かぶれの世界(新)

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小家族間のさざ波

2024-12-22 18:19:09 | 日記・エッセイ・コラム
12月の電気料金が15,266円に急騰して驚いた。11月は11,924円から3,424円増えたことになる。例によってパソコンを開いてスプレッドシートに記録した「電気料金の推移」を調べた。一昨年から今年までの10-12月の電気料金と消費電力の推移を取り出すと以下の様になる。

    10月         11月        12月
年   消費電力  電気料金  消費電力 電気料金  消費電力  電気料金
2022   350    14461   403   16903   428   18619  
2023   333     10903   327   10052   343   11924
2024  357    11903   343    11924   430   15266

消費電力は430kWh前後で3年間ほぼ同じだった。2年前の電気料金は18,619円だった。昨年実施された電気料金の補助が適用される前と、今年12月に補助金が無くなり2年前に戻った電気料金を反映した可能性がある。メール等で通知されたのを見逃したのだろうと推測した。正直私は電気料金補助が無くなると報道されたかも知れない。それがさざ波を立てるとは予想しなかった。

なので今朝方家内に今月から電気料金が上がることについて知っているか聞いた。だが、聞いたタイミングが悪かった。彼女が友人と横浜で食事をして美しいイルミネーションを見る為に出掛ける直前だった。彼女は直ぐにスマホを出して標準家庭の電気料金の推移を調べ結果を言った。

楽しみにしていた友人と出掛ける直前になって、私の日頃のケチケチ性格で又もや文句を言われたと思ったのか、彼女は明らかにイライラして会話が成り立たなかった。私は文句を言う積りはなく電気料金が上がった理由を知っているか聞いた積りだったが、彼女は非難されたと受け取ったのか口喧嘩みたいになって出て行った。近年耳が遠くなり誤解され口喧嘩に発展する事が増えた。

私の退職後のケチな性格に彼女はうんざりしてると思う。だが、私は東京郊外の自宅と相続した田舎の実家の両方を経済的に守る必要がある。加えて自宅を建て直した住宅ローンの返却がまだ残っている。全体の費用を私一人でやりくりし、家内は一方的に節約を押し付けられているという気持ちがある。私は家内を連れて何度も海外旅行や食事会に行った積りだった。

母に質素な生活を躾けられ私のケチケチ性格が身に付いたと思うが、そういう母も父が早死にした後かなりの財産を相続し好きなものを買ったり友人と旅行に行った時期があったと聞いている。見方を変えれば私も休日出勤や徹夜を何度もしたが、仕事とはいえやりたい事をやって一人で満足してた。その頃の頃の私は身勝手で家内を叱りつけられて長年の不満が溜まっていたと思う。

現在の私のケチケチ生活は度を過ぎてるかもしれない。ケチな性格は自分に向かっていると思う。先日は安価な靴を求め過ぎて厚底で足を守る積りで買った安物の靴を履いて約5キロの距離を歩き、却って足を痛めた。結果的に電気料金上昇額を云々するより無駄なお金を使ったことになってしまった。だが、相対的に家内が不満に思うこともあったと思う。

私が仕事に熱中する間、彼女は家庭を守り子供を立派に育ててくれた。私も今の電気料金くらいで家庭内にさざ波を立てる積りはない。家内が友人と出かける楽しみを邪魔する積りは全くなかった。後期高齢者になり残り少なくなった人生を楽しく過ごしたい。家内の経済的な期待に応えられなくともなるべくさざ波を立てないよう気を付けたい。■

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