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アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(6月22日)は、島根県安来市の 清水寺 境内にある 紅葉館 で朝を待ちわびたように目覚め、6:15から清水寺 を回り、早くから 同じ安来市内にある足立美術館 を訪れ、16:55米子鬼太郎空港発の飛行機で東京に帰ってきました。

安来市の2大観光スポットにうっとりしました。

☆瑞光山清水寺の縁起☆には、まずこんなことが書いてあります。

清水寺は1420年余前、用明天皇2年(西暦587年)山城国の住人、尊隆上人によって開かれたお寺

聖徳太子と推古天皇が飛鳥時代の推古15年(西暦607年)、聖徳太子の父である用明天皇の願いであった寺院建立と薬師像の安置をかなえるために創建された法隆寺よりも20年も早いことになります。

このことについて、 紅葉館 の主人(85歳)は、推測を伝えてくれました。

仏教は、西暦の538年か552年に百済から伝えられたと言われているが、この山陰地方には、中国からそれ以前に仏教が伝えられていたのではないか。

これだけでも歴史のミステリーです。

さらに、☆瑞光山清水寺の縁起☆では、

開創当寺の宗派は不明であるが、承和14年11月比叡山の慈覚大師円仁、唐留学の帰路当山に立ち寄られ、秘密大潅頂光明真言(今日の諷誦法要)の秘法と精進料理(現在の清水精進料理、清水羊羹の元)を伝習される。
これを機に天台宗となり比叡山延暦寺を本山とする。
以後天台密教を修法する祈祷寺として今日に至る。

として、やがて天台宗のお寺になったことが書かれていますが、天台宗の総本山の比叡山延暦寺は、延暦7年(788年)に最澄が薬師如来を本尊とする一乗止観院という草庵を建てたのが始まりで、開創時の年号をとった延暦寺という寺号が許されるのは、最澄没後の弘仁14年(823年)のことであったことで知られています。

ということは、安来市の 清水寺 は、比叡山延暦寺よりも200年も前に建てられたお寺ということになります。

「法隆寺よりも20年前に、延暦寺よりも200年前に建てられた安来の清水寺」

これだけで、安来市の 清水寺 をアピールするコピーとして使えませんか。

しかし、場所が山陰地方の山の中であること、交通アクセスにハンディがあることで惜しいことになってしまっているようです。

人気(ひとけ)のなかった境内の写真を入れておきますね。

私は、最初に清水稲荷社にお参りし、商売繁盛の感謝をしました。

続いて、根本堂に。

私は実は、滝行、座禅、観音霊場巡りなど(気功法も)をやって来ている人間なので、少しばかりある種の感性があります。

十一面観音を祀るこの根本堂のビビッとくるエネルギーは、半端なものではありませんでした。


(内部の写真禁止のため根本堂の中から)

続いて、石段を登って三重塔へ。

 

檀家が寄進して、安政6年(西暦1859年)に住職2代、大工3代が心血を注いで33年の歳月をかけて建立した塔だそうです。

それだけでも、新たな物語としてアピールできませんか?

静かな静かな境内、それだけに、朝のタイミングで 清水寺 をお詣りできて本当によかった。

この時期に、私だけのために待ってくれていたような 清水寺 と私の出合いでした。

今度は、にぎやかな日中に行ってみたい。

「法隆寺よりも20年前に、延暦寺よりも200年前に建てられた安来の清水寺」

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