ドビュッシー展が「日曜美術館」のアートシーンで紹介されます!

ブリヂストン美術館で開催中の「ドビュッシー、音楽と美術展」。



これまで意外なことにも美術番組の雄、Eテレ「日曜美術館」で紹介されたことは一度もありませんでした。

それがようやく次の日曜、9月16日の本放送と再放送で紹介されます。

番組名:Eテレ「日曜美術館/アートシーン」
放映日:9月16日(日)朝9:45~10:00(本放送) 夜8:45~9:00(再放送)


放送は本編ではなくアートシーン、ようは番組の最後に全国各地の様々な美術展を紹介するミニコーナーです。


ドビュッシー展会場内風景

時間などの制約もあり、この膨大な内容のドビュッシー展のごく一部分が取り上げられることになりそうですが、それでも美術館のお知らせによれば「沢山の作品と学芸員のコメントを撮影しました。」とのこと。

「NHK日曜美術館のアートシーンで紹介されます!」@ブリヂストン美術館ブログ

実際に美術館ブログには撮影シーンとしてご担当された学芸の方、言うまでもなく先日のドビュッシーナイトにもご出演いただいた新畑学芸課長のお姿も見られます。

これはもう新畑さんの展覧会にかける熱いトークをお聞き出来ること間違いありません。ここは期待しましょう!

さてそのようなドビュッシー展、ここで私のオススメの作品を。

それがウィンスロー・ホーマーの「夏の夜」(1890年)、オルセーからやって来た一枚です。


右:ウィンスロー・ホーマーの「夏の夜」(1890年) オルセー美術館

ホーマーと言えば去年の国立新美術館の「モダンアート、アメリカン」にも出品のあったアメリカのロマン主義の画家。

制作年の1890年を年譜とあわせるとドビュッシーは28歳。ちょうど「ベルガマスク組曲」の作曲を始めた頃。また後に10年ほど付き合い続け、破局時には自殺未遂騒動を起こした通称ギャビーと出会った頃でもあります。

「ドビュッシー : 月の光、亜麻色の髪の乙女」

暗がりの岩場を背に踊るカップルの姿はドラマチック。また背景の大海原を照らす月明かりはどこか神々しいまでに瞬いています。そう言えば「ベルガマスク組曲」にも「月の光」という超名曲が含まれていました。


ドビュッシー展会場内風景

それはともかくこの景色からはドビュッシーの如何なる音楽が響いてくるでしょうか。その幻想的までの美しさに心打たれました。

それでは9月16日(日)のアートシーンをお見逃しなきようご注意下さい。

「ドビュッシー、音楽と美術―印象派と象徴派のあいだで」 ブリヂストン美術館
会期:7月14日(土)~10月14日(日)
時間:10:00~18:00(毎週金曜日は20:00まで)*入館は閉館の30分前まで
休館:月曜日(ただし7/16 、9/17、10/8は開館)
料金:一般1500円、シニア(65歳以上)1300円、大学・高校生1000円、中学生以下無料。
 *団体(15名以上)は各200円引き。
住所:中央区京橋1-10-1
交通 :JR線東京駅八重洲中央口徒歩5分。東京メトロ銀座線京橋駅6番出口徒歩5分。東京メトロ銀座線・東西線、都営浅草線日本橋駅B1出口徒歩5分。

注)ドビュッシー展会場写真は特別内覧会時に主催者の許可を得て撮影したものです。
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