石井伸之の国立市議会議員日記 自由民主党会派所属

東京都国立市の若手?市議会議員(6期目)による日記です。国立市議会議員として国立市政の最新情報を伝えて行きます。

8月2日本日は松本洋平衆議院議員と戸別訪問を行いました

2006年08月02日 | Weblog
 こんにちは石井伸之です。本日は、とある市民の方が松本洋平衆議院議員とお話しをしたいということでその場を作り、有意義な話ができました。それから、夕方になって自由民主党国立総支部青年部役員の会合があり、そちらに出席致しました。

 話は変わりますが、昨日の読売新聞多摩版に国立駅舎に関する興味深い記事が掲載されておりました。記事によると、駅舎保存について市長と議会が対立し、来年4月の市長選挙、市議会議員選挙の時にお互いが責任を擦り付け、さらに最終的にはJRがなんとかしてもらえるだろうということが書いてありました。

 この記事に関して、私は外部から見ればこのように見られても仕方が無いように思います。やはり、本来であれば市長が先頭に立って、議会の同意を得られる保存案を議会に提出するのが筋であると思うのですが、その前に国立駅周辺まちづくり特別委員会が機能しない状態になったまま放置されてしまったという議会側の問題もあります。

 現在は建設環境委員会の中で、協議会が開かれるようになっておりますので、そちらの動きについて見守りたいところですが、財政的な負担の多大な曳き家方式を3度否決されてからは、市長の動きがどうしても積極性に欠けている様に感じてしまうのが気になるところです。確かに一時は特別委員会の中でも曳き家という方向性に動いていたこともありましたので、その手法を取り上げる考え方は分かりますが、すでに曳き家工法が議会で3度否決されている以上、他の保存方法を模索すべではないでしょうか?

 一つはっきりとさせておきたいことは、老朽化した駅舎を現状のまま文化財として残すことは不可能であると考えられます。建築基準法を遵守すると、例えば、主要構造物である柱や梁は鉄骨むき出しとはいかず、火災から守る意味で不燃材料(ケイカル板やモルタル、耐火被覆材)で周囲を包んだり、耐震性能を向上させるために筋交い(ブレースのことです)を入れたり、開口部を耐震壁としたり、腐食した木造の柱を交換したり補強する必要があります。最悪の場合は建物の土台である基礎自体が耐震性を保有していない場合は、建物をジャッキアップしたままの非常に手間のかかる基礎工事が必要です。このように、現在の国立駅舎を現状そのままで保存ができず、末永く保存する為に、大幅な内外装の改修工事が必要であるということは、現在の赴きをそっくりそのまま残して文化財に指定することは難しいと思います。

 存置方式でも同じことですが、しかし強引に文化財として残したところで、国立駅舎を国立市が管理することになったときに、地震や火災でその時、そこにいた市民の方々へ被害を及ぼす事があってはならないことです。是非とも、こういった面を踏まえて、国立駅舎の保存方法については文化財と言う枠組みに捉われず、最善の保存手法をしっかりと検討したいところです。

 そこで、今後の動きですが2回目の市長及び市議会とJR・東京都の懇談会が8月10日午前10時半より国立市役所で行われます。市民の皆様の傍聴はできませんが、実りのある交渉ができるようにしたいものです。
 
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