かぶれの世界(新)

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天邪鬼オリンピックの楽しみ方

2010-02-17 22:14:26 | ニュース

今年はワールドカップイヤーなのに、サッカーがちっとも盛り上がらないのが残念だ。一方、国母選手の腰パン事件以来、我が家でも冬季オリンピックがメイントピックになった。非常識な格好には違いないが、朝から夕方まで必ずどこかのチェンネルで喧々諤々議論する、いささかうんざりするほどの集中豪雨的報道だった。

少し前まではそれは朝青龍だった。引退表明後ハワイで休暇を過ごす朝青龍を追いかけて逐一同行を報道するのは、はた迷惑を越えて最早クレージーだ。国母選手の腰パンのお陰で、朝青龍関の周りから潮が引くように記者がいなくなったのではないだろうか。

昨今のテレビを代表とするメディアの品のない報道振りは、私には目に余るように感じる。彼等はスキャンダルを食い物にし、消耗するまで使い切る、どう見ても節度がない。次の餌食を求めて咆哮する。そういう番組の視聴率がいいからと、益々下劣さの度合いが酷くなる。横綱の品格など云々する前に、自らを振り返って品格を語る資格があるか考えた事もなさそうだ。

今、秘かに期待していることがある。あの国母選手が活躍してメダルを取り、メディアがどう反応するか色々と予測することだ。先ず間違いなく、手のひらを返したようにメダリストにおもねる報道をすると私は推測する。早くその様を見てみたい。

勝てば官軍?いや違う、それが国民の望むこと、視聴率が取れるからなどとは決して言わない、顔をしかめた真面目な顔の返事が帰ってきそうな気がする。などと酷評しながら、私は朝からテレビを見て自虐的な馬鹿になる。飛び切りの天邪鬼の私ならではのオリンピックの楽しみ方だ。■

コメント
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