都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
6月の展覧会・ギャラリー
6月中に見たい展覧会をリストアップしてみました。
展覧会
・「竹中工務店400年の夢ー時をきざむ建築の文化史」 世田谷美術館(~6/19)
・「いま、被災地からー岩手・宮城・福島の美術と震災復興」 東京藝術大学大学美術館(~6/26)
・「フランスの風景 樹をめぐる物語」 東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館(~6/26)
・「Seed山種美術館日本画アワード2016」 山種美術館(~6/26)
・「ふたつの柱 江戸絵画/現代美術をめぐる」 千葉市美術館(~6/26)
・「国吉康雄展」 そごう美術館(6/3~7/10)
・「ほほえみの御仏ー二つの半跏思惟像」 東京国立博物館(6/21~7/10)
・「ブータン~しあわせに生きるためのヒント」 上野の森美術館(~7/18)
・「開館50周年記念 美の祝典3ー江戸絵画の華やぎ」 出光美術館(6/17~7/18)
・「西洋更紗 トワル・ド・ジュイ展」 Bunkamura ザ・ミュージアム(6/14~7/31)
・「声ノマ 全身詩人、吉増剛造展」 東京国立近代美術館(6/7~8/7)
・「平面を超える絵画:インスタレーションと日本画的感性」 武蔵野美術大学美術館・図書館(~8/10)
・「みんな、うちのコレクションです展」 原美術館(~8/21)
・「ミケランジェロ展 ルネサンス建築の至宝」 パナソニック汐留ミュージアム(6/25~8/28)
・「生誕170周年 エミール・ガレ」 サントリー美術館(6/29~8/28)
・「メアリー・カサット展」 横浜美術館(6/25~9/11)
・「古代ギリシャー時空を超えた旅」 東京国立博物館(6/21~9/19)
・「ポンピドゥー・センター傑作展ーピカソ、マティス、デュシャンからクリストまで」 東京都美術館(6/11~9/22)
・「土木展」 21_21 DESIGN SIGHT(6/24~9/25)
ギャラリー
・「阪本トクロウー空の器」 アートフロントギャラリー(~6/19)
・「神谷徹 Modest Engagement」 SCAI THE BATHHOUSE(~6/25)
・「秋吉風人 somthing too much」 TARONASU(~6/25)
・「八木良太 メタ考古学」 無人島プロダクション(~6/26)
・「TDC 2016」 ギンザ・グラフィック・ギャラリー(6/3~6/27)
・「大竹伸朗」 Take Ninagawa(~6/30)
・「トランス/リアルー非実体的美術の可能性 vol.2 牛膓達夫」 ギャラリーαM(~7/2)
・「和田真由子 隣人」 児玉画廊東京(~7/2)
・「横山奈美ーやり直し」 ケンジタキギャラリー(6/17~7/30)
・「石内都展」 資生堂ギャラリー(6/28~8/21)
・「文字の博覧会ー旅して集めたみんぱく 中西コレクション」 リクシルギャラリー(6/2~8/27)
6月スタートの展覧会でまず楽しみにしているのが東京国立博物館です。「ほほえみの御仏ー二つの半跏思惟像」が開催されます。
「ほほえみの御仏ー二つの半跏思惟像」@東京国立博物館(6/21~7/10)
二つの半跏思惟像の一つは言うまでもなく中宮寺の半跏思惟像です。右手の中指を僅かに頬へ当ててはやや伏せる像。お顔立ちはもちろん、細身の体つきは実に流麗で美しい。7世紀を代表する仏像として知られています。
もう1躯は韓国の半跏思惟像です。作は6世紀。やはり同じように指を右頬に当てては思案する姿が象られています。その両仏像が東博で邂逅。僅か2躯の展示ながらも、同時に拝める機会など滅多にありません。
既に韓国で先行公開中です。それゆえか会期は非常にタイトな20日弱。東博内の特別5室での展示です。ひょっとすると混むやもしれません。早めに見てこようと思います。
洋画家、国吉康雄の回顧展がそごう美術館で開催されます。
「国吉康雄展」@そごう美術館(6/3~7/10)
