かぶれの世界(新)

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首席補佐官死す

2005-12-20 22:58:00 | テレビ番組
米国で最も人気のある大統領は誰か知ってますか?それはバートレット大統領です。何代目の、ケネディじゃないの?実はNBCの人気番組「ウエスト・ウィング」(邦題ザ・ホワイトハウス)のチャーリー・シーン演じる大統領のことだ。

初歩的なパーティ・ジョークだが、そのくらい人気があるということ。連続してエミー賞を受賞したテレビ番組で、その設定・構成と出演者の演技は本物以上に迫真に迫っているとの評判だった。

その中でタフだが忠実なレオ・マクギャリー首席補佐官を渋く演じるジョン・スペンサーが金曜日の夜、ロスアンジェルス病院に入院し一日もたたないうちに心臓病でなくなったと報じられた。

NHKBS2でこの数年放映され、見た瞬間から私は彼の演じる首席補佐官役のファンになった。物語は親友の大統領担ぎ出しから、心臓病を克服して副大統領候補になるところまで進んだところで、皮肉にも現実の世界で心臓病で倒れ帰らぬ人となった。

私は気が付かなかったが、「ブラック・レイン」にも出演したらしい。転機になったのは「推定無罪」の弁護士役で、認められてテレビ番組「LA Law」と「ホワイトハウス」の役を得たとのこと。

ホワイトハウスには魅力的なキャラクターが数多く出てくるが、中でも私は才気溢れ魅力的な報道官(夏木マリの吹き替えが良い)と、身を削って大統領を支える首席補佐官の役柄が気に入っていた。私はどうも殿様より参謀のほうが身近に感じるようだ。日本でこれだけしっかり作られた番組は見た記憶がない。

番組は7年目に入りかつての人気が保てず水曜から日曜に放送日を移動し巻き返そうとしていたらしい。彼の出番は1月までないらしいが、番組構成への影響は避けられないという。どうするのだろうか。

彼は私と同じ年代で時にテレビ番組ながら役柄がある意味身近に感じ、我が身に置き換えて見ることがあった。丁度今パソコンテレビで番組を見ながらこれを書いている。ドラマなのに死んだ彼が出てくるのを見ると不思議な気がする。冥福を祈りたい。■


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