かぶれの世界(新)

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複雑骨折!?

2010-07-15 11:35:45 | 健康・病気

それは先週木曜日にとうもろこしを食べた時だった。奥歯が締め付けられる感じがした。その時は年齢と共に歯の老化が進んだせいで、堅いものを食べると最近感じるようになった歯が締め付けられる感覚が又出たと思った。それなら翌日には良くなるはずと。

ところが、次の日になると左側の奥歯の痛みが倍増した。食事時に注意して右側で咀嚼し、左側の奥歯が軽く噛み合わせて触るだけで激痛が走った。それではとネズミみたいに前歯で咀嚼してみたがうまくいかない。注意しても時々奥歯が上下噛み合って顔をしかめた。美味しい食事も味わえない。

何もしてない時でも、何気なく奥歯同士が触ると激痛で頭が痺れる感じがずっと続いた。堪らず市販の痛み止めを服用すると、痛みが少しは薄らいだ。土曜夜には息子の誕生祝の食事会があり、そのあと二夜続いたW杯カップ最終戦の楽しみなのに、時折痛みで顔をしかめる羽目になった。参院選の見方もつい悲観的になったかもしれない。(?)

痛みがピークに達したのは週末だったので、歯医者に予約の電話を入れたのは月曜日、実際に診てもらったのは水曜日の昨日だった。一昨日頃から痛みに対する対処法が身についたのか、痛み止め無しでも眠れるようになっていた。だが、歯医者に口の中をかき混ぜられる想像をしては怖くなり安眠できなかった。

最初にレントゲン写真をとり、それを見せられて先生と治療法を決めた。先生は奥歯が不思議な壊れ方をしているといい、「歯根」(歯ぐきの下に伸びる二本足の部分)の片側が欠けている箇所を指差した。ポッキリ折れているのではなく、バラバラになっている様子だ。

私が痛がったのも当然で、歯が「複雑骨折」しその破片が神経を直接刺激していたのだろう。手前の歯もグラグラするので、合わせて2本部抜き入れ歯にすると覚悟した。だが、先生は複雑骨折した歯の半分を切り取り残りは全部生かすほうを勧めた。長持ちしないとことわられたが。

もちろん、最終的には先生の診立てに従った。歯を半分切り取ると想像しただけでぞっとしたが、麻酔をかけて処置を始めると意外と早く終った。その後うまく閉まらない口で周りに水を飛ばしながらゆすぐと、真っ赤な血が出てきた。

半分に切り取られ真っ赤に染まった歯が上下に分かれて作業台にあった。複雑骨折したはずの小破片が全て取り除かれなかったらしく、再度レントゲン写真を撮ったが破片らしきものは見当たらなかった。先生は暫らくたてば肉が異物を浮き出させると説明してくれた。

その後消毒等の処置をして第一日目の治療は終った。化膿止めと痛み止め、消毒液を処方され、二日後に消毒に来いと言われた。痛みは少し残ったが、この数日間の激痛に比べれば何と言うことはない。食事も右側で咀嚼できるようになった。数回治療は続くだろうが、普通の生活に戻れそうだ。■

コメント
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