岡山で産まれた国吉は、16歳で渡米し、その後ほぼ終生、アメリカで活動した画家です。二つの大戦も彼の地で経験。敵性外国人として扱われたこともあったそうです。その一方で作品はアメリカで評価も高い。作品は油彩50点。それに資料も加わります。アメリカからも「多数」(公式サイトより)の作品がやって来るそうです。
同じく横浜です。アメリカ印象派の画家、メアリー・カサットの回顧展が横浜美術館ではじまります。
「メアリー・カサット展」@横浜美術館(6/25~9/11)
カサットといって思い出すのは5年前です。国立新美術館で「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」にて「青いひじ掛け椅子の少女」が出ていました。寛いだ姿でソファに深く腰掛けた少女の姿とともに、ソファの青、ないし水色の色彩感に惹かれたことを思い出します。
展示ではカサットだけでなく、交流のあったドガやモリゾの作品の参照もあるそうです。日本ではおおよそ35年ぶりの回顧展です。期待できるのではないでしょうか。
夜間開館の情報です。間もなく会期末を迎えるカラヴァッジョ展の開館時間が延長されます。
「開館時間延長決定!」(カラヴァッジョ展)
6月1日(水)~4日(土)、7日(火)~11日(土)は午後8時まで開館いたします。
*入館は閉館の30分前まで。
*3日(金)、10日(金)は夜間通常開館日。6日(月)は休館日。
*通常開館時間は午後5時30分まで。
国立西洋美術館の世界遺産登録勧告のニュースを受け、幾分混雑してきているそうですが、現段階では特に入場規制なども行われていません。平日の夜間は狙い目となりそうです。
最後に休館のお知らせです。東京都現代美術館が大規模改修工事のため5月30日より休館しました。
「5/30(月)からの改修工事にともなう休館について」(東京都現代美術館)
期間は約2年。かなり長期にわたります。2018年度中のオープンを予定しているそうです。しばらく寂しくなりますが、再開後の活動にも注目したいと思います。
それでは今月もよろしくお願いします。
展覧会
・「竹中工務店400年の夢ー時をきざむ建築の文化史」 世田谷美術館(~6/19)
・「いま、被災地からー岩手・宮城・福島の美術と震災復興」 東京藝術大学大学美術館(~6/26)
・「フランスの風景 樹をめぐる物語」 東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館(~6/26)
・「Seed山種美術館日本画アワード2016」 山種美術館(~6/26)
・「ふたつの柱 江戸絵画/現代美術をめぐる」 千葉市美術館(~6/26)
・「国吉康雄展」 そごう美術館(6/3~7/10)
・「ほほえみの御仏ー二つの半跏思惟像」 東京国立博物館(6/21~7/10)
・「ブータン~しあわせに生きるためのヒント」 上野の森美術館(~7/18)
・「開館50周年記念 美の祝典3ー江戸絵画の華やぎ」 出光美術館(6/17~7/18)
・「西洋更紗 トワル・ド・ジュイ展」 Bunkamura ザ・ミュージアム(6/14~7/31)
・「声ノマ 全身詩人、吉増剛造展」 東京国立近代美術館(6/7~8/7)
・「平面を超える絵画:インスタレーションと日本画的感性」 武蔵野美術大学美術館・図書館(~8/10)
・「みんな、うちのコレクションです展」 原美術館(~8/21)
・「ミケランジェロ展 ルネサンス建築の至宝」 パナソニック汐留ミュージアム(6/25~8/28)
・「生誕170周年 エミール・ガレ」 サントリー美術館(6/29~8/28)
・「メアリー・カサット展」 横浜美術館(6/25~9/11)
・「古代ギリシャー時空を超えた旅」 東京国立博物館(6/21~9/19)
・「ポンピドゥー・センター傑作展ーピカソ、マティス、デュシャンからクリストまで」 東京都美術館(6/11~9/22)
・「土木展」 21_21 DESIGN SIGHT(6/24~9/25)
ギャラリー
・「阪本トクロウー空の器」 アートフロントギャラリー(~6/19)
