5月18日(日)は「国際博物館の日」(2014年)

「博物館が社会に果たす役割について広く市民にアピール」(日本博物館協会より)するために設定された「国際博物館の日」。毎年5月18日です。タイミングの良いことに今年はちょうど日曜日と重なりました。



当日は全国各地の博物館や美術館において記念事業が行われます。イベント一覧については日本博物館協会のWEBサイトをご覧ください。

「2014年 国際博物館の日 記念事業一覧(5月14日現在)」(日本博物館協会)

さて記念事業、講演会や記念品贈呈、またセレモニーにガイドツアーなどと様々ですが、やはりお得感があるのは、入館料の割引あるいは無料開館です。

[全展示(企画展含む)無料]

国立新美術館(中村一美展、イメージの力)
神奈川県立近代美術館葉山館、鎌倉館、鎌倉別館(宮崎進展、一原有徳展、新収蔵作品展)
DIC川村記念美術館(コレクション リコレクション VOL.3)

[常設展のみ無料]

国立科学博物館
国立西洋美術館
世田谷美術館
東京国立近代美術館(工芸館、フィルムセンター含む)
東京国立博物館

[観覧無料]

刀剣博物館(第23回特別重要刀剣等新指定展)
佐藤美術館(佐藤美術館コレクション展)
台東区下町風俗資料館
足立区郷土資料館

都内近辺の主な博物館や美術館で無料開館が行われるのは上記の通りです。まず国立新美術館は公募展含めて全展示無料です。現在開催中の「中村一美展」も「イメージの力」もフリーで観覧出来ます。



「5月18日(日) 国際博物館の日 関連サービスのご案内」@国立新美術館

また上野界隈では「国際博物館の日」にあわせて「上野ミュージアムウィーク」を展開中です。こちらは18日に限りません。その前後の一週間でガイドツアーやコンサートの他、近隣の商店街を巻き込んでのイベントが行われています。

「上野ミュージアムウィーク」 5月10日(土)~5月25日(日)

ただし無料開館は18日限定。上野は常設展示のみの開放です。それぞれ科博、西美、東博、そして台東区下町風俗資料館の常設展示が無料になります。(なお大混雑中の東博キトラ展は対象ではありません。)

神奈川県立美術館は三館とも企画展を含めて無料です。葉山館(立ちのぼる生命 宮崎進展)、鎌倉館(一原有徳 1910ー2010)、鎌倉別館(新収蔵作品展 併陳:小泉淳作デッサン展)がいずれも無料で入場出来ます。



「5月18日 国際博物館の日は展覧会を無料でご覧いただけます」@神奈川県立近代美術館

興味深いのが三井記念美術館です。こちらは外国人、大学生、高校生に限り、開催中の「超絶技巧!明治工芸の粋」を無料で見ることが出来ます。



「5月18日(日)国際博物館の日を記念して、当日に限り、外国人および大学・高校生の方は無料でご入館いただけます。」@三井記念美術館

また特集「何かがおこっている」の続編で話題の東京国立近代美術館の所蔵作品展も18日は無料になります。こちらも見逃せません。

「MOMATコレクション 特集:『何かがおこってる2 1923、1945、そして』/『地震のあとでー東北を思う3』」@東京国立近代美術館 4月15日(火)~6月1日(日)

国際博物館の日イベント、毎年テーマが変わり、今年は「コレクションは世界をつなく」だそうです。年々、認知度は高まって来ているのでしょうか。これを切っ掛けに博物館へ出かけるという方も少なくはないかもしれません。



ちなみに私はまだ見ていなかった国立新美術館の二展示、中村一美展とイメージの力展へ行くつもりです。

「2014年 国際博物館」の記念事業一覧、記載ミスなどがあるやもしれません。お出かけの際は改めて各美術館のWEBサイトをご確認下さい。
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