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アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

遅い時間の更新です。
今日は、2つの話題のご提供です。

1.話を【繰り返し】【明確化】して聴くことについて
2.『超訳 アドラーの言葉』、いまだに健闘中

1.話を【繰り返し】【明確化】して聴くことについて

昨日の午前中は、カウンセリング道場の混合コースを行っていました。
カウンセリングを学ぶ人たちの中で、超ベテランと比較的初心者が混じるコースです。



ここで話題になったことは、アドラー心理学のカウンセリングにおいて【繰り返し】【明確化】して聴くことがどういう位置づけになるか、ということでした。

【繰り返し】【明確化】は、人の話の確認のために「あなたが今言われたことは、こういうことですね?」と、「言っていること」を繰り返すこと(【繰り返し】)と、「あなたが言われた背後にはこんな思いが潜んでいたり、こんな意味が存在しているのですね?」と、「言おうとしていること」について、カウンセラー側が「言外の意」を返すこと(【明確化】)です。

私は、カウンセリングを学ぶ過程で話を【繰り返し】【明確化】して聴くことの訓練の重要性は認めます。
ほとんど、人によっては全く、人の話を聴いていない人が存在するからです。

しかし、実際のカウンセリングにおいて【繰り返し】【明確化】を乱発すると、東京都知事選に立候補して話題になったS I 氏のようなタイプのような人は、「そこのところは、今言ったじゃないですか」とか、「そんなことは、自分でもわかっています」と確実にぶち切れられます。

さらには、高頻度で【繰り返し】【明確化】を乱発すると、話の流れが逆流し、なかなか次の展開に進みません。

【繰り返し】【明確化】は、話のキモ ー 特にエピソード ー の部分で、クライアントが語ったことを、思考・感情面で深め、ライフスタイルがどう機能し、行動にどうつながっているかを知るためにこそ必要な営みです。
いちいちやるものではない、とまとめておきます。

2.『超訳 アドラーの言葉』、いまだに健闘中

8月4日(日)のアドラー心理学ゼミナールに登壇される杉本優美子さん杉本優美子さん(株式会社スコラ・コンサルト プロセスデザイナー)が地元のイオンの書店で私の『超訳 アドラーの言葉』のPOP陳列の写真を送ってくださいました。

◆杉本さんご担当の第202回の8月4日(日)の概要は、次のとおりです。

タイトル:「組織開発・組織風土改革の観点からアドラー心理学を考える」
講師:杉本優美子さん株式会社スコラ・コンサルト プロセスデザイナー)
内容確認と申し込み
 会場参加:https://www.hgld.co.jp/plecture/view/1177
 オンライン参加:https://www.hgld.co.jp/plecture/view/1178


『超訳 アドラーの言葉』は、一時ほどの勢いはありませんが、Amazonランキングでも高位置にいます。

Amazon 売れ筋ランキング: - 1,187位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- 1位メンタルヘルス・マネジメント検定
- 1位古代・中世・ルネサンスの思想
- 1位臨床心理士の資格・検定
カスタマーレビュー: 4.2 (5つ星のうち4.2)、145個の評価

確実にロングセラー路線を走り続けています。

なお、ディスカヴァー・トゥエンティワンからの『みんな違う。 それでも、チームで仕事を進めるために大切なこと』(2022年8月発刊)が間もなく重版(第3刷)の気配が濃厚です。

杉本優美子さんの所属されている株式会社スコラ・コンサルトのファウンダーの柴田 昌治氏著の『なぜ、それでも会社は変われないのか ー危機を突破する最強の「経営チーム」』(日本経済新聞出版)と併せ読み、アドラー心理学ゼミナールへのご参加をお勧めします。

 

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