとおさまっていました。率直なところ、私はこの作品の「凄さ」がまだよく分かりませんが、その他、岡本のオブジェ(陶)数点とロスコ、吉原治良の共演などは見応え十分です。この岡本太郎コーナーだけでも、木場まで足を運ぶ価値があるかもしれません。
「特別公開:岡本太郎「明日の神話」」(弐代目・青い日記帳):「明日の神話」について詳細なレポートです。
もちろん、MOTではお馴染みのジャッドやステラ、または宮島のカウンターなども展示されています。また、会田誠が4点も紹介されているのもポイントではないでしょうか。屏風画の体裁をとる「戦争画RETURNS」は迫力満点です。
MOTコレクション(2007年度第1期)は来月1日までの開催です。(6/16)
*同時開催中の展覧会
「マルレーネ・デュマス - ブロークン・ホワイト - 」 東京都現代美術館
鬼頭健吾 「Starburst galaxy」 東京都現代美術館
*「明日の神話」関連エントリ
「太陽の塔」と「明日の神話」
岡本太郎の「明日の神話」と「汐留アート塾」 inシオサイト
「常設展示・MOTコレクション(2007年度第1期)/岡本太郎『明日の神話』」
4/27-7/1
現在開催中のMOTコレクション(常設展)が充実しています。以前、汐留でも展示されて話題を呼んだ岡本太郎の「明日の神話」とのコラボレーションです。
長らく作品を購入してこなかったMOTですが、ここに来てようやく一定の予算が確保されたようです。今回、2006年度の新収蔵作品が初めて公開されています。また寄託、寄贈作品も全てMOT初公開です。以下、そのリストを挙げておきます。
*2007年度第1期常設展示*
新収蔵品
スゥ・ドーホー 「リフレクション」(2004/2007)
藤本由起夫 「EAR WITH CHAIR(MOT)」(1990/2007)
加藤美佳 「Seed」(2006)
奈良美智 「サヨン」(2006)
会田誠 「たまゆら(戦争画RETURNS)」(1999)
大竹伸朗 「ゴミ男」(1987)
マシュー・バーニー 「拘束のドローイング9:ミラーポジション」(2005)
寄贈作品
佐藤多持 「水芭蕉」(1955)
佐藤多持 「水芭蕉曼陀羅 み」(1966)
佐藤多持 「水芭蕉曼陀羅 め」(1966)
佐藤多持 「水芭蕉曼陀羅 黄15」(1969)
山本直影 「IKAROS 20013」(2001)
高木正勝 「Bloomy Girsl」(2005)
高木正勝 「el viento」(2006)
寄託作品
白髪一雄 「地平星鉄臀膊(Chisuisei Tetpihaku)」(1961)
加藤美佳 「カナリア」(1999)
奈良美智 「White Night」(2006)
会田誠 「美しい旗(戦争画RETURNS)」(1995)
会田誠 「スペース・ウンコ」(1998)
会田誠 「スペース・ナイフ」(1998)
大竹伸朗 「スクラップブック」(1983-2006)
入口の吹き抜けで軽やかに佇むのはスゥ・ドーホーの「リフレクション」(2004/2007)です。天井窓からの光を受けて仄かに映える水色は美しく、何やら水中に潜って門を見上げているような印象も与えてくれました。ちなみにこの作品と「明日の神話」は撮影が可能です。
汐留では鑑賞のための行列まで出来ていた「明日の神話」も、ここではゆとりのある空間にて存分に楽しむことが出来ます。縦5メートル50センチ、横30メートルにも及ぶ空前絶後の巨大作品が、まるで狙ったかのように展示空間へスッポリとおさまっていました。率直なところ、私はこの作品の「凄さ」がまだよく分かりませんが、その他、岡本のオブジェ(陶)数点とロスコ、吉原治良の共演などは見応え十分です。この岡本太郎コーナーだけでも、木場まで足を運ぶ価値があるかもしれません。
「特別公開:岡本太郎「明日の神話」」(弐代目・青い日記帳):「明日の神話」について詳細なレポートです。
もちろん、MOTではお馴染みのジャッドやステラ、または宮島のカウンターなども展示されています。また、会田誠が4点も紹介されているのもポイントではないでしょうか。屏風画の体裁をとる「戦争画RETURNS」は迫力満点です。
MOTコレクション(2007年度第1期)は来月1日までの開催です。(6/16)
*同時開催中の展覧会
「マルレーネ・デュマス - ブロークン・ホワイト - 」 東京都現代美術館
鬼頭健吾 「Starburst galaxy」 東京都現代美術館
*「明日の神話」関連エントリ
「太陽の塔」と「明日の神話」
岡本太郎の「明日の神話」と「汐留アート塾」 inシオサイト
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