テレビニュースは連日コロナ関連の報道が続いている。今日の国内ニュースでは、コロナ感染第2波の急速な広がりに警告を鳴らす都医師会会長の過激な警告などが報じられていた。だが、私にとって危機感を持って最も注目しているのは、世界の行方がネットで支配される時代になりつつあるように感じることだ。
それは色々な場面で違った形をとって現れているが、最も影響が大きく分かりやすいのが中国発の動画アプリTikTokをトランプ大統領が排除しようとしている件だ。マイクロソフト社が大統領の了解を得て米国事業を買収する動きがあるが、その背景に米中間のネットを巡る覇権争いがある。
中国はまさにブーメラン効果をもろに受けている。米国発のGoogleやFacebook等を全て追い出し、自国のBATを育てたのはまさに中国なのだ。同じことをされて当然対立は激化するが名分はない。この点では私は大嫌いなトランプ大統領を支持する。日本政府もメディアも中国のお金欲しさに低姿勢を取り続けてきた。日本だけじゃなくAA諸国もEUだって似たようなものだ。
そういう米国も、トランプ大統領は2016年大統領選でネットを使った巧妙な選挙運動を実施して、ヒラリー候補に勝利したという分析があり、この秋に実施される大統領選でも民主共和のSNS対決に膨大な費用が投入されているという。米国民はトランプを選んだ時点で赤恥をかいたと思うべきなのだが。中露からの大統領選に干渉する情報発信があるという。同時に逆もあり、米国もやっているはずだと思う。
モチロン日本でも内閣支持率に影響を与えるような情報が多数発信されているという調査結果が既に報じられている。このやり方の特徴は限られたサークル内からの膨大な発信による情報の広がり(共鳴現象というらしい)による、つまり世界中でSNSが民意を歪める道具になっている。
コロナは大きな犠牲を払うだろうが来年には有効なワクチンが開発され解決してゆくと予想される。あえて言うなら、犠牲者の圧倒的多数は我々のような高齢者であり、次代を担う若者は殆ど無事に生き残るだろう。これは人類にとっては最悪な状況の中で、最良の結果を生むことになると思う。
それに比べるとこのSNSがもたらす民主主義の歪みは、人類を劣化させ何世紀にわたって築き上げてきた自由民主主義世界を崩壊させる恐れがある。いわばコロナよりも質の悪い劇薬を内包するウィルスである。これに対応するワクチンも既に欧米で議論されてはいるが今のところ楽観できない。
正しくは「ネットが支配する」ではなく「ネットで支配する」かもしれないが、米国のGAFAや中国のBATが影響力を持つ世界が来ないとも限らないと私は恐れる。ちょっとSFっぽいが、近視気味のトランプや習近平の支配が続くと、うんざりした民衆が次に誰を支持するかだ。悪魔の支配者を選んだ人類の歴史を思い出して欲しい。
最後に、自分だけ高みに立って物言う感じの投稿だが、購読再開した日本経済新聞の記事に触発され、私の天邪鬼的一方的な妄想が働いて書いた記事だ。中国のウルグアイ・チベットなどの少数民族や香港民主主義への弾圧に声を上げないマスコミに少々イライラして書いたと言い訳して終わりたい。■
それは色々な場面で違った形をとって現れているが、最も影響が大きく分かりやすいのが中国発の動画アプリTikTokをトランプ大統領が排除しようとしている件だ。マイクロソフト社が大統領の了解を得て米国事業を買収する動きがあるが、その背景に米中間のネットを巡る覇権争いがある。
中国はまさにブーメラン効果をもろに受けている。米国発のGoogleやFacebook等を全て追い出し、自国のBATを育てたのはまさに中国なのだ。同じことをされて当然対立は激化するが名分はない。この点では私は大嫌いなトランプ大統領を支持する。日本政府もメディアも中国のお金欲しさに低姿勢を取り続けてきた。日本だけじゃなくAA諸国もEUだって似たようなものだ。
そういう米国も、トランプ大統領は2016年大統領選でネットを使った巧妙な選挙運動を実施して、ヒラリー候補に勝利したという分析があり、この秋に実施される大統領選でも民主共和のSNS対決に膨大な費用が投入されているという。米国民はトランプを選んだ時点で赤恥をかいたと思うべきなのだが。中露からの大統領選に干渉する情報発信があるという。同時に逆もあり、米国もやっているはずだと思う。
モチロン日本でも内閣支持率に影響を与えるような情報が多数発信されているという調査結果が既に報じられている。このやり方の特徴は限られたサークル内からの膨大な発信による情報の広がり(共鳴現象というらしい)による、つまり世界中でSNSが民意を歪める道具になっている。
コロナは大きな犠牲を払うだろうが来年には有効なワクチンが開発され解決してゆくと予想される。あえて言うなら、犠牲者の圧倒的多数は我々のような高齢者であり、次代を担う若者は殆ど無事に生き残るだろう。これは人類にとっては最悪な状況の中で、最良の結果を生むことになると思う。
それに比べるとこのSNSがもたらす民主主義の歪みは、人類を劣化させ何世紀にわたって築き上げてきた自由民主主義世界を崩壊させる恐れがある。いわばコロナよりも質の悪い劇薬を内包するウィルスである。これに対応するワクチンも既に欧米で議論されてはいるが今のところ楽観できない。
正しくは「ネットが支配する」ではなく「ネットで支配する」かもしれないが、米国のGAFAや中国のBATが影響力を持つ世界が来ないとも限らないと私は恐れる。ちょっとSFっぽいが、近視気味のトランプや習近平の支配が続くと、うんざりした民衆が次に誰を支持するかだ。悪魔の支配者を選んだ人類の歴史を思い出して欲しい。
最後に、自分だけ高みに立って物言う感じの投稿だが、購読再開した日本経済新聞の記事に触発され、私の天邪鬼的一方的な妄想が働いて書いた記事だ。中国のウルグアイ・チベットなどの少数民族や香港民主主義への弾圧に声を上げないマスコミに少々イライラして書いたと言い訳して終わりたい。■
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