おはようございます。
アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
1.1か月前ほどの5月19日の 日本経済新聞 の「なやみのとびら」で「人の目が気になる」という相談に対して山田ルイ53世さんが見事な回答をしていたのが印象に残っていました。
https://www.nikkei.com/article/
DGXZQOUD09C6B0Z00C22A5000000/
Q:人に見られるのが苦手です。誰も自分のことなんか気にしていないと分かってはいるのですが、人前だと緊張してしまいます。(東京都・20代女性)
◇ ◇ ◇
これに対して山田ルイ53世さんは、概要次のように回答していました。
◇ ◇ ◇
「中2の夏から不登校、そのまま20歳手前まで(6年間)引きこもっていた」過去を抜きには語れません。
今では大勢のお客様を前に漫才をしている47歳になった現在も、相手と目を合わせるのがしんどい。
愛想が悪いと色々差し支えるので、ニコニコ振る舞ってはいますが、笑っているふりをして瞼(まぶた)を閉じている。
克服とは程遠いのです。
(相談者が)「私のことなんか誰も気にしていない」というのも、仰る通り。
ただ1人だけ、いつも相談者に目がくぎ付けの人物がいる。……それは、相談者です。
結局のところ、一番己を凝視しているのは、己自身。
避けるべきは「人目」ではなく「我が目」かもしれません。
不格好でも情けなくとも、それでよいと自分をあきらめてあげる。
貴方(あなた)を見逃してやれるのは、貴方だけなのです。
「え、今でも克服とは程遠い?」と思うと共に、読者が書いていた「私のことなんか誰も気にしていない」に絶妙に回答しています。
「ただ1人だけ、いつも相談者(あなた)に目がくぎ付けの人物がいる。……それは、相談者(あなた)です」は鋭い!
確かに他者意識が強い人が「自意識過剰」だったりする。
お見事!
ところで、このところを アドラー心理学ベーシック・コース では「よい人間関係」のところで次のように伝えています。
「人は、あなたが気にしているほどあなたに関心がない。自分のことで精一杯」
「人の目が気になる」当事者の山田ルイ53世さんだけに迫力のある回答でした。
それと共に【人の目が気になる】ことは、場合によっては生涯抱き続けなければならない課題かもしれないけれど、山田ルイ53世さんの考えを採り入れながらそんな自分を受け入れて生きることも大事な知恵であることを学びました。
2.昨日21:00から配信のYouTubeアドラー心理学専門チャンネル/ヒューマン・ギルドは「失敗はチャレンジの証」のタイトルでご提供。
https://youtu.be/BFjczzrghn4
こんなに欲張った内容です。
・あるあるこんな失敗、あんな失敗
・あなたの失敗は(ロバート・H・シュラー)
・失敗の受け止め方
・失敗の肯定的な意味
・CHALLENGEしないでCHANCEを逃すの?
・失敗しやすいと思っている人のために
・失敗/成功に対する恐怖心
・失敗を失敗or成功に導く思考法
・「私は失敗しやすい」の自己概念の人のケース
・失敗しやすいと思っている人への勇気づけ
・「失敗恐怖」を成功に替える!
(クリックして勇気づけを)
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