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アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。
アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

6月に入りました。
夏ですね。

さて、昨日のブログでビジネスをする上で【尊厳】に関わる研修会社の幹部の電話での発言で、私には冷たい怒りが渦巻いていたこと、そのことに関連して「リスペクト(尊敬)」「信頼」「共感」「協力」に支えられてこそビジネスの【尊厳】が成り立つことを書きました。

ブログを書き終えてから再考しました。

その時ふと、渋沢栄一の【論語】と【算盤】が頭に浮かんだのです。
そこでの問いは次のようなものでした。

・「リスペクト(尊敬)」「信頼」「共感」「協力」に支えられてこそビジネスの【尊厳】が成り立つとしても、これは一方的にヒューマン・ギルドの私の側のプライド/メンツに基づく【尊厳】ではないか?

・取引先のMさんの、さらにはその先にある研修対象企業のプライド/メンツはどうなのか?

ヒューマン・ギルドの創立期から一種の友人関係にもあるMさんと私は長年の信頼関係で結ばれています。
Mさんがどうあれ「アイツが悪い!」では済まない問題です。

私はMさんにLINEでメッセージを送りました。

「昨日はご意向に沿わない対応で失礼しました。あれから冷静に考えたのですが、私自身が(・・・・・略)で対応すれば、問題は一気に解決するのではないでしょうか? 私はMさんとの長年の信頼関係を何よりも大切にしたいです」

Mさんからは「岩井先生ご自身が対応してくださるなら助かります。ご迷惑をおかけしました」と返事がきました。

プライド/メンツに基づく【尊厳】を振りかざすと【大義】に入り「我らこそ正しい」と非建設的、時に破壊的な結果を招きます。
その思考法が争いの種になることは枚挙にいとまがないほどです。

【論語】的に「何が正しいか?」を考えるのもいいのですが、【算盤】勘定を入れながら「どうすればうまくいくか?」を併せ考えることが、とりわけビジネスに必要なことを自ら学んだ出来事でした。

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