おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。
私は常々「すべての結婚は、国際結婚だと思え」と言っています。
同じ日本人で、同じような顔をし、同じ言語を話しているため「お互いが通じ合っている」と誤解しがちですが、実は通じ合ってはいなくて、通じ合っているつもりでしかないことがふんだんにあります。
夫婦であっても、それぞれが「その地域、その家庭特有の価値観に基づく思い込みと、それに基づく行動パターン」である文化を身につけているため、生活しているうちに「異国の人ではないか」と思われることにしばしば遭遇するのです。
だからこそ、自分のパートナーが「異国の人」という前提から出発すれば、お互い「相手を理解しよう」「自分のことも理解してもらおう」と、精一杯の努力を重ねるのではないでしょうか。
つい最近、このようなことを再認識させてくれる本を読みました。
河合隼雄先生の『対話する生と死―ユング心理学の視点』(だいわ文庫、705円+税)という本です。
◎この続きは明日のお楽しみ。
<お目休めコーナー> ヒューマン・ギルドのビルの1階にある花③