かぶれの世界(新)

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私的ディジタル化の後退

2021-07-06 15:44:40 | デジタル・インターネット
いつも便利に使っている三井住友銀行(SMBC)がシステムを変更し、日々利用している資産管理ソフト(Money)からログインが出来なくなった。「えー、勝手に変更したな」と最初思ったが、月曜日から変更すると通知するメールが10日前に来ていた。急ぎメールをチェックした。

2000年初めに早期退職した時に調査し、マイクロソフト社製のアプリ「Money」を選び退職金や相続した金融資産の管理と、東京と田舎生活の2拠点の家計を総括して管理すると決めた。Moneyは投資と家計を統合して管理できる個人用会計ソフトして、そして米国から帰任したばかりでドル資産の多い私には当時はベストだと思った。

日米を含め取引のある大手銀行や証券会社の口座とか株式市場にアクセスして、年金等の受け取り支払い実行し、外貨は為替に自動的に反映させて総合して残高が幾らあるか日々確認した。凄く便利なツールだった。だが、約10年後にマイクロソフト社はMoneyのサポートを止めた。

幸い誰か知らない有志がMoneyを無償化してサポートしてくれたお蔭で、今まで便利に利用してきた。その間に株式・為替市場や銀行のバンキングシステムとの接続性が徐々に劣化し、唯一残った銀行が主要取引銀行のSMBCだった。それでも手入力でMoneyを使い続けて来た。

そして今週からどのシステムとも接続出来なくなり、資産管理の効率性という観点では最早Moneyを使い続ける意味は無くなった。だが、Moneyには今まで使い続けて来た約20年間の投資や家計のデータが蓄積されている。役に立つかわからない、多分利用することもないとしても。

このところ、銀行に限らずシステムを変更して混乱を招いた例が続出している。困ってSMBCに電話を入れ説明を受け、今回の変更でマイクロソフトのアプリと繋がらないと知った。それならばとパソコンから直接システムにアクセスして接続を確認でき、日常生活に困らない確認はできた。

結論としては、私的には2000年初めの退職時に戻ったということだ。全ては手作業に戻った、私のディジタル化はここまで後退した。今ではもう大きな投資をすることもないし家を建て替えや不動産を処分することもない。Moneyは記帳した家計簿の価値しかなくなった。■

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