回遊式大名庭園「玄宮園」は彦根藩主の庭園、12月初めまで夜間ライトアップしているとのことで、これは素晴らしい景色だろう
井伊家といえば幕末の「安政の大獄」の責任者、大老「井伊直弼」が有名、これによって獄死した長州の吉田松陰の塾生らによって明治維新がなされたのであるから、明治政府から見ればにっくき敵ということになるが、その維新の時には早々と新政府軍の先方に立って徳川軍を攻撃した、15代将軍徳川慶喜が直弼を討った水戸出身という恨みもあったのだろうか?
それにしても彦根藩井伊家といえば、徳川家康の四天王のひとり井伊直政が開祖である、しかし戦国時代が終わったことで、四天王のように戦場で大活躍した勇将猛将の時代は終わり、政治に長けた人物が将軍の近くに集まり、戦働きの功労者は家康の死去と共に遠方に追いやられたのだろう。
それはそれとして、この庭園は見事である、11月~12月にかけての紅葉も素晴らしい、日本庭園のわびさびを見ることができる。