・「神谷徹 Modest Engagement」 SCAI THE BATHHOUSE(~6/25)
・「秋吉風人 somthing too much」 TARONASU(~6/25)
・「八木良太 メタ考古学」 無人島プロダクション(~6/26)
・「TDC 2016」 ギンザ・グラフィック・ギャラリー(6/3~6/27)
・「大竹伸朗」 Take Ninagawa(~6/30)
・「トランス/リアルー非実体的美術の可能性 vol.2 牛膓達夫」 ギャラリーαM(~7/2)
・「和田真由子 隣人」 児玉画廊東京(~7/2)
・「横山奈美ーやり直し」 ケンジタキギャラリー(6/17~7/30)
・「石内都展」 資生堂ギャラリー(6/28~8/21)
・「文字の博覧会ー旅して集めたみんぱく 中西コレクション」 リクシルギャラリー(6/2~8/27)
6月スタートの展覧会でまず楽しみにしているのが東京国立博物館です。「ほほえみの御仏ー二つの半跏思惟像」が開催されます。
「ほほえみの御仏ー二つの半跏思惟像」@東京国立博物館(6/21~7/10)
二つの半跏思惟像の一つは言うまでもなく中宮寺の半跏思惟像です。右手の中指を僅かに頬へ当ててはやや伏せる像。お顔立ちはもちろん、細身の体つきは実に流麗で美しい。7世紀を代表する仏像として知られています。
もう1躯は韓国の半跏思惟像です。作は6世紀。やはり同じように指を右頬に当てては思案する姿が象られています。その両仏像が東博で邂逅。僅か2躯の展示ながらも、同時に拝める機会など滅多にありません。
既に韓国で先行公開中です。それゆえか会期は非常にタイトな20日弱。東博内の特別5室での展示です。ひょっとすると混むやもしれません。早めに見てこようと思います。
洋画家、国吉康雄の回顧展がそごう美術館で開催されます。
「国吉康雄展」@そごう美術館(6/3~7/10)
岡山で産まれた国吉は、16歳で渡米し、その後ほぼ終生、アメリカで活動した画家です。二つの大戦も彼の地で経験。敵性外国人として扱われたこともあったそうです。その一方で作品はアメリカで評価も高い。作品は油彩50点。それに資料も加わります。アメリカからも「多数」(公式サイトより)の作品がやって来るそうです。
同じく横浜です。アメリカ印象派の画家、メアリー・カサットの回顧展が横浜美術館ではじまります。
「メアリー・カサット展」@横浜美術館(6/25~9/11)
カサットといって思い出すのは5年前です。国立新美術館で「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」にて「青いひじ掛け椅子の少女」が出ていました。寛いだ姿でソファに深く腰掛けた少女の姿とともに、ソファの青、ないし水色の色彩感に惹かれたことを思い出します。
展示ではカサットだけでなく、交流のあったドガやモリゾの作品の参照もあるそうです。日本ではおおよそ35年ぶりの回顧展です。期待できるのではないでしょうか。
夜間開館の情報です。間もなく会期末を迎えるカラヴァッジョ展の開館時間が延長されます。
「開館時間延長決定!」(カラヴァッジョ展)
6月1日(水)~4日(土)、7日(火)~11日(土)は午後8時まで開館いたします。
*入館は閉館の30分前まで。
*3日(金)、10日(金)は夜間通常開館日。6日(月)は休館日。
*通常開館時間は午後5時30分まで。
国立西洋美術館の世界遺産登録勧告のニュースを受け、幾分混雑してきているそうですが、現段階では特に入場規制なども行われていません。平日の夜間は狙い目となりそうです。
最後に休館のお知らせです。東京都現代美術館が大規模改修工事のため5月30日より休館しました。
「5/30(月)からの改修工事にともなう休館について」(東京都現代美術館)
期間は約2年。かなり長期にわたります。2018年度中のオープンを予定しているそうです。しばらく寂しくなりますが、再開後の活動にも注目したいと思います。
それでは今月もよろしくお願いします。
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