都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「東美貴子ーCirculation」 アルマスギャラリー
アルマスギャラリー
「東美貴子ーCirculation」
9/7-10/26

アルマスギャラリーで開催されていた東美貴子個展、「Circulation」を見てきました。
一枚の上記DMの図版、何やら色鮮やかなモザイク状の模様。余白を取り込んで美しく広がっている。しかしながらこれが一体、果たしてタブローなのか版画なのかそれとも別のものなのか。実のところ、作品を前にするまで見当もつきませんでした。
というわけで会場のアルマスへ。モザイクは何で出来ていたでしょうか。

ずばり答えは紙。つまり紙片です。しかもその大きさを見て驚愕、何と1ミリ四方。つまりこのモザイクは1ミリの紙片が無数に張り合わされて生まれたものだったのです。
作家の東美貴子は多摩美術大学の版画科を卒業。版の表現を手がけるともに、素材の紙に注目した作品を発表してきました。

その一つの中間地点であり、到達点でもあるのが紙片によるモザイク画です。また紙片はくり抜かれたものではなく、作家自らの手で切り取られたものだとか。それこそシュレッダーよりも細かな紙の粒。紙は比較的厚手で既成のもの。DMなどを用いることもあるそうです。確かに目を凝らすと印刷されていた文字の一端を見ることが出来ました。

さて今度は紙片からモチーフに注目を。一見、抽象にも受け止められる図像、しばらく眺めていると何やら心象風景とも言うべきものが浮かび上がってきます。

これらはいずれも東が見てイメージしたものだそうです。飛行機から見た都市の風景であり、また旅先の寺院から得たインスピレーションであったり、はたまた植物の種や貝であったりします。多様です。
抽象と具象の狭間。パステル調の色彩は印象派絵画も連想させます。
図版では分からなかった紙片による美しき風景。思いがけないほどに魅力的でした。
展覧会は既に終了しました。
「東美貴子ーCirculation」 アルマスギャラリー
会期:9月7日(土)~10月26日(土)
休館:月~木曜日。*金・土・日のみオープン。
時間:12:00~19:00
住所:江東区清澄2-4-7
交通:東京メトロ半蔵門線、都営地下鉄大江戸線清澄白河駅A3出口より徒歩5分。
「東美貴子ーCirculation」
9/7-10/26

アルマスギャラリーで開催されていた東美貴子個展、「Circulation」を見てきました。
一枚の上記DMの図版、何やら色鮮やかなモザイク状の模様。余白を取り込んで美しく広がっている。しかしながらこれが一体、果たしてタブローなのか版画なのかそれとも別のものなのか。実のところ、作品を前にするまで見当もつきませんでした。
というわけで会場のアルマスへ。モザイクは何で出来ていたでしょうか。

ずばり答えは紙。つまり紙片です。しかもその大きさを見て驚愕、何と1ミリ四方。つまりこのモザイクは1ミリの紙片が無数に張り合わされて生まれたものだったのです。
作家の東美貴子は多摩美術大学の版画科を卒業。版の表現を手がけるともに、素材の紙に注目した作品を発表してきました。

その一つの中間地点であり、到達点でもあるのが紙片によるモザイク画です。また紙片はくり抜かれたものではなく、作家自らの手で切り取られたものだとか。それこそシュレッダーよりも細かな紙の粒。紙は比較的厚手で既成のもの。DMなどを用いることもあるそうです。確かに目を凝らすと印刷されていた文字の一端を見ることが出来ました。

さて今度は紙片からモチーフに注目を。一見、抽象にも受け止められる図像、しばらく眺めていると何やら心象風景とも言うべきものが浮かび上がってきます。

これらはいずれも東が見てイメージしたものだそうです。飛行機から見た都市の風景であり、また旅先の寺院から得たインスピレーションであったり、はたまた植物の種や貝であったりします。多様です。
抽象と具象の狭間。パステル調の色彩は印象派絵画も連想させます。
図版では分からなかった紙片による美しき風景。思いがけないほどに魅力的でした。
展覧会は既に終了しました。
「東美貴子ーCirculation」 アルマスギャラリー
会期:9月7日(土)~10月26日(土)
休館:月~木曜日。*金・土・日のみオープン。
時間:12:00~19:00
住所:江東区清澄2-4-7
交通:東京メトロ半蔵門線、都営地下鉄大江戸線清澄白河駅A3出口より徒歩5分。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )