以前、じいちゃんの鉞にバーコの空柄を挿げ替えた話で、柄の材質はたぶんヒッコリー、と書いていた。
その1年ほど後、柄に刃がめり込んでたのを直した話では、タイトルもズバリ「ヒッコリー」にしていた。
しかしこのほど、その記事にアクセスが結構あったので確認してみたら、バーコのサイトでこの柄の材質は「アッシュ」であることがわかった。
筆者の確認が甘かった。ここにお詫びして訂正します。
ヒッコリーはクルミの仲間で、ピーカンナッツとかペカンナッツとか呼ばれるナッツの木で、かなり堅い。それに対し、アッシュはアオダモとかヤチダモの仲間のタモ類で、バットの材料としても知られる軽くて衝撃に強い木だ。これの前に挿げてた柄は自作のヤチダモの柄だったけど、重量感や肌の感じはバーコのこの柄によく似ている感じがする。
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ポケット砥石。
文字通りナイフの鞘のポケットに入ってたり、彫刻刀に付属してきたりする。
刃先に軽く当てて、付着したヤニや脂をそぎ落として一時的に切れ味を回復させる、いわゆるタッチアップに用いるのだが、長く使ってると面がダレてくるから、たまに直してやる。
直すには、ありきたりのダイヤモンドシャープナーに当てて擦るだけだ。
写真で明るいグレーの部分が当たったところ、暗いグレーの部分が当たってないところ。つまり、この砥石は真ん中がダレて凹んでいる。

どんどん擦り合わせていくと、だんだん真ん中の暗い色の範囲が小さくなっていく。

全体が同じ色になれば、擦り合わせ完了。
砥石の粉が飛散するのが嫌なら、水を付けてやればいい。
砥石とダイヤモンドシャープナーでは、ダイヤモンドシャープナー側が負けることは、普通はまずありえない。ただし、ダイヤモンドシャープナーはサンドペーパーと同様、ダイヤの粉を鉄板に接着してるだけなので、一度に大きく削ることはできないし、力を入れて擦ると接着してあるダイヤ粉が剥がれてしまうことはある。
ダイヤモンドシャープナーを使うときは、鉄ヤスリを使う時と違い、とにかく力を入れすぎず、力でなくストローク回数で削ることを意識する。
シャープナー側が目詰まりしたようなら、消しゴムで擦ってやれば目がキレイになる。ポケット砥石とかで空研ぎしたときに砥石が黒く目詰まりするのも、サンドペーパーが目詰まりしたときも、消しゴムである程度落とせるぞ。
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いつぞやの折込鋸刃の切り出し小刀。
なにしろ切れるから、抜き身は剣呑なので、鞘を作った。
また廃ファイルのプラスチックの熱成形だ。
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仕事で使う折込鋸は、切れなくなったら刃を交換して使うので、刃は使い捨てだ。
その捨てられる刃をシャーリングでぶった切って、刃を付けて切出し小刀にしてみたのがこれ。
板厚が刈払い機の丸鋸の半分強と薄いので、かなり鋭く研いでも、刃はこんなもんになる。
こんなんでも、鉛筆削るくらいには十分使えるぞ。
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生垣の剪定に使っている、強力刈込鋏。
違和感、おわかりいただけるだろうか。

柄が片手で握り込めるほど近くなっている。
実際、これで作業すると、左右のゲンコツがぶち当たってしまう。

柄の目釘のとこが割れているのだ。
柄を外してみたところ、目釘はコミの裏にちょっと出る程度だった。つまり、柄はコミが入るすり割りの、目釘側でしか支持されていないのだ。
割れてないほうの柄も、釘穴が緩むか釘が曲がるかで、柄の角度が狭まっている。

アフター。
柄を裏返して少し開いた角度にして、割れてなかった側に目釘穴を新たに開けて、目釘を打った。
これでしばらくは大丈夫だろう。
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