かぶれの世界(新)

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カトリーヌを巡る非難合戦(続)

2005-09-10 23:48:47 | 国際・政治
今朝方メールボックスを開くと米国からニュース速報が届いていた。予想したように最初の犠牲者はFEMAのブラウン長官だった。しかし思ったより早い更迭だった。ブッシュは重大なミスを犯しても忠実であるかぎり部下を切ったことがない。アブグレーブの捕虜虐待の責任をとらせてラムズフェルド国防長官を首にすることもなかった。そういう意味でブッシュは非常にぶれの無い人である。選挙も一貫して絶対失敗を認めず、それによってスタッフは選挙キャンペーンを安心して戦えた。

今回ブッシュはブラウンを更迭せざる得ないところまで追い込まれたと見るべきだ。イラクであれだけ酷い状態になっても主要なスタッフを取り替えなかったのにである。私の見るところ米国世論、特にメディアはこれで納得しそうも無い。カトリーナ災害は簡単にこうすれば事態は大幅に改善するとかいうものはない。予想より少ないと報じられているが、それでも多分毎日のように犠牲者の数が増えていく。遂にブッシュが三度目の被災地訪問という異例な対応になった。これで終わりとはとても行かないだろう。■

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