意外とあっさり。


去年、友人からもらった、KX65。
エンジンは元気なのだが、ブレーキでも引きずってるのか、取り回しがXT400Eより重かった。
今日は17日ぶりの休み。天気もいいので、こいつを動くようにしてやるか。


前後輪とも、手で回すのが大変なくらい重かった。
とりあえずまずはリアから、ブレーキを外してみる。
キャリパのピストンは、至って軽く戻せた。


パッドのスライドピンがかなり錆びていて、コイツがパッドの戻りを妨げていた可能性がある。
リアのパッドはほぼ終わっていた。


ピンのサビを落とした。
ちょっと段付いてるけど、まいっか。
モリブデングリスを塗って組む。


ちっちゃなリアブレーキのタンク。
クニペックスの名品「アリゲーター」と比べてみた。
公道走行をまったく考慮してないレーサーだし、レースごとにフルメンテ前提だからこその小ささなんだろうな。
中身のフルードは真っ黒だったので、エア抜きがてら新油に入れ替え。


しかし、キャリパ付けないで手で回しても、後輪が重い。
見たら、チェーンがビンビンに張っていた。


チェーンを緩めよう。
割ピンは、足を伸ばしてから、ニッパーで首を咥えて、ニッパーをテコのようにして抜くと、簡単に抜ける。


あえて緩めにしてみた。
ライダーの俺が重たいから、常時フルボトム寸前対応ということで。
KX65の設計上のライダー想定は、取説によると55kg以下だ。俺は裸で80kgくらいあるからなあ。
これで、後輪が軽く回るようになった。
チェーンは交換しようかと思ってたが、ノンシールだし、とりあえず給油しておいた。


そういやこのバイクは軽くて小さいから、こんなことが苦もなくできる。
作業用スツールにヒョイと乗っけてやれば、載せる位置を少しずらすだけで、フロントでもリアでも、好きな方を浮かすことができる。
車両は57kg。中肉中背の成人女子1人分くらいだな。


フロントのパッドも、終わっている。


フロントも、キャリパピストンは軽く動いたが、パッドピンが錆びて固着していた。
サビ落として、軽く動くようになった。


試運転したら、エンジンが止まらない。
そういや、もらったときからそうだった。
キルスイッチの導通を見てみたら、押しても通がない。
コイツはレーサーのせいか、サイレンサーが社外品なのか、けっこういい音ぶっ放してくれるので、庭先で回すのはやや気が引ける。


で、スイッチを外してみたら、スイッチの裏に接点が抜け出していた。
これじゃ止まんないわな。


スイッチを分解して、接点を差し込み、折り曲げて固定。


チェック。
スイッチ押したら直通。いんでないかい。


てことで、割とあっさり動くようになってしまった。
さて、どっかで試運転しなきゃだな。
どっかいいとこないかな。
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