こんにちは石井伸之です。本日も昨日に引き続いて、東京電力からのお誘いで原子力発電施設の見学として、東海村にある日本原子力研究開発機構、核燃料サイクル工学研究所へ向かいました。
福島第二原発と同様に、施設内の撮影は警備体制の漏洩等の観点から完全に禁止され、建物の見学に入る時にも、身分証明書の提示から金属探知機の通過して、作業服を着用してようやく建物内部に入ります。
このサイクル施設がどのようなことをしているかというと、原発で使用する燃料棒を作っており、燃料棒にも様々なタイプがありますが、長さ2m程度で直径1cm弱の金属の筒に、ペレットと呼ばれるウランとプルトニュウムの混合物でそれを1400度の高温を焼き固めたものをカートリッジのように詰め込み、充填してからは両サイドを溶接密封します。この金属の筒を100本程度にまとめたものが1束の燃料棒として原発に配られます。
ウランの中には燃焼するウラン235と燃焼しないウラン238があります。しかし、自然界には一つのウラン鉱石にウラン235は0.7%しか入っていないので、これを3%まで濃縮すると、燃焼するようになり、そうしてから燃料棒に詰め込まれます。そうして、燃焼しているうちに、ウラン238も燃焼中に発生する中性子の働きによって、プルトニュウムという原爆の燃料が発生しますので、それを再処理することによって、再び燃料として活用する事ができます。
このように、プルトニュウムを再処理することによって、ほぼ永遠に燃料として活用する事ができます。後は、安全性についても細心の注意を払っており、何十ものチェックをしておりますので、以前のような事故は起こらないようにしております。
石油等の資源はいずれ枯渇しますので、それに変わるエネルギー政策を進めていかなくてはなりません。今後ともクリーンなエネルギーを作り出せるように、東京電力には努力していただきたいところです。
福島第二原発と同様に、施設内の撮影は警備体制の漏洩等の観点から完全に禁止され、建物の見学に入る時にも、身分証明書の提示から金属探知機の通過して、作業服を着用してようやく建物内部に入ります。
このサイクル施設がどのようなことをしているかというと、原発で使用する燃料棒を作っており、燃料棒にも様々なタイプがありますが、長さ2m程度で直径1cm弱の金属の筒に、ペレットと呼ばれるウランとプルトニュウムの混合物でそれを1400度の高温を焼き固めたものをカートリッジのように詰め込み、充填してからは両サイドを溶接密封します。この金属の筒を100本程度にまとめたものが1束の燃料棒として原発に配られます。
ウランの中には燃焼するウラン235と燃焼しないウラン238があります。しかし、自然界には一つのウラン鉱石にウラン235は0.7%しか入っていないので、これを3%まで濃縮すると、燃焼するようになり、そうしてから燃料棒に詰め込まれます。そうして、燃焼しているうちに、ウラン238も燃焼中に発生する中性子の働きによって、プルトニュウムという原爆の燃料が発生しますので、それを再処理することによって、再び燃料として活用する事ができます。
このように、プルトニュウムを再処理することによって、ほぼ永遠に燃料として活用する事ができます。後は、安全性についても細心の注意を払っており、何十ものチェックをしておりますので、以前のような事故は起こらないようにしております。
石油等の資源はいずれ枯渇しますので、それに変わるエネルギー政策を進めていかなくてはなりません。今後ともクリーンなエネルギーを作り出せるように、東京電力には努力していただきたいところです。