かぶれの世界(新)

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ひねくれ者の男女平等批判

2023-06-30 16:01:08 | 国際・政治
深夜暑さで寝付かれずスマホでニュースをチェックすると、米国最高裁がハーバード大とノースカロライナ大が黒人とヒスパニック系を優遇する入学選考を違憲判断したとのニュース速報を見た。刻々と変化するウクライナ情勢も気になるが、私はこのニュースから目が離せなくなった。

トランプ大統領時代に保守的な判事を任命したので、何時かこういう日が来ると思っていたので驚きはなかった。この人種的優遇措置はアファーマティブ・アクションと呼ばれ、私が10代半ば頃にケネディ大統領の下で平等な教育の為に黒人地区の子供をわざわざスクールバスで白人地区の学校に通学させ教育し、白人の親は嫌がって子供を私立に入れたニュースが今でも印象に残っている。

冒頭の公共大学教育の差別是正策はもっと後からだと記憶しているが、当時から私には違和感があった。私は一定の学力を基に選別され教育の機会を与えられるべきだと思ってた。白人やアジア系の平均的な学力が優秀で、黒人やラテン系の学生の比率を高めるための措置だった。

私は若い頃から教育とかスポーツなどの分野で平等という名目で逆差別されているように感じてた。極端な例は、かつてテニスの「世界チャンピオン」は人類で一番テニスが強い選手だったが、いつの間にか「女子」チャンピオンのジャンルが生まれ、次に賞金が同じじゃないのは差別だということになった。時間の経過とともにそれが常識的な考えになった。私は世界一は一人だと考えた。

スポーツは体の構造上明らかに男女の差がある。だが、学力はどうだろうか。私が90年代半ばに米国で働いた時は日米の認識の差に戸惑うことが何度もあった。米国の有名大学出身の日本人部下が会議で米人女性マネージャと議論になり、徹底的にやり込めて泣かせてしまった。

会議に参加した誰かから人事にセクハラと申告があり、人事から私に問題が持ち上がった時は扱いに困った。この手の問題は日本人が関わると幾度か私に持ち上がり困った。かくいう私も上司が女性ハーバド大出身のMBAだった時、短気な彼女に私の失言を何度かやり込められたことがあった。

正直、彼女が凄く優秀で的を得た指摘をしたというより、私の言葉尻を捉えられたという記憶がある。こんな時の私の作戦は部下の場合も含め基本「ダンマリ作戦」で切り抜けたが、日本人だから許されただけで本来きちんと反論すべきだったかもしれない。

80年代に部下の結婚式の仲人(今では仲人は無いらしい)をした。新婦は職場の仲良し部下だったが、彼女に女性蔑視だと酷く叱られたことがある。仕事仲間のイタリー系米女性とサンフランシスコで写真を撮った時、彼女の背中がふにゃふにゃ柔らかかったと冗談ぽく言うと二度そういう口をきくなと言われ絶句した。ひねくれ者の私は男女差別なく口を滑らす癖がある。■

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