おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。
『指導者たちのユーモア』(村松増美著、サイマル出版会)には、日本や欧米の政治家だけだなく、旧ソ連の政治家が登場します。
その中で2回に分けて2人にご登場いただくとして、その第1回目は、フルシチョフ編。
冬将軍が近いというのに職も食もない男が、いっそ軽犯罪でも犯して数カ月を留置場で過ごそうと思いつきました。
赤い広場の真ん中へ行き、「フルシチョフは大馬鹿だ!」と3回連呼したところ、たちまち捕まり、即席裁判で判決はシベリア送り、終身刑に。
「そんな無茶な。国家元首侮辱罪は禁固6カ月のはずじゃあ―」と抗議したところ、裁判長いわく、
「罪名が違うぞ。おまえのは、国家重要機密漏洩罪じゃ」
ロシアでは、政治家の小咄が「アネクドート」と呼ばれているそうな。
<お目休めコーナー> 冬景色④―我が家の庭から