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米中間選挙の勝者と敗者

2014-11-23 18:20:20 | 日記
引っ越しが思う通りに進まず苦労しております。
ですが、今月でサービスが終わりますのでgooサイトに思い切ってリダイレクトしました。アクセスの多かった長文記事は分割して徐々に再投稿してゆきます。先ずは米大統領選について11/16に投稿した記事をアップします。

米国の中間選挙は多くの事前調査の予想通り共和党が圧勝し上下院の多数を制した。民主党の敗因はオバマ大統領の不人気であり、決められない政治に対する国民の現れであったというのが大方の見方のようだ。
もう少し詳細に分析すると、オバマ大統領誕生の原動力になった女性・若者と黒人・ヒスパニック選挙に行かなかったのが最大の敗因だ。オバマ政権下で米国経済は順調に回復して来たが、低所得層の収入が伸びず格差が拡大したのが背景にありそうだ。この辺は高い支持率のアベノミクスが迎える来年の統一地方選にも共通する構造のように感じる。
最大の敗者はオバマ大統領だとして、誰が最大の勝者だろうか。私はヒラリー・クリントンだと思う。米国の報道を見るとヒラリーの注目度・露出度が圧倒的で、まるで次期大統領選キャンペーンをやっているかのように感じた。聴衆の反応は熱狂的だった。米メディアの最大の注目はオバマの残り2年の任期より、次の大統領選のようだ。
次期大統領選で中間選挙の棄権票が戻ってくれば彼女は無敵の大統領候補になりそうだ。多分、彼女の最大の敵は年齢だろう。今名前の挙がっている対抗馬ではかなわない、寧ろ無名であってもオバマの時の様に若い魅力的な候補がワシントン政界以外から突然出て来た時厳しい戦いになるだろう。以下に私の印象による勝者と敗者をプロットしてみた。
勝者---------微妙---------敗者
      マコーネル           オバマ
    選挙制度(区割り)
中高年                   女性・若者
年収5万ドル以上               3万ドル以下
       白人             黒人・ヒスパニック
       保守             リベラル
     ブッシュ一族     茶会    オバマチルドレン
金融業界
     マリワナ          オバマケア
             外交・世界の警察官
ヒラリー  Jブッシュ   ランド・ポール
私が最も気になるのは、選挙結果によって米国が世界の警察官の役割をどう果たすのかだ。近年の中国やロシアは米国の出方を見計らって強く出たり、引っ込んだりしている。今日時点ではまだ全く予想がつかない。市場の動きを見ると予測が出来るかもしれない。金融規制が緩まると見たのか、とりあえず市場は好感しドル高が進行、原油価格は下がった。■

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