かぶれの世界(新)

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季節の変わり目に高齢者が振り回される

2019-06-22 16:19:06 | 日記
昨日バドミントン練習に参加した時、Rちゃんが声をかけて来た。目の周りが腫れていかにも疲労が溜っている感じがすると心配してくれた、普段からはっきりものを言う彼女にしては珍しく優しい言葉だった。やっぱりそんな風に見えるか、私には心当たりがあった。

前日は気持ち悪いくらい生暖かく、1日中身体がだるくて何にもやる気が起こらなかった。予定していた組内の行事がなし崩し的に中止になり、気が抜けた様に何もやることがなくなった。口が寂しくなるとコーヒーを飲み甘いもの食べ、大して面白くもないテレビを見てダラダラと過した。

そんな風にして1日を過ごし夕方いつもの散歩に出かけた。少し歩いただけで薄っすら汗がにじみ出て来た。すれ違った人達は悉く「今日は湿度が高く嫌な天気」と挨拶代わりの言葉話交わした。身体がだるいのは歳を取ったせいかと思っていたが皆そう感じているようだった。

その夜はもっと酷かった。夜になって凄い勢いで雨が降った。豪雨は短時間でやんだが、雨後の高湿度を避け窓を閉め切って寝た。気温は平年並みだったが寝苦しく、おまけに頻尿で何度もトイレに立ち殆ど眠れなかった。そのため腫れぼったい顔になりRちゃんが心配してくれた訳だ。

そう言われると反発心が湧くのが私だ。2時間の練習は必至で動き回わった。いつもより頑張ったせいか大汗をかき、練習が終わった時に目の周りの腫れが取れてスッキリしたと彼女が言ってくれた。体育館を出るとたった2時間で大気は乾燥して爽やかな天気に変わっていた。

夕方、前日とは違って美しい夕日の川沿いの道を散歩した。実家のある谷間の前に戻ってくると涼しい風が吹いて来た。むしろ寒かった。知り合いの農夫が「雨が降る前はひどい湿気が来たが、一雨降った後はさっぱりしたね。」と的確に描写した。だが高齢者には厳しい天気だった。■
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伊予の早曲がりに染まる

2019-06-20 21:25:20 | ニュース
「伊予の早曲がり」のタイトルで10年前に記事を投稿した。その頃に実家で一人暮らしの母の病院通いの為に中古車を買い、四国愛媛県でよく運転するようになった。その時ラジオで知ったのが伊予の早曲がりで、信号が切り替わった時、対向車が発進する直前に右折する運転マナーのことだった。

最近高齢者が運転する自動車事故が多発し、悪い運転例として「伊予の早曲がり」がテレビで紹介された。私は正に伊予に住む高齢者ドライバーで、実際に何度か「伊予の早曲がり」を目にした。私はハンドルを握ると人が変わるタイプと自認するが、「伊予の早曲がり」は一度もやってない。

正直言うと10年以上こちらで運転して、私も違う形で「伊予の早曲がり」に染まったなーと思う。何故か。原因の一つが、こちらのドライバーは信号が赤に変わっても直ぐに止まらない。対向車線の直進車が次々と向かって来るので、中々右折出来ないのだ。

右折可の緑の矢印の表示が消える頃にやっと右折できる。更に悪いことに、信号待ちの車が何台も続き右折可信号に変わった時、前方の車の出足が悪く中々前に進まないのだ。以上の組合せが「伊予の早曲がり」になった理由ではないかと私は推測する。

赤になっても対向車が来るので右折できない、且つ前の車は出足が遅い。これでは中々右折できない。私は信号切り替わりの瞬間に「伊予の早曲がり」するのは怖いのでやらない。だが、信号が赤になった直後だったらそのまま突っ走ってしまう。

何のことはない、偉そうに言いながら私も「伊予の早曲がり」の原因を作っている。こちらで加速が悪いと感じるのは軽自動車が多く、農業用の軽が多いのが一因だと思う。私のは中古の小型車だが太いタイヤで加速が良い方なので、気が短い私には遅く感じるのかも知れない。■
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恩知らず日本人

2019-06-19 16:52:43 | ニュース
大阪府吹田市の交番前で刺されて意識不明の重体だった警察官が手術を受け快方にに向かっていると報じられ、救われた気持ちになった。吹田市千里山交番前で襲われ古瀬巡査の左胸の刺し傷は肺を貫通し心臓に達する、意識不明の重体だったという。

今回は被害に遭った巡査の容態を案じる声があちこちから起こり報じられた珍しいケースだった。というのは従来、警察官や自衛隊員が任務を果たしている時に事故が起こった時、彼等を非難する声ばかり聞こえて来たからだ。私の感覚から言うと、それは非人間的で恩知らず行為だった。

彼等が体を張って国民の為の任務を果たしているのに、近隣住民の不安の声のみを伝えるマスコミの報道姿勢が不公平を越えて不愉快に聞こえていた。例えば自衛隊の戦闘機が墜落した時に住民の不安の声があるのは理解できるが、同時に飛行士の安否を心配する声が無いのは非人間的だ。

事件や災害が起こった時は警察官や自衛隊員に当たり前に支援を期待する。彼等は危険な仕事も体を張って対応する。だが、時に必ずしも全て上手く行くとは限らない。時には彼等が犠牲になることもある。それが仕事だから文句も言わない。飛行士の安否を案じる声など聴いたことが無い。

だが、我々国民は彼等の仕事に感謝し、不幸にも事故に遭った時は民間人と同じように彼等に対しても同情する声が湧きあがり全国に報じられるべきだ。日本人はそんな恩知らずなのか、或いはそういう声はマスコミが意図的に報じないのか。その意味で、今回重傷を負った警察官を案じる各方面の声が何度も報じられて救われた気がした。■
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不必要は堕落の母?

2019-06-16 20:29:59 | 日記
去年に続き頭痛の種だった実家の田畑の手入れの必要がなくなった。それまでは5月頃から勢い良く伸びる雑草の手入れをしないと、必ずご近所からクレームがつく緊張感があった。一昨年秋クレームの対象となる山林田畑を売却し、最大の頭痛の種がなくなった。

昨年は売却した不動産がどうなるか気になって時折チェックしていたが、今年は最早他人の物と全く気にならなくなった。もちろん他にも田舎での生活の為にやらないといけないことはあるが、やらなくても他人に迷惑をかけクレームを受けるようなことではない。

嫌な農作業がなくなり気にが楽になったというか、気が抜けたみたいになった。するとこの頃は農業だけでなく何に対してもやる気が失せ、緊張感が抜けてつまらなくなって来たのだ。気が抜けると体に力が入らない。今まで楽しみにしていたことまでそうなる。

必要は発明の母をもじって「不必要は堕落の母」だと思う。今回4月に田舎に行く前に家内がいみじくも言った。私の老化が進み体力が続かなくなったのを見て、「お父さんも田舎に行けるのも、後何年も続かないでしょう。」

その時はそういう時がいつか来るだろうと漠然と思っていた。だが、明日72歳を迎えるにあたって妙に実感として迫ってきた。そして絶対に何とかしなきゃいけないと精神的な圧力を受けるのも悪くはないと思った。頭痛の種を解決したらしたで、新しい頭痛の種を求めるなんておかしい。耄碌したのだろうか。■
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日本人は自助努力しなくて良いのか

2019-06-15 17:39:23 | ニュース
2020年度予算案編成の為の意見書(建議)から「自助努力」の言葉が抜け落ちると報じられた。金融庁の金融審議会がまとめた報告書にあった「老後資産に2000万円が必要」が、人生100年時代に対応する安心年金は嘘だったと野党から攻撃され政治問題になっている為だ。

野党やマスコミの報告書の一部だけを取り上げて問題にする報道が続いた。国会などでは自助努力を促すことが公的年金制度の失敗を意味するかのような意見だった。だが時間の経過とともに公的年金と共に自助努力を促す狙いだと冷静な議論が出て来てホッとした。この議論は危険すぎる。

「又か」と最初思った。日本人に自助努力をするなと言うのは、日本人を止めろということだ。極端に言うとEUの二流国(失礼!)イタリアとかギリシャみたいになれ、国の借金なんか気にするな、と言うように聞こえた。日本は何時までも誇り高き国であって欲しい。

他人の世話にならないように頑張って、それでも力不足だったり不運にも助けが必要な人達の為に公的支援が差し伸べられる。これが世界で初めて人生100年時代を迎える日本の守るべき線だと信じる。後に続く世界の国々に示すお手本だと思う。背中で苦笑される反面教師になってはいけない。

年金だけではない、全てに通じる考えだ。ご近所とのお付き合いから国内政治に始まり、国際関係まで同じだ。ギリギリの例だが、同盟を結んでいるとはいえ、米国は自国の兵士の血を流してまで自国を守る気のない日本を助けることはない、という論理と変わらないと私は思う。

蛇足だが、この手の議論は民主党政権時代の事業仕分けを思い出させる。田舎に住むとその為に当地の山林事業が回復不可能なまでに傷ついている。林道が無くなり、伐採が進まず山が荒れ、木材事業の後継者がいなくなった。短い政権だったが後々禍根を残すことになった。なんか同じようだ。■
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