かぶれの世界(新)

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田舎暮らし雑感’15(2)

2015-05-06 21:58:01 | 日記
先月半ばに田舎に来て最初にやったのは、実家の周りと表の畑の除草だった。それから早くも3週間たった今日も又庭にクワを入れて草取りをした。3週間で気温が上昇し時折雨が降る、春から初夏の気候に変わった。雑草が伸びるのに最適な季節だ。3週間前はKさんにやりかけの草刈りと耕運を機械でやって貰った。だが、甘えてはいられない。雑草のことを考えるだけでうんざりするが、次からは自分でやるしかない。

数日後そのKさんから貸している田んぼで作ったお米を10kg頂いた。昨年30kgも頂いて食べきれず残り半分を地域の介護サービス会社に寄付したと言ったので、今年は10kgにして貰った。無農薬米と言うが私には美味しくなかった(勿論言ってない)。更に連休前に蕨(わらび)とタケノコ、シイタケを頂いた。全て奥さんが下処理してくれていてすぐ食べられるようになっていた。悲しいかな私は山菜の料理法を知らず、ネット情報で中途半端に料理し美味しくなく申し訳なくて義務的に食べた。今度彼に会った時は美味しかったと言わざるを得ない。

山菜料理は失敗したが、今回は家内の助言でふんだんに(普通の2倍程度)だし昆布を使い、定番の肉じゃが等の美味しい煮物を作れるようになった。依然として減塩を続けており料理の味が薄くて今一だったが、昆布の旨味に加えて最後にゆず入りのポン酢をたらすと味がしっかりした。

暖かくなったせいだと思うが毎朝測定する血圧が70~110台に下がったので、降圧剤の服用を半分に減らした。
昨年は隔日服用にしたが今年は掛かりつけ医の助言で、薬(アムロジピン5mg、アジルバ20mg)を半分に折って毎日服用することにした(薬が効く持続時間は24時間という前提)。その後、時々130台に跳ね上がる時もあるが、平均して120台をキープしている。

田舎に戻る前から有酸素運動に偏っていたトレーニングから、昨年後半に「インターバル・ウォーキング」と「アヒル歩き」を追加した。バドミントンに必要な瞬発力が低下したと感じ、最近老齢者も肉を食べ筋肉を付けた方が良い、みたいな最近のマスコミ報道に影響された。だが、私はこのトレーニングが可能な体ではなかった。

体の回復力が低下し却って動きが悪くなり、バドミントンの早い動きについていけなくなった。最早私の体にはこの程度のトレーニングすら耐えられなくなったのだと思う。がっかりするのは最近ハードな運動後の筋肉痛を感じず、筋肉が張っていているのも自覚出来ないこと、生理的にどうなのか不思議だ。これも年齢のせいか。

近くに移転してきたユニクロでセールの夏用の薄い生地のズボンと、丈が短いクロップドを2本買った。この数年子供のおさがりで十分と、自分でズボンを買った記憶がない。実家に置いてあるものは10年以上前に買ったものを含めジーンズが3本、他に作業用等2本だけ。ショートパンツは夏場の田舎生活に備え毎年1本は買っているので7,8本ある。セール品とはいえ、久しぶりの新品のズボンをはくと気持ちがいい。

母のたんこぶはだいぶん小さくなった。他に変わりはない。■
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体験的人種差別

2015-05-03 18:34:17 | ニュース
米国が人種差別で揺れている。この国では何がどうなろうと人種差別が間断なく繰り返される。国の在り方である自由平等の建前はイスラム原理主義みたいに徹底しているが、一方で多くの人達の間に理屈を超えた黒人差別の本音がある。建前が強い分だけ本音とのぶつかり合いも凄い、これが私の印象だ。人種差別はアジア系やヒスパニック系に対するものもある。私も経験した。だが、話題になるのはいつも黒人差別だけだ。

90年代半ばに私はシアトル郊外の富裕層が住むと言われるベルビュー市に住んだ。市内中心部にあるショッピングモール「ベルビュースクエア」に初めて買い物に行った時、アジア系の顔をしたショッパーは沢山見かけたがたった一人の黒人も見かけなかった。ワシントン州は歴史的にも黒人が少ないとしても異常だった。

ベルビュー市は住宅価格が高く、黒人の収入では住めないからだという。元々ワシントン州の黒人人口は少ないが、それでもシアトル市やその南にある町では少しは黒人を見かけた。ただ一人の黒人も見かけないベルビュー市は異常といえば異常だったが、その時は私が初めて住む米国の町なのでそんなものだと思った。

それから、シアトルの南にあるフェデラルウェイ市に引っ越し、地元高校の体育館でバドミントンクラブに加入、西シアトルで開催された大会に参加する機会があった。試合が終わりジム内のシャワーを浴びた。シャワールームは大部屋に数本のポールがあり、そのポールの上部にシャワーヘッドが数個取り付けてあり、その周りにみんなが集まっててんでにシャワーを浴びていた。

私は誰もいないところを見つけてシャワーを浴び始めたが、間もなくバカでかい黒人が真横に来て何も言わずシャワーを浴び始めた。私はその大きな黒い塊に物凄い圧力を感じ、素っ裸でビジネスの間合いを越えた距離感に身の危険すら感じた。正直言うと逃げ出したくなる恐怖だった。これはもう生理的にダメだった。

一連の報道を見て警察の過剰な取り締まりには黒人に対する恐怖が底流にあるかもと私は思った。勿論、双方に不信感を生み続けてきた長い歴史があるはずだが、奴隷として連れてこられた黒人との関係は私の生半可な知識以上の特別なものがあると思う。大陸横断鉄道建設で多くの中国人労働者が受けた扱いも酷かったが、彼等は強制された訳ではなかった。やはり、黒人の怒りに対する生理的な恐怖があるように私は思う。

警官が過剰な取り締まりをして黒人が死亡する事件が続き、黒人と警察の対立が激化しボルティモア市で暴動が起こったと報じられた。史上初めてメジャーの無観客試合が行われたという。暴動を起こした黒人達の度を越した乱暴狼藉が、結果的に警官側の恐怖を呼び過剰な取り締まりを誘発する悪循環を私は懸念する。地方政府の問題警官の処分や司法では解決するように思えない。■
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モーニングジャズ

2015-05-01 22:35:47 | 音楽
正しくは「朝の車中のジャズ」だ。毎月曜の朝に行く母の見舞いを連休の間だけ金曜の今日に変えた。朝の連ドラが終り暫く時間を見計らって車に乗った。いつも時計代わりに聞くラジオの番組が多少違うだろうと思い、気分転換を兼ねて義弟がくれたマイルス・デービスのCD(Kind of Blue)を聞くことにした。

と言うのは昨年彼の車で愛媛県の南端にある愛南町に名物の「びやびやかつお」を食べに行った時、車中で聞いたマイルス・デービスのトランペットが朝の気分にピッタリで凄くいい気分になったからだ。部屋で聞くよりピッタリはまった。だが、私の車で聞いた今朝のマイルス・デービスは全く駄目だった。

車の雑音が酷くて部屋のステレオセットで聞くトランペットの微妙な音色が吹き飛んだ。旋律だけしか聞こえてこない。若い頃から分不相応に車好きの義弟は、今も大きなベンツ(Cクラスというらしい)に乗っている。彼に言わせると乗り心地もさることながら車の中で良い音楽が聴けると自慢していたのを思い出した。

半年前の音の記憶と比べ余りの音質の違いにがっかりしたと同時に、ラジオから流れて来るJポップや演歌が結構いつもテレビで流れる音と同じように聞こえるのに気が付いた。成程そういう音の作り方をしているのかと勝手に想像して感心した(本当はどうか知らない)。余りお金をかけなくても同じ音が聞けるような作り方と言うのも凄いなと感心した。それはそれでビジネスとしてはありだと。

付け加えると去年彼のベンツの車中で聞いたマイルス・デービスは美味しいコーヒーが飲みたい気分になった。今日はそんな気分にはならなかった。そうなる前にCDからラジオに切り替え、「朝の小話」番組を見つけて馬鹿笑いしながら母のいる介護施設に向かった。■
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