薪割り斧。
丸太の玉を割る楔みたいなもんだけど、やっぱり刃先を研がないと使えなくなってくる。
刃が鈍ってくると、打ち込んだ最初の食い込みが悪くなってくるな。
斧の重みだけで薪割り台に落として、このようにコンッと刺されば、実際薪割りの時も頭の重さで十分食い込むから、玉のサイズに応じた最小限の勢いで打ち込めばパカンと割れる。
一方、薪割り台に重みで刺さらなくなってきてるようなら、薪を割るにも食い込みが悪くて弾かれたりするし、食い込ませるのに大変な勢いを付けなきゃなんなくて、勢いで割れた薪が吹っ飛んだりして危ないのだ。
カミソリの切れ味が要求されるような鋭利な刃物ではないから、目の粗い砥石や、なんなら鑢で研いでもいい。
俺がよく使うのは、だいぶ昔に買った、#300のダイヤモンド鑢。
特に、勢い余って地面に切り込んだりすると刃先が一発で潰れて、刃先のラインが一筋光って見えるようになってしまう。そうなったら、刃先の筋が光らない「線」になるまで研いでやれば、食い込みが復活する。
どんな刃物もそうだけど、研ぐときは、刃先の角度は元の角度を保つように研ぐことだ。刃先の潰れがひどいと研ぐのもなかなか大変だけど、ラクしてホントの刃先だけ研ぐと、えてして刃先の角度が大きくなっていく。そうなったら、研いだのに食い込まない、てことになってしまうぞ。
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標記につき、パメラさんご愛用の品。
米軍制式の鉈だ。和式鉈と比べると、割るには不向きだが、切るにはなかなか優秀な道具だ。
パメラさんの息子のジェイソン君も使っていたように記憶していたが、裏付けにちょっと調べたところ、彼の愛用品とは少し違うのかもしれない。記憶というのはアヤフヤなもんだ。
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使い古した丸鋸の、中心の穴を見て思いついた。
穴を利用して、昔ながらのトラウトアンドバードナイフを作ってみる。今もマーブルスとかで作ってるアレだ。
使った丸鋸は、新品なら直径305mmだったけど、25センチくらいまで研ぎ減りしていた。中心の穴は25mm。
元が丸鋸だから薄いけど、魚や鳥を捌くという本来の目的にはちょうどいいだろう。
出来上がりの全長は160mm程度。刃の部分は55mmの、小さいナイフになった。
グローブのサイズがLL~3Lの俺の手が持つと、こんな感じ。
まだきちんと刃付けしてないけど、鋭く刃付けしてデスクナイフってとこかな。猟も釣りもやんないし。
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ロータリーモアというタイプの草刈り機。
この写真を見て、間違いがすぐ見つかったアナタは、きっとご同業。
これは回転式のカッターの刃だが、ロータリーモアの刃はプロペラになっていて、草を刃で刈りながら、刈った草を吸い上げて、カバーの吐出口から噴き出すようになっている。
写真のカッターは、下から見て反時計回りに回転する。
てことは、この状態だと、本来プロペラとして曲げてある側が刃になってしまい、切れ味も吸い上げ力も悪くなるし、なにより薄くなっている側が刃になってしまうから危ない。
現に、測定してみたら刃が歪んでいた。
斜めに削られている本来の切れ刃の部分は、当然ながらまったく減っていない。
カッターの中心にはデベソがあって、裏返しには付けにくいはずなんだけど、この機械の場合、それでも強引に付ければ付いてしまうのだ。
間違える可能性のあるものは必ず間違えられるってアレだ。デザインの詰めが甘い例だな。
これが正しい向き。歪みを取ってから取り付けた。
裏返しよりも切れ味はもちろん良くなっている。とはいっても、もともと鉄板が高速回転してるわけだから、相手が草なら裏でもそれなりには切れるので、無頓着な人なら普通に切れてると思うかもしれない。
それより、刈草の吸い上げが全然違う。明らかに強い。だから、刈ったとこがキレイになるのだ。
シングーというメーカーのロータリーモアだった。刃を自分で交換する方はご注意を。
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