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日英刑事ドラマ比較

2023-12-18 17:53:11 | テレビ番組
田舎での一人暮らしを長年続けた結果、テレビドラマを一人で見る時間が増えてきた。田舎では1日2,3本の刑事物を見るようになり、初めは「相棒」等の日本物をよく見たが徐々に英国物にハマった。私の好みベスト3は「刑事モース」・「ルイス警部」・「刑事フォイル」だ。英国を代表する探偵シャーロックホームズとか近年人気の女性警部ではない。

この記事を投稿する為に英国ミステリードラマの人気ランキングをネット検索すると、全く違うドラマがランクインしており驚いた。私は数年前に家内から「刑事モース」が面白いと勧められたのを機会に、英国の刑事物が好きになり「刑事フォイル」や「ルイス警部」を見るようになった。

日本の刑事ドラマに比べ英国物は殺害シーンが少なく、謎解きに重点を置いた展開のように感じる。日本物は終盤の20-30分の時間を使って犯罪を詳細に解説して終えることが多く、私は見ていていささかうんざりする。一方、英国物は沢山の容疑者が登場し、最後まで誰が犯人か謎に包まれたまま終盤まで物語が展開するというスタイルの違いがある。

それが英国ミステリードラマの特徴だと思うが、最近よく見ている「ルイス警部」は謎解きが行き過ぎて途中で訳が分からなくなる。私は訳が分からなくなるとついつい居眠りしてしまうこともある。後期高齢者になりその傾向が強くなった、認知症の傾向が出て来たのかもしれない。家内はドラマの途中で登場する人物を記憶していて犯人の可能性を指摘し私をキョトンとさせる。

そんな私を見て家内は私を揶揄う。だが、彼女も「ルイス警部」では登場人物が多岐にわたり複雑すぎる、「刑事モース」の方が展開がシンプルで分かり易く楽しめたと指摘する。一方で日本物はストーリが更にシンプルなのに、最後の解説に必要以上に時間をかけすぎる。

これは国民性の違いだろうか。結果として私は英国英語を毎日聞くものだから少し聞き取れるようになった。と言っても米語だって今は殆ど聞き取れなくなってしまった。家内は日本の刑事物は好みじゃないと言って全く見ない。家内も英語は聞き取れないが、吹き替えより字幕を好む。

私も日本物刑事ドラマを見なくなったが、一つだけ今でも好んで見る刑事ドラマがある。それは「こちら本池上警察署」で、残酷な犯罪シーンが無く市民との触れ合いを重点的に描いた異色の刑事ものだ。というより、心が温まる刑事「ホームドラマ」みたいだ。■

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