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水産物は中国に頼るな

2024-09-23 21:13:11 | 社会・経済
中国政府による日本産水産物の禁輸措置を段階的に緩和すると先週土曜日に報じられた。このニュースに対する東北と北海道の地元漁協の反応が微妙に違っていると感じて気になった。日本政府のIAEAの枠組みに基づく処理水を中国が認めなかった為、水産業界が打撃を受けた問題だ。

私は「中国とはそんな国だ、漁協は政府の処理水の海洋放出を風評被害を招くと騒いで補償を求めるより、中国以外の国とのビジネスを増やすべき」と主張した。日本の漁業が中国に依存する関係になってしまうと、中国政府は必ずそれを梃子にして政治的圧力をかけてくる。

中国が現今の国際情勢を判断して輸入再開の札を切ったとしても、国際情勢が変わればまた水産物輸入規制と同じような圧力を掛けてくる。中国がスリランカに投資して返せないと債務の罠にかけた悪質な例がある。漁協はこれを教訓にすべきで、徹底して「脱・中国依存」を追求すべきだと思う。

マスコミ報道は政府に助けてくれという地元漁協の声ばかり報じる。だが、北海道など地域によっては政府の支援でホタテの加工場や輸出拠点を新設し、米加欧など販売開拓を進めて成果を見せ始めているという。中国と喧嘩する必要はない、だが水産物は中国に頼るビジネス構造から抜け出せと言いたい。■

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