平成最後の。


「臭突」という。
汲み取りトイレの、便を溜める容器である「便槽」のベンチレーターだ。
長く上に突き出たパイプの先端に、強制排気用の電動ファンが付いている。
このファンが壊れた。


ファンの電源は、壁のこのジャンクションボックスに入っている。
この裏には、トイレの室内に、ファンのスイッチがある。


スイッチ切って、とりあえずファンを外すか、と、ファンのコードをニッパーでぶった切ったら、ボンと音がして、煙が出て、ニッパーの刃が焼けた。
スイッチを切っていたのに、活線だったのだ。


スイッチを外してみたら、スイッチには何もつながってなかった。
ダミー状態。


ファンの電源は、この系統に直結されていた。
スイッチに騙された。


交換したファンは、昔ながらの風旋式、すなわち、風で回転するシロッコファンだ。少しの風でもよく回る。
当地は下水未整備の未開地だが、この風旋ベンチレーターは最近はそこらのホムセンでも置いてなくて、アマゾンで購入した。
ホムセンで一番安い電動ファンより、よっぽど高かった。


外したファンは、線はすでにハンダ付けが腐って切れてたし、モーターも崩壊していた。
だいぶ前から回ってなかったなこりゃ。
よく漏電しなかったもんだ。


雪解けとともに、軒下にこれが落ちてるのをかーちゃんが見つけて、ファンが壊れてるのがわかったのだ。
これはファンの羽根の破片だ。
そういやたまに、室内で便槽臭い時があったんだよな。

配線の方は、漏電などしないようにきちんと処理しなおしておいた。
アタマにきてたので、写真は撮ってなかったけどな。
平成最後の作業は、昭和の家屋のポンコツ配線の尻拭いだった、と。
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あー。


テント小屋の壁のブルーシートが、ついに寿命。
屋根の方は3回くらいは張り直してるから、まあもったほうか。
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薪割り台。


今年は薪がだいぶ残った。
冬あったかかったもな。


巨大なカラマツの丸太。
薪割り台にしようと持ってきたけど、持ち上げるのは一苦労だった。


根元側の年輪。
この木は林の北縁に生えていたので、年輪の開いてるほうが「北」だった。明るい方に木が育つからね。
何度か書いてきたとおり、似非アウトドアマニュアルに騙されて、切り株で方位を見たりしてははいけない。
年輪は、数えれる範囲で76本。昭和18年頃の木だから、当地ではおそらく駒ケ岳の噴火後に植林されたんだろう。
元々北海道にはカラマツはなかったんだが、炭坑の坑道の杭木として需要があったから、当時はカラマツが盛んに植えられたと聞いている。
その後、炭坑はご承知のとおりで需要がなくなり、建材に使いにくかったカラマツは放置されて、北海道の景色の一部になっている。
最近は集成材にしてカラマツをうまく使える技術ができたようだが、道内中のカラマツを使うわけでないから、外来種として定着してしまうんだろうな。
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庭通信、一部山。


タラノメはまだ硬そうだ。


山の中で出会ったキタキツネ。
立ち去る尻尾が夕日に光っている。


庭のアンズ。


だいぶ咲いたな。
花のうちに小鳥に食われてしまうから、実になる確率はかなり低い。






スイセンたちは今が盛り。


野良と化したムスカリ。


チューリップも咲いた。


これは仕事先から軽トラにくっついてきて、庭に定着したヒメオドリコソウ。
今やそこらじゅうから出ている。


これなんつったっけ。


風で飛ぶタンポポは、侵入を防げない。


ツツジのつぼみがふくらんできている。


植えたら定着して、殖え続けているギョウジャニンニク。


これも植えたら定着した、コクワの芽。


植えたウドは、今年も出た。


植えてないけど殖える、オオイタドリ。
春だねえ。
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