かぶれの世界(新)

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健康劣化との付き合い-慣れと慢心の繰り返し

2012-08-11 12:05:04 | 健康・病気

昨年半ばから断続的に続いた体調不良に付き合ってきて来た。ほぼ1年になる。前立腺肥大症、ガン騒動転じて慢性前立腺炎、堆間関節嚢腫による腰痛に加え持病の通風が同時に再発。ひどい1年だった。介護手帳を頂いた高齢者に相応しい勲章かもしれない。

この1年で生化的な指標では格別改善してないのだが、夫々の症状と上手く付き合っている。夜間の排尿は2、3度あってそれほど変わらないのだが、少し我慢できるようになって夜間起きるのが余り気にならなくなった。運転を即中止してトイレを探すようなこともなくなった。腰痛は下肢の痺れに広がったが、その分腰の痛みが少し薄まった。

痛みの症状はまだ変わりつつある。完治できなくとも付き合い方が分かってきた。それは微妙で多分人によって異なるだろう。言葉は適切では無いが、「症状と馴れ合っている」というのが私にはぴったりする。もう一人の自分から客観的に見て、こういう年のとり方があるのかという感じだ。

だが、何とか身体の劣化と付き合える自信がついたのが良くなかった。余りにも暑いので我慢できなくなり1週間前に発泡酒を飲み、それが引き金になってビールを1パック買って毎晩飲んだ。勿論原因は確定できないが、3日目からかかとに痛みが出た。キターッ!

それは筋肉や筋とは違う痛みで、経験から通風っぽい痛みだ。その夜からビールを止め、4日間様子を見た。ただ痛みが出る部位が今までとは違うし、痛みが足首に拡がって行くのも経験したことがない。幸い痛みは酷くなく、ビッコはひいても歩けるし生活には困らない。農作業も出来る。

反省が足りないといわれそうだが、今までと症状が異なるので‘確認の為’昨晩残ったビールを飲んだ。今朝起きると痛みは悪化しておらず、何とか乗り切れそうだ、と思う。庭や菜園の手入れで大汗をかいた日ほど体がビールを求めるが、そういう日は飲むなというのが今回の教訓か。

熱中症を用心して日が山の端に隠れた4時以降に作業を開始するのだが、始めるとキリの良いところまでとついやり過ぎて気がつくと7時前というのを何回か繰り返した。剪定ハサミや草刈機・大型バリカンを使った慣れない仕事のせいか、大量に汗をかき血液濃度が上がったのが原因かもしれない。持病以外に普通の腰痛も出たようで何だか分からなくなった。

以前、「炭酸を抜いたら通風が飛んだ」と書いた。今でも読者の多い記事だが、その実験を性懲りもなく何度も繰り返している私の意志の弱さも金メダル級だ。今更ながら見事なほどに誘惑に弱い。我慢できないと根拠もなくもう大丈夫だと勝手に判断する。だが、ビールは止め、ワインにしよう。

この体の異変との対応の仕方は日本の「失われた20年」と揶揄されるサイクルを連想させる。深刻な事件が起こると反応し、事態を必死で収束させるが慢心して、根本処置をせず問題の体質を残す。何時までたっても前に進まないと批判される日本の姿が私の健康状態とダブって映る。だが、私は老いて行く身、日本は老いては困る。だけど重なって見えるのは私の妄想か。■

コメント